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2015年01月31日 (土)


★HERO★両A面シングル『「Not Title」/タオルの神様』2月4日(水)発売、リリース直前特別インタビュー!「今は、改めてHEROがあるべき姿に戻って伸び伸びやってるなと実感しています」

NEWS - 17:00:27

インディーズという環境へ舞い戻り、誰にも、何にも縛られることなく自由に活動を開始したHERO。「今年は精力的にリリースやライブ活動を行っていく」と宣言したHEROが、2月4日(水)に、2015年リリース第一弾であり、HEROにとって初の両A面シングルとなる『「Not Title」/タオルの神様』を発売。彼らのインタヴューをここにお届けします。

 


今は、改めてHEROがあるべき姿に戻って伸び伸びやってるなと実感しています。

 

――昨年11月末日を持ってメジャーレコード会社や所属プロダクションから飛び出し、

ふたたび裸一貫インディーズという立場に舞い戻りました。環境の変化は、今のHEROにどんな影響を与えてますか??

 

SARSHI:HEROを支えてくれてた人たちの人数は減ったぶん、メンバーみずから行うべき作業は多くなったんですけど。自分たちが様々な案件に直接関わることで、バンドが進みたい方向性へ舵を切りやすくなったのは実感しています。もちろん、今でも身近なスタッフさんや関係者の方々に任せてゆく部分もあるんですけど。もともとHERO自体が、JINくんの提案した「こういう意識や方向、表現を通して活動していきたい」という指針を元に、それを、いろんな人たちの力も借りながら具現化し進んできていたバンド。今は、改めてHEROがあるべき姿に戻って伸び伸びやっているなと実感しています。

 

――環境がスリムになり、よりフットワークが軽くなった面も大きいのでしょうか。

 

SARSHI:それはあるかも知れないですね。関わる人が多くなるごとに、何処でどんな動きが起きているのかを自分たちですべて把握することが正直難しかったんです。でも今は、それを把握していける環境になっている。もちろん、自分たちでも新たに学ばなきゃいけないことは増えてるんですけど。それが、自分たちにとっても良い刺激になっていることですからね。

 

yusuke:以前の環境にけっして窮屈さを感じていたわけではないのですが、レスポンスの遅さがあったのは事実。今は、何事に於いてもすぐに返事が返ってくるように、忙しさは増えたけど動きやすくなったのは間違いないです。

 

YU-TA:自分たちのことだからこそ、自分たちでしっかりとバンドの舵取りをしていくのは大事なことなんでね。


 

メジャー時代に一度ボツになった楽曲なんですけど。JINくんから「メジャーでボツと言われたサビはそのまま活かし、メジャーでOKだった部分はガラッと変え、メジャーでは嫌がられたマイナーコードで押し通す」と聞き、「おっ!!」と思ったんですよ。

 

――インディーズ復帰第一弾シングルとして、2月4日(水)に両A面シングル『「Not Title」/タオルの神様』をリリースします。読売テレビ「にけつッ!!」のエンディングテーマになっている『「Not Title」』というタイトルに嬉しいインパクトを覚えました。これ、あえてそうしたんですか?

 

JIN:けっして「タイトルが思い浮かばなかった」とか「タイトルを付けたくない」という理由ではなく、HERO以前に活動していたバンドのときに、それまでの環境を捨て1から構築し直さなきゃいけない状況が生まれたことがあったんですね。そのときに、『Not Found』という「1からやり直そう」という意識を持った曲を作り、それで新たに道を作れた経験がありました。ちょうど今回も、あの頃と同じような環境。だからこそゲン担ぎの意味を込めて、今回のタイトルを名付けています。

 

――HEROの場合、メジャー進出前からポップセンス/大衆性の高い楽曲を製作していましたし、メジャーへ進出しても音楽性面で大きく変わることのなかった印象がありました。今回インディーズで発売するに当たっても、より奔放さを増してはいますが、HEROの持つ良質な音楽性は活かされたままという印象もあります。メンバー自身、環境の変化は音楽性にどんな影響を与えているのでしょうか。

 

JIN:メジャーで活動していたときはコード縛りがあったので、今回はゴリゴリな感じにしたいなと思い、メジャーだったらC/W扱いになりそうな楽曲を表題曲に持ってきた感じです。もっと言うなら、この曲をメジャーで出そうとしたら「サビの部分を直してくれ」と言われたんですよ。でも僕はこの曲のサビがめっちゃ好きだったんで、そのまま使いたくて持ってきました。

 

