2016年07月14日 (木)
【Daiki】バンド解散から半年、ソロ3度目のワンマンライブを実施。「心のままに、ただ我武者羅に生きていますか?」
REPORT - 10:26:11
7月よりDaikiは下北沢MOSAiCを、8月より名古屋SOUND NOTEを舞台に、年内いっぱい続くバンドスタイルの隔月ワンマンライブをスタートさせた。
彼は、2月から毎月ゾロ目の日に、幡ヶ谷36°5を舞台にアコースティックスタイルでのマンスリーワンマンライブも実施中。
何故、Daikiがバンドとアコースティック二つのスタイルを通して自分の音楽性を追求しているのか。
6年間夢を共有したバンドの解散を経て、何故ふたたび歌おうとしたのか。
その答えは、ライブという空間にしっかりと描き出されていた。
通算3度目、7月9日(土)に下北沢MOSAiCで行われたワンマンライブで、Daikiはサポートバンド(.ASIA/ドットエイジア)を従えてステージに登場。
白いスポットに照らされ、「君と僕にシアワセが永遠に降りますように」と歌う『ONE HEART ~世界が終わっても』からライブは幕を開けた。
”想い込めた言葉と歌声”を魅力にした『ONE HEART~世界が終わっても』を筆頭に、「心で一つに繋がりたい、本当の気持ちは言葉にならなくて」と、 自分の素直な気持ちを伝えた『愛になろうよ』。
「君と描きたいSweet Days」と歌いながら、ともに永遠の未来を描こうと呼びかけた『Sweet Heart』など、序盤には、ファミリー(ファン)たちと繋がりたい想いを軸にした歌を投影。互いの心の繋がりを確かめ合っていた。
「彼は俺と同じような夢を持った仲間だったけど、病気で命を失くしてしまった。
彼がよく言ってたのが「大丈夫」という言葉。
彼の想い描いてた夢も背負いながら、俺は歌い続けようと思います」
『kimi』は心の本音をぶちまけ、本心を分かち合った大切な仲間に向けた哀悼歌。
でもその歌は、弱い自分の気持ちを鼓舞するために自分自身へ向けた応援歌。
君の存在が自分を前へ進めてくれる。
君と僕との熱い友情を歌いながらも、きっとDaikiは心が折れそうになるたび、自分を励ますように『kimi』を歌い続けてゆくのだろう。
伸ばした手がつかもうとしたのは、あの頃の後悔?それとも、切なさを超えた前向きな勇気?
『紙飛行機』が胸をギュッと痛く締めつければ、♪愛をください♪と想いを告白するように、Daikiは優しく暖かく『愛をください』を歌いかけてきた。
中盤には、メロウな楽曲をプレゼント。
どの歌からも、言葉の裏に隠された悲哀を持った心模様が見えてくる。
だから、シンプルな言葉に胸が痛みを覚えながらも心地好く締めつけられていた。
「ソロ活動を始めるにあたっての不安はあったけど、やってみて全然一人じゃないなと思ってる。
みなさん、俺の夢を自分の夢のように本気で支えてくれてるんですね。
メンバー・スタッフ全員で一つの大きなバンドみたいな感覚で、今はソロ活動をやっています」
後半は、楽曲も、Daikiのテンションもバーニングなモードへ。サビでは♪シャナナナ♪と会場中の人たちの心を一つにした合唱も飛び出すなど、心地好く疾走する躍動ナンバー『シャナナ』を、Daikiは気持ちを解き放つように歌いかけてきた。
「ありのままの僕をさらけだすよ」の言葉通り、着飾らない裸の歌声と想いを熱い陽差しの中へ響かせるように歌いあげた『魔法の夏』。
ファミリーたちと一緒歌う♪Let’ Go!!♪の声が大きく膨らむごと、熱狂という確かな絆で強く強く結ばれていった『心に愛を~Let’s Go!!~』。
「自分の意志で突き進め」、その言葉はみずからへ向けた強い言葉。誰だってその意志があれば前へ進み続ければ、輝く星になれる。
夢を抱き未来へ進む人に、『星の王子様』が熱いエールとして響いてきた。
「俺たちには誰にも譲れない夢がある」、夢追い人たちへ「ただ我武者羅に」夢を描いていけと歌いかけた『誰にも譲れない夢がある』は、Daikiと彼の想いに共鳴したファミリーたちの心の叫び。
その強い意志をともに感じあえることで、改めて自信を胸に明日へ進んでいける。
その夢が何であろうと、未来へ向かって我武者羅に突き進んでゆく自分になれる。それが嬉しかった。
荒ぶり駆けだしたギターサウンドに乗せ、Daikiは頭上高く左手を翳しながら「明日に向かって生きていますか?」と仲間たちへ熱く問いかけてきた。
『明日に向かって』の演奏に合わせ飛び跳ねるファミリーたち。心に確かな自信さえあれば、明日に向かって生きていける。素直に笑いあえる。
Daikiの歌は、心にいろんな気づきを与えてくれる。誰もが「ラララララララ」と歌いながら、Daikiの歌声を、叫びを、未来へ進む心の糧にしていた。
「歌に対して重要なことへ気づき始めた頃にバンドが解散になってしまい、仲間と一緒に持った夢を叶えられなかったことにすごく後悔がありました。
だからこそ、ソロ活動を始めるときに覚悟をしたのは、どんなこともラストチャンスだと思ってやっていくこと。
どんなに苦手なことでも、まずはやってみようと覚悟を決めました。
自分で決めた一つのことを信じ続けて。我武者羅に自分で頑張ることがすごく大事だなと改めて思っています。
一つのことを信じきって我武者羅に頑張れば小さな光が射してくる。俺は、この半年でそれを証明出来たかなと思っています。
自分が信じてる道を歩み続ければ、そこへはかならず辿り着けると思っています」
