2016年02月15日 (月)
【ライブレポート】若手ヴィジュアル系バンドを応援!★千歌繚乱★2016年2月2日 渋谷REX★NEiK / DAMY / JC11 / FoLLoW★
REPORT - 14:22:01新進気鋭の若手ヴィジュアル系バンドを応援するライヴイベント「千歌繚乱」。その第二弾が2016年2月2日に渋谷REXにて行われた。
このイベントに出演するのは「ヤル気があり、未来を感じさせてくれる」バンド。
Vol.1に続き、今回も新進気鋭の若手バンドがイベントを盛り上げていた。
今回出演したのは「NEiK(読み;ねいく)」「DAMY(読み:だみー)」「JC11(ジャックケイパー)(読み:じぇいしーいちいち)」「FoLLoW(読み:ふぉろー)」の4バンド。どのバンドも異なる雰囲気をもっていて、ステージが始まるごとにフロアが全く別の色になるのが印象的だった。
そんなライブの模様を今回もレポート!
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●NEiK
vol.1にも出演していた「NEiK」がトップバッター。
NEiKはポップな衣装に身を包んだ、さわやかな見た目の若いメンバーばかりが揃っている。
パッと見はキラキラ系のように思えるが、そのヴィジュアルに似合わず演奏はヘドバンやモッシュ、デスボイスが繰り広げられ、激しめ。いい意味でギャップを感じさせてくれる。
デジタルサウンドとバンドの生音を上手く融合させている楽曲は、まさに「いまどき」のバンドサウンド。じっくり曲を聞いてみるとただ若いだけのバンドではないと気付かされる。ひとつひとつの楽曲の構成が複雑に緻密に作りこまれていて、歌詞の内容も深いからではないだろうか。
この日のライヴでは、トリを務めるFoLLoWのDr.真輝が4曲目に乱入。ループで折り畳みが続く曲で、NEiKと一緒になってフロアを煽る真輝。そんなサプライズもあり、フロアは一層盛り上がっていた。
NEiKは今月11日に本格始動主催ライヴを控えている。まだまだ未知数で、いろんな表情を見せてくれそうな彼らに期待が膨む。
<セットリスト>
1、Cry for pride
2、exist
3、セツナガタリ
4、JESTER
5、Immediate
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●DAMY
続いて登場したのはDAMY。
幕開けとともに爆音が響き、フロアが一気に黒いムードに染め上げられた。
重低音に引きずられるように、フロア中に激しいヘドバンと折り畳み、拳が繰り出されていく。
ライヴが進むと同時にVo.りょうの熱も上がっていき、フロア全体を混ざり合わせるように容赦なくフロアを煽る。それにつられ、最初は遠慮がちに見ているだけだった観客も、どんどん前に乗り出していく。
そのままの熱量で4曲目の「汚物」では逆ダイが繰り返され、荒ぶったりょうがフロアに乱入。ステージに残ったメンバーも「かかってこいよ!」と煽り続けた。
終始ヘドバン必須の怒涛のステージ。無駄なMCなど必要ない、と言わんばかりの圧倒の音圧でフロアを彩ってくれたDAMY。もちろん激しいだけでなく、それぞれの楽器がそれぞれの特性を生かした音を奏でている。どの一音一音も無駄を感じさせない完成度の高い楽曲がとても魅力的だった。
<セットリスト>
- 撲殺サマンサ
- しりとり
- 解剖家族の真意
- 汚物
- パラサイト
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●JC11
ファンが掲げるサイリウムが光り輝き登場したのはJC11(ジャックケイパー)。DAMYが作り上げた黒い世界が一新、明るい世界が広がった。
こうしたバンドごとに違った雰囲気が楽しめるのも、本イベントの魅力だ。
JC11(ジャックケイパー)はまだ仮始動体制にも関わらず、事前に行ったTwitterバトルで堂々の二位の票数を獲得した、勢いのあるバンド。
この会場で一番盛り上げる(Vo.ひ☆6)との言葉通り、定番曲「悪戯ワールド」で始まったステージとフロアに笑顔と歓声が溢れた。
ゲーム音楽を取り入れたもの、お経を取り入れた曲、扇子を振り回す曲など、どの楽曲も色とりどりに工夫されている。キラキラしたステージ演出と、歌詞がはっきり耳に残る歌で、初めてJC11(ジャックケイパー)を見る人でもすぐにフロアの雰囲気にのれるだろう。
曲タイトルも歌詞もちょっとした毒を含んでいてクセになりそうだ。
MCも可愛らしい毒っ気たっぷりで、会場全体に終始笑顔があふれる30分間となった。
4月からは「ジャックケイパー」と名前を変えて本格始動予定。この勢いで始動する彼らが、どのようになるのかとても楽しみだ。
<セットリスト>
- 悪戯ワールド
- フカンショウジョ
- Ne:テロ
- SMうさぎ
- You=害虫
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●FoLLoW
トリを務めるのはFoLLoW。
FoLLoWは関西が本拠地のバンド。この日はDr.真輝の誕生日ということもあり、事前のTwitterバトルでは圧倒的な差をつけて一位になり、ほかのバンドより演奏時間の長いトリを務めることになった。
一曲目の「Don’t Stop Music」からモッシュで会場が湧く。楽しく盛り上がるだけでなく、
Vo.MASASHIの声を最大限に生かす演奏で、とても聴きやすい。ラップも随所に効果的に取り入れられていてノリやすく、ステージ全体を通してフロア全体のテンションが上がっていた。
FoLLoWのコンセプト「どこかの、誰かの、「物語」」という言葉通り、シチュエーションが想像しやすい歌なので、ヴィジュアル系初心者でも抵抗なく聞ける楽曲ばかりだ。
関西人らしくMCもユーモア溢れ、Dr.真輝の誕生日を祝う場面も。
FoLLoWのステージは会場全体に一体感が出ていた。
聴いているだけで明るい気持ちになり、ライヴで一緒に楽しめば笑顔になれる、トリにふさわしいステージとなった。
<セットリスト>
- Don’t Stop Music
- Alice In Wonderland
- LAST DAY
- アッパーカット
- アカシックレコード
- Summer Time
- 告白大作戦
そしてこの日は全バンド終演後に「バンドくじ」という企画も行われた。
これは、最初から最後までライブを楽しんでくれたお客様のための企画。入場時に配布されたくじを引くと、各バンドのメンバー私物・レアなCD・サイン入りグッズなどのレアな景品が当たる。ファンはお気に入りのバンドのグッズを当てようと、楽しんでいた。
千歌繚乱の次回開催は3/30(水)。
三回目となる次回も、ぜひ楽しみにしておいて欲しい。
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若手を応援するイベント、「千歌繚乱」。
びじゅなびももちろん、このイベントと出演バンドのみなさんを応援致します♪
こういう場所から、シーンに旋風を巻き起こすバンドや、将来大きな会場を満員にするバンドが出てくるかもしれません!
今後も注目していて下さいね(*゚▽゚)ノ”