SARSHI:メジャー時代に一度ボツになった楽曲なんですけど。JINくんから「メジャーでボツと言われたサビはそのまま活かし、メジャーでOKだった部分はガラッと変え、メジャーでは嫌がられたマイナーコードで押し通す」と聞き、「おっ!!」と思ったんですよ。じつはHERO自体、マイナー調の楽曲を押し出すことはあまりしていなかったんですね。僕らの中でのビジュアル系と言えばマイナーコードのイメージなんです。だからこそHEROは、その逆を表現してきたわけですけど。この『「Not Title」』ではマイナーコードのビジュアル系っぽいスタイルを狙った曲として作りました。もちろん、どっぷりビジュアル系しているバンドに比べたら、そこまでビジュアル系楽曲したイメージじゃないかも知れないですが、僕らなりにビジュアル系の雰囲気を押し通した楽曲になっています。

 

yusuke:ロック感とビジュアル系っぽさがちょうどいい按配に出ている曲調であり、サビも聴きやすい「いい曲」ですからね。今回、メジャーでは出せなかった楽曲を、こうやってグレードアップして出せたのは良かったなと思います。

 

YU-TA:もちろん、HEROらしさはあるんですけど。「昔のビジュアル系の雰囲気に近いのかな?」という印象は、自分の中にもありました。

 

――自分の瞳に映っている君の姿。瞳の中に自分の姿が映っていることに気づき、強く幸せを実感していく君。『「Not Title」』に描かれた想いに触れ、グッと心奪われてしまう人も多い気がします。

 

JIN:だとしたらいいですね。本当はもっと伝えたい想いはいろいろあったんですけど。この曲ではあえて譜割りを抑え、僕の伝えたかったことを100%理解してもらうよりも、あえて聞く人の想像に任せようとした部分はあります。なので、あえて詳しい説明はせず、いろいろ想像を巡らせてもらえたらなと思っています。

 

SARSHI:以前にも増して、一筋縄ではいかない歌詞になっていますからね。でも、そこがいいんだと思う。


 

『歌詞が出来ねぇ 2014』や、今回の『タオルの神様』のような一見ふざけてるようでシニカルな歌って、絶対にJINくんにしか作れないし歌えないと思うんですよ。むしろ、JINくんが歌うからこそ成立する楽曲なんです。

 

――もう1曲のA面作『タオルの神様』。これ、タオルに対するいろんな感謝の想いを記しつつも、「物販でタオルを買ってくれ!」とプッシュしていく歌にもなっていませんか?

 

JIN:インディーズで活動していく以上、物販は大切なんで。よくライブ中に物販の宣伝をしてる人らがいますけど、「いちいちMCで説明するくらいなら、歌にして伝えたほうが早いじゃん」「買って欲しいなら歌えばいいじゃん」という考えから出来た曲なんですよ。タイトルにも『タオルの神様 ~血迷ったシリーズ~』と名付けてるように、今年中に発売されるシングルには『光る指輪大明神~血迷ったシリーズ~』を入れる予定で、すでに曲を作っちゃいましたからね。今回、わかりやすく導線を引いたので、これで、間違いなくみんなが物販でタオルを買ってくれると思います。

 

SARSHI:僕、こういう曲推しなんですよ。アルバム『巡り行く季節の中でのさよならの仕方』に収録した、歌詞が出来ない苦悩をそのまま書いた『歌詞が出来ねぇ 2014』や、今回の『タオルの神様』のような一見ふざけてるようでシニカルな歌って、絶対にJINくんにしか作れないし歌えないと思うんです。むしろ、JINくんが歌うからこそ成立する楽曲。だからこそ、『タオルの神様』を両A面という形で出せたことが僕は嬉しいんです。

 

yusuke:始めにJINくんから「“血迷ったシリーズ”をやりたいと思ってるんだけど、どう思う?」と、デモ曲を聞かせてもらいながら言われたときには、聴きながら爆笑してたんですよ。それくらい、インパクトのある面白い楽曲なんですけど、「ビジュアル系としてやっていいのか?」という境界線を意識した気持ちも正直ありました。でも楽曲を作っていくうちに、曲自体のクオリティは高いし、こういうのはHEROにしか出来ない強みを持った歌だからこそ、これは絶対にやるべきと思いましたからね。

 

JIN:『タオルの神様』をクールで正統派なビジュアル系バンドが歌ったら、「どうした?」となりますから(笑)。

 