みずからの決意を述べた後に、Daikiは『ピエロ』を優しく歌いだした。
「おどけたピエロになって君のために歌うよ」「弱い自分と戦っているよ」と彼は気持ちを投げかけてきた。
Daikiが「抱きしめた夢を壊さないでいて欲しい」と想いを届け続ける限り、その言葉をコンパスに、それぞれが指し示した自分の道へ歩んでいける。
そんな気持ちに、何時しか心は満たされていた。終盤、場内に響いた「ラララ」の優しい合唱は、彼との約束の合図のようにも感じていた。
本編最後を飾ったのが、「僕の声が失くなるまで」「君の支えになれるよう」と歌ったメロウバラードの『Refrain~僕の声~』。
Daikiは、支えてくれる人たちの側へ何時だって優しく寄り添い続けてくれる。何時だって想いを分かちながら、ともに未来の扉を開き続けようとしている。
その優しさと温もりを彼の歌声やステージングに感じるからこそ、Daikiのライブへ集うファミリーたちが着実に増え続けているのは間違いない。
「信じて努力すれば結果は裏切らない。もっと自信を持って勧められるアーティストになります。」。
仲間たちへ感謝の想いを伝えつつ、アンコールの最初に披露したのが、切々としたエレピの演奏を背景に、ひと言ひと言を噛みしめるように歌ったバラードの『Re-Born』。
「倒れてもまた立ち上がり続けよう」と歌うその姿勢は、これまでのDaiki自身の歩みを示した言葉。
彼の歌は、悲喜様々な経験に裏打ちされた強い意志や想いを持ったリアルな言葉が綴られている。
一つ一つの言葉が説得力を持って胸を打つからこそ、涙腺緩む感覚を抱きながらも、彼の歌声に、心の本音に、そっと寄り添いたくなる。
ふたたび忘れたくない熱狂を描こうとばかりに、Daikiは魂を震わせる『誰にも譲れない夢がある』と『明日に向かって』を連投。演奏が進むごとに場内の熱が確かに高く渦を巻いていた。
誰もが、ただ我武者羅に「ラララ」と歌い叫びながら、楽しくはしゃぎ続けていた。
会場に延々と響く大合唱がピークになった時、Daikiは迷わずファミリーの中へ飛び込んだ。そして、声の限りにファミリーと一つになって歌い続けた。
そう、理性のストッパーなんてぶっ壊し、沸き上がる感情のままにはしゃいでこそライブだよ。
たくさんの心の感動と汗ほとばしる熱狂をDaikiは届けてくれた。それが、嬉しかった。
そのスタイルがアコースティックでも、バンド編成だろうと、生きてる熱をリアルに伝えてゆくライブには、何時だって魂や身体が揺さぶられる。
その言葉の真意を知りたいなら、Daikiのライブに足を運んで欲しい。
「心のままに生きていますか?」「素直に笑えてますか?」というDaikiの呼びかけに対する、あなたなりの答えをきっと見つけられるはずだから。
PHOTO:Daiki’s Crew
TEXT:長澤智典
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―セットリスト―
『ONE HEART ~世界が終わっても』
『愛になろうよ』
『Sweet Heart』
『Paper Moon』
『堕天使輪舞曲』
『kimi』
『紙飛行機』
『愛をください』
『シャナナ』
『魔法の夏』
『I&I』
『心に愛を~Let’s Go!!~』
『星の王子様』
『誰にも譲れない夢がある』
『明日に向かって』
『ピエロ』
『Refrain~僕の声~』
ENCORE
『Re-Born』
『誰にも譲れない夢がある』
『明日に向かって』
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Daiki Web
http://daiki.asia/
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■LIVE情報
7月26日(火) 名古屋SOUND NOTE
★8月 8日(月) 幡ヶ谷36°5 (Acoustic)
8月12日(金) 下北沢MOSAiC
8月19日(金) 巣鴨獅子王(Acoustic)
★8月20日(土) 名古屋SOUND NOTE
★9月 4日(日) 下北沢MOSAiC
★9月 9日(金) 幡ヶ谷36°5(Acoustic)
9月22日(木) 新宿SACT(Acoustic)
★10月10日(月) 幡ヶ谷36°5(Acoustic)
★10月22日(土) 名古屋SOUND NOTE
10月25日(火) 下北沢MOSAiC
★11月11日(金) 幡ヶ谷36°5(Acoustic)
★11月27日(日) 下北沢MOSAiC
★12月12日(月) 幡ヶ谷36°5(Acoustic)
★:ワンマン公演
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■歌詞
http://daiki.asia/category/nobodys-songs/
■CD情報
http://daiki.asia/discography/
■You Tube
<Daiki_0709ワンマンLIVEダイジェスト>
https://youtu.be/GdlQkYBbM3U
<Daiki_0629アコースティックLIVEダイジェスト>
https://youtu.be/YmpAe0AYGm8
<Daiki【堕天使輪舞曲/kimi】DEMO音源>
https://youtu.be/Ggi7-z4rt4c
<Daiki【誰にも譲れない夢がある/Sweet Heart】 DEMO音源>