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2020年01月14日 (火)


【ライヴレポート】<Royz WINTER ONEMAN TOUR「I AM WHAT I AM」FINAL>2020年1月12日(日)Zepp DiverCity Tokyo◆「俺たちは俺たちをあきらめない。お前らもお前らをあきらめるな」──。

REPORT - 11:08:14

昨年11月に発売したシングル「I AM WHAT I AM」を手に、昨年末まで行なわれた全国ワンマンツアー「Royz WINTER ONEMAN TOUR「I AM WHAT I AM」」。

そのファイナル公演が、年を跨いだ1月12日(日)にZepp DiverCityで行なわれた。

この日の公演の模様をお届けする前に、当日発表になった情報をお伝えしよう。

 

Royzは、3月18日(水)に通算19枚目となるシングル「DAYDREAM」を4-TYPE発売する。

「DAYDREAM」は公大いわく「哀愁漂う春の香りのする楽曲」。

同作品を手に彼らは、新たな全国ワンマンツアー「Royz SPRING ONEMAN TOUR「DAYDREAM」」をリリース後すぐにスタートさせる。

次のツアー・ファイナルの地は、5月9日(土)マイナビBLITZ赤坂に決定。

同ツアー中、3月31日の高松DIME公演時にワンマン通算500回目を迎えることから、この日に「500回記念公演」も行なわれる。

四国のファンたちはもちろん、駆けつけられる方々は足を運び、Royzのメンバーたちと記念公演を楽しんでいただきたい。

 

既発の情報となるが、2月14日にマイナビBLITZ赤坂を舞台に、毎年恒例となったヴォーカル昴の生誕祭「スバフェス2020」が開催になる。

同じく、5月の恒例行事となったドラムの智也の生誕祭が新たに決定。

誕生日当日となる5月11日(月)、新宿BLAZEを舞台に「Royz ONEMAN LIVE「智也生誕祭 〜ワンマン511回目ファイナル直後のパーリナイ!!〜」」と題して行なわれる。

ちょうどワンマン511本目という本数も愛でたいこと。

ワンマン公演のファイナルを迎えた2日後とはいえ、ツアーとは異なるライブを智也がプロデュースしてくれるとのこと、そこはファンも楽しみにしていて欲しい。

 

さらに、RoyzのFC「WINGS」限定のワンマン公演になるが、メンバーらが日本地図へダーツを投げて決めた公演地として今回、宮崎・埼玉・金沢・札幌の4ヶ所でRoyz WINGS限定ONEMAN TOUR 「FC限定!Royzと行くダーツの旅!!」を行なうことも発表。

ここからは、1月12日(日)・Zepp DiverCity公演の模様をダイジェストでお届けしよう。

 

 

 身体をつんざく爆音がフロア中へ響きだす。

昴の「いくぜ!!」の声を合図に飛びだしたのが「Daybreaker」だ。

Royzは冒頭から轟音の洗礼を浴びせ、観客たちを煽りだす。

絶望と希望が交錯する心模様を歌う昴の歌声が、胸をチクチク刺激する。

「これが俺たちの生きる証だ」と叫ぶように飛びだした「ANTHEM」。

立て続けに体感的な楽曲を突きつけるRoyzのステージングへ触発され、フロア中の人たちが爆音に乗せ高く飛び跳ね、手の花を咲かせていた。

 

「崩れ落ちそうな光集めて 目醒めていくこの想いは」と歌う昴の歌声を合図に炸裂。

エレクトロ+ラウドロックな「α」をRoyzはフロアへ叩きつける。

攻めに徹する演奏陣、騒ぎ続ける観客たちの感情をさらに興奮の宴へ先導する昴。

「ヤベェ1日にしようか!!」

昴の言葉を実践するようにRoyzは「OVER DOSE」を投げ、フロアを熱の浮かされた場へ染め上げた。

その様は、互いに牙を剥き出し感情をぶつけあい戦う闘技場の獣たちのようにも見えていた。

「やっちまえ!!」、

SIGN」が流れたとたんフロア中に生まれた、左右へモッシュしてゆく人たちが描く巨大な群れの蠢く風景。

冒頭からRoyzのライブには、熱に浮かされた様が広がっていた。

 