YU-TA:『タオルの神様』は、まさしくJINにしか作れなければ、彼にしか歌えない楽曲だからね。きっと、この手の歌を他のビジュアル系バンドマンの方が歌ったら絶対に叩かれるんですよ。HEROは、その毒をずっと押し出しながら活動をしてきたバンド。最初のうちこそ叩かれまくっていたけど、時間をかけて「この人(JIN)はこういうキャラクターの人なんだ」という認識を植えつけてきた。それが浸透してから、むしろ、それを面白がってもらえるようになった。今でこそ普通に(ブラックなジョークも)認知されてますけど、ここに至るまでには相応のバッシングの時間も経験してのことなんで。他のバンドの方で物販を売りたかったら、『タオルの神様』をセッションなどで演奏すればいいと思います。

 


3人歌唱バージョンは、 (JINが歌ったバージョンよりも)僕らのほうがソウルフルな歌です。魂はかなり込めています!!

 

――今回のシングルのTYPE-A/Bには、それぞれ『「Not Title」(SARSHI&YU-TA&yusuke ver.)』『タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~(SARSHI&YU-TA&yusuke ver.)』を個別に収録しています。ここでは、JINさん以外の3人が、それぞれの楽曲の上で歌のセッションを行っています…が、ぶっちゃけ、この歌唱レベルで音源にしちゃって大丈夫だったんですか?!

 

SARSHI:そうとう血迷った出来になりました(笑)。

 

JIN:いずれHERO関連の動画サイトには、『「Not Title」』『タオルの神様』両曲の3人歌唱バージョンのPVも見れるようになるかも。その映像は、3人でスタジオで一発録りで歌入れしてる姿を僕も一発で撮ったもの。カラオケなどにも、このバージョンをリクエストしてもらえたら嬉しいです。

 

――この手の遊び心を音源化したのも、インディーズという自由なスタンスで活動しているからこそとも思えました。

 

SARSHI:そういう遊び心を作品として出せるところがHEROの良さ。この企画が上がったときも、僕ら3人は「歌うよ」って一つ返事でしたからね。

 

――でも、みなさん音程が…。

 

SARSHI:えっ?とてもソウルフルな良い出来だと思います。

 

YU-TA:(JINが歌ったバージョンよりも)僕らのほうがソウルフルな歌です。魂はかなり込めています!!

 

yusuke:僕らはソウルを大事にしてるので。そこは讓れないですね。

 

――これを聞いたら、演奏のレベルはさておき、この歌唱レベルでも音源化出来るんだという自信をたくさんの人たちに与えられそうですからね。

 

YU-TA:それ「最高の褒め言葉」っていうか、「最高の貶し言葉」ですね(笑)

 

JIN:「このレベルでいいなら俺たちにも出来る」ってバンドマンが増えると思います。

 

YU-TA:歌ってる姿はめちゃくちゃプロだけどね。

 


より自由さを増した今のHEROですから、今年は本当にたくさんのライブを行えば、音源のリリースも積極的にやろうと思っているように、みなさんの財布を攻撃していこうと思います(笑)。

 

――2月14日のTSUTAYA O-WESTを皮切りに、セミファイナルとなる7月5日のTSUTAYA O-EASTまで続く「HERO ONEMAN TOUR 2015「リトライ」」が発表になりました。その後もファイナル公演へ向けての展開が続くとはいえ、かなりのライブ本数を詰め込んできましたね。

 

JIN:今年は全国各地でのワンマンのみならずイベントライブの本数もめちゃくちゃ増やしているように、出来るだけ沢山の人たちに今のHEROの姿に触れてもらいたいんですよ。

 

SARSHI:それも昨年の反動というか、去年のワンマンのトータル本数って10本もないんですよ。それじゃ駄目だと思っていたときに、ふたたびインディーズに戻ったこともあって、改めてHEROの強みであるライブの姿を、ワンマンはもちろん数多くのイベントも含め、いろんな人たちに見せていきたいなと思って。HEROが活動の規模を大きく広げていってた時期も、ワンマンやイベントを数多くやっていたんですね。それをふたたび行いながら、年末に控えている大きな会場でのワンマンへ向かって突っ走ろうと思っています。とくにワンマンでは、初めて足を運ぶ地方もあるのでとても楽しみです。

 

JIN:まずは、ツアー初日となる2月14日のTSUTAYA O-WESTに来て欲しいなと思ってて。というのも、この日はバレンタインデーでもあり、お笑い芸人の「ピスタチオ」さんも出演してくれます。もちろんMCではピスタチオさんと絡むつもりだから、どんなお笑いトークバトルが巻き起こるのかも楽しみにしてて欲しいですね。

 

――他のメンバーもそこに絡むんですか?

 

SARSHI:軽くはあるのかな?物真似とか?