エレクトロ/ホラー/ラウドな要素をミックス。

Royzは「cosmetic surgery」を通し、触れた人たちをダークロマン/ハードバイオレンスな世界へ連れだした。

Royzの中へ巣くう暗黒浪漫な物語のページを次々めくるように飛びだしたのが、ゴージャスなブラス音飛び交う「DOLL」。

華やかで妖艶な宴へ浮かれ騒ぐ観客たち。

「ヤッちゃって」の昴の煽りと、激しく疾走する「JOKER」に合わせヘドバンに興じる様も登場。

「熱く激しく求め乱れる」の歌詞通り、誰もが熱狂の中へ「身を捧げ」ていた。

「普通じゃないくらいが丁度いい」と昴が煽る。

会場中の人たちが「@bnormality」へ飛び乗りタオルを振り回し、熱狂と熱風をフロア中に作りあげてゆく。

客席を埋めつくした人たちが心一つに身体を折り畳み、飛び跳ねる様のなんて壮観だったことか。

 

「ちょっと大人になったのか、真っ直ぐに誰かの幸せを願えるようになった。この曲を、心を込めて送ります」。

昴の言葉を受けて流れたのが、幸せな香りをたっぷり詰め込んだ壮麗なバラードナンバーの「BLESS」。

「二人はとけることのない魔法へかけられて」と昴は歌う。

幸せを心で噛みしめたいときに、この歌を側へ寄り添えたくなる。

歌の結婚指輪を贈られた気分になれたのも嬉しい。

 

愛しさを抱き締めるように流れた「Silent Snow」。

冬の季節に降り注いだのは、幸せに満ちた想い。

降り積もる雪の結晶が一つ一つの恋しい心模様に変わり、溶けない想いとして胸の中へ膨らんでいった。

ロマンチックな恋物語を締めくくったのは、壮麗な音色がフロア中へ降り注いだ「SINFONIA」。

心を愛しい想いで染め上げる楽曲ばかりをワンブロックへ投影。

その時間、ずっと昴の言葉へ優しく抱き締められている気分だった。

 

興奮へ導くギアをふたたび押し込むように噛ましたのが「IGNITE」。重厚な幕開け。

昴のグロウルを合図に楽曲は激しい表情へ。

緩急巧みに使い分けながら、Royzはフロアへ熱を沸かせてゆく。

激しさへ加圧するようにぶつけた「ラストリアクタンス」では、昴の揺れ動く気持ちのまま熱唱してゆく姿が強烈に瞼へ焼きついた。

 

さぁ、己の本能をすべて開眼せよ。

昴の「お目覚めの時間だ、さぁ吠えろ!!」の声を合図にRoyzは「開眼」を突きつけ、フロア中を暴れ騒ぐ風景へふたたび染め上げた。

「俺たちはお前たちの希望になりたい」

きらびやかな光を放つように「ステラ」が飛びだした。

メンバー自身が光源となり、会場中を眩しい熱狂という光で包み込む。

その光にはまだまだ欠けた面があるのをメンバーたちは知っている。

その欠けた黒い部分を埋めるように「ANTITHESIS」を熱唱。

「まだ生きて歌いたい まだ生きて答えたい たとえこれが悲しいだけの運命だとしても」と絶唱する昴。

メンバーらが、観客たちが、互いに欠けた闇を熱狂で埋めるように、想いを叫びに変えぶつけあっていた。

 

「僕たちはそれぞれ生まれた環境、育った環境も違ってる。

人は違うからこそ、その手を繋げられると思っています。

僕たちは他の誰でもない。僕たちです」。

昴の言葉を受け、本編最期にRoyzは「I AM WHAT I AM」を朗々と歌いあげた。

その歌や演奏は、僕が僕であることに自信や誇りを持とうと手を伸ばしてきた。

少なからず会場を埋めつくした人たちは、心に抱いていたはずだ。

「僕らしくいる、私らしくいる。それでいいんだ」と。

一つとして同じ歌もステージもない。

人だって、自分と同じ存在は一人としていない。

だからこそ、他人を認める心を持てれば、自分を誇る自信を掲げられる。

フロア中から響いた合唱は、Royzの想いを受け止めた返答にも聞こえていた。

 

 

 アンコールは、何時だってここから始めようと「THE BEGINNING」からスタート。

スリリング&ハードエッジな演奏を突きつけ、Royzはフロア中を大騒ぎの風景に染め上げた。

演奏は、止まることなく「0」へ。

フロア中が、飛び跳ねる観客たちにより波打つ様へ染め上げられてゆく。

 

「またここから、答えのない旅に出ます。

俺たちは俺たちをあきらめない。お前らもお前らをあきらめんな」。

 

最期にRoyzは「アンタイヒーロー」をブースト。

改めて自分らしく生きようとメッセージしながら、この会場に足を運んだすべての人たちのことを変わりのいないヒーローだと讃えながら、熱狂を相棒にライブの幕を閉じていった。

 

 

Royzは、何時だって、何時までも、答えのない答えを求め続けていく。

そのとき毎につかんだ答えを歌にしながら、僕らに突きつけてゆく。

次の「DAYDREAM」へ詰め込んだ彼らの答えを、楽しみにしていようか。

 

 

PHOTO: 上溝恭香

TEXT:長澤智典

 

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―セットリスト―

 

「Daybreaker」

「ANTHEM」

「α」

「OVER DOSE」

「SIGN」

「cosmetic surgery」

「DOLL」

「JOKER」

「@bnormality」

「BLESS」

「Silent Snow」

「SINFONIA」

「IGNITE」

「ラストリアクタンス」

「開眼」

「ステラ」

「ANTITHESIS」

「I AM WHAT I AM」

-ENCORE-

「THE BEGINNING」

「0」

「アンタイヒーロー」

 

 

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★音源情報★

 

Royz 19th maxi single

「DAYDREAM」

2020年3月18日(水)4type同時発売

 

■Atype【初回限定盤】CD+DVD

¥1,800(税別)/BPRVD-386 JANコード:4582281548663

CD2曲+DVD「DAYDREAM」MV・メイキング

[封入]全タイプ購入特典応募券「A」+応募ハガキ

 

■Btype【初回限定盤】CD+DVD

¥1,800(税別)/BPRVD-387 JANコード:4582281548762

CD2曲+DVD

[封入]全タイプ購入特典応募券「B」

 

■Ctype【通常盤】

¥1,500(税別)/BPRVD-388 JANコード:4582281548861

CD2曲+ボーナストラック+インスト3曲

[封入]全タイプ購入特典応募券「C」

 

■Dtype【通常盤】 JANコード:4582281548960

¥1,500(税別)/BPRVD-389

CD2曲+ボーナストラック+インスト3曲

[封入]全タイプ購入特典応募券「D」

 

★全タイプ共通封入特典:トレカ2枚(全8種)

★全タイプ購入応募特典有                                 

 

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★LIVE情報★

 

Royz SPRING ONEMAN TOUR「DAYDREAM」

 

3月21日(土)  【神奈川】新横浜 NEW SIDE BEACH!!

3月22日(日)  【千葉】 柏 PALOOZA

3月26日(木)  【静岡】浜松 窓枠

3月28日(土)  【大阪】umeda TRAD

3月31日(火)  【香川】高松DIME~ONEMAN LIVE500回記念~

4月02日(木)  【広島】広島SECOND CRUTCH

4月05日(日)  【福岡】福岡DRUM Be-1

4月07日(火)  【岡山】岡山IMAGE

4月09日(木)  【京都】KYOTO MUSE

4月11日(土)  【愛知】名古屋E.L.L

4月15日(水)  【長野】長野JUNK BOX

4月17日(金)  【新潟】新潟GOLDEN PIGS RED STAGE

4月19日(日)  【宮城】仙台JUNK BOX

5月03日(日・祝)【群馬】高崎clubFLEEZ

-TOUR FINAL-

5月09日(土)  【東京】マイナビBLITZ赤坂

 

Royz ONEMAN LIVE 「智也生誕祭 〜ワンマン511回目ファイナル直後のパーリナイ!!〜」

5月11日(月)          【東京】新宿BLAZE

                            

Royz WINGS限定ONEMAN TOUR 「FC限定!Royzと行くダーツの旅!!」

 

2月22日(土)  【宮崎】宮崎SR BOX

2月29日(土)  【埼玉】HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3

3月07日(土)  【石川】金沢vanvanV4

3月14日(土)  【北海道】札幌COLONY

 

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Royz Web

http://royz-web.net/

Royz twitter

https://twitter.com/Royz_official