 

YU-TA:僕はライブモードのときは上手くしゃべれないので、ないと思います。

 

yusuke:むちゃ振りされたときのYU-TAくんのワードって面白いから、何を振ってもきっと面白いことになってくれると思います(笑)。

 

――今年はまだまだリリースも控えてるようだし、かなり面白い展開が描き出されそうですね。

 

JIN:5月には、僕の人生の最高傑作になるであろう新しいシングルの発売もあれば、5月6日のワンマンは僕のバースデー記念にもなっていますからね。きっとその頃には、iPad Air 2もプレゼントしてもらえるかと思っていますのでよろしくお願いします。あっ、バレンタインの日はチョコはいらないのでビールでお願いします!!

 

YU-TA:僕の誕生日(6月16日)の日もちょうど岐阜でワンマンをやっているので、ぜひ来てもらえれたらなと思います。

 

JIN:えっ、その日、僕も出なきゃ駄目??

 

YU-TA:もしかしたらこの日、JINくんはパネルでの登場かも知れません(笑)

 

JIN:より自由さを増した今のHEROですから、今年は本当にたくさんのライブを行えば、音源のリリースも積極的にやろうと思っているように、みなさんの財布を攻撃していこうと思います。なので、今のうちにしっかり貯金をしといてください!!

 

TEXT:長澤智典

 


★CD情報

HERO 初のDouble A Side Single
「Not Title」/ タオルの神様
2015.02.04(水)RELEASE!!

 

【TYPE A】 CD(3曲入) / ¥1,000+税 / NAC-001
■CDのみ
01.「Not Title」(読売テレビ「にけつッ!!」エンディングテーマ)
02. タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~
03.「Not Title」(SARSHI & YU-TA & yusuke ver.)

 

【TYPE B】 CD(3曲入) / ¥1,000+税 / NAC-002
■CDのみ
01.「Not Title」(読売テレビ「にけつッ!!」エンディングテーマ)
02. タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~
03. タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~(SARSHI & YU-TA & yusuke ver.)

 

【Loppi・HMV限定盤】 CD(4曲入) / Loppi・HMV限定ジャケット / ¥1,000+税 / NAC-003
■CDのみ
01.「Not Title」(読売テレビ「にけつッ!!」エンディングテーマ)
02.タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~
03.「Not Title」(カラオケ ver.)
04.タオルの神様 ~血迷ったシリーズ Part1~(カラオケ ver.)


 

★ONEMAN LIVE情報

 

■HERO ONEMAN TOUR 2015 「リトライ」■

 

2月14日(土)渋谷TSUTAYA O-WEST
2月21日(土)西川口Hearts
2月22日(日)千葉LOOK
2月28日(土)横浜BAYSIS
3月04日(水)神戸VARIT.
3月07日(土)名古屋ell.SIZE
3月08日(日)大阪RUIDO
3月13日(金)福岡graf
3月15日(日)岡山PEPPER LAND
3月21日(土)金沢AZ
3月22日(日)京都MOJO
3月28日(土)仙台MACANA
3月29日(日)渋谷TSUTAYA O-WEST
5月04日(月)高田馬場AREA
5月06日(水)高田馬場AREA
5月14日(木)京都MOJO
5月16日(土)金沢AZ
5月17日(日)名古屋ell.FITS ALL
5月23日(土)神戸VARIT.
5月24日(日)大阪MUSE
5月30日(土)柏PALOOZA
5月31日(日)新横浜NEW SIDE BEACH!!
6月05日(金)広島CAVE-BE
6月07日(日)岡山IMAGE
6月13日(土)西川口Hearts
6月14日(日)仙台MACANA
6月16日(火)岐阜ROOTS
6月19日(金)福岡graf
6月27日(土)札幌COLONY
7月05日(日)渋谷TSUTAYA O-EAST


 

★EVENT LIVE情報

 

2月06日(金)千葉・柏PALOOZA
2月11日(水)高田馬場AREA
2月15日(日)新宿FACE
4月04日(土)新宿BLAZE
4月05日(日)豊島公会堂
4月07日(火)仙台darwin
4月10日(金)名古屋E.L.L
4月11日(土)金沢AZ
4月13日(月)京都FANJ
4月14日(火)大阪BIG CAT
4月15日(水)岡山CRAZY MAMA KINGDOM
4月19日(日)新宿ReNY
4月22日(水)TSUTAYA O-EAST
4月26日(日)高田馬場AREA
5月09日(土)SHIBUYA-REX


 

●HERO Web
http://hero-izm.com/

 

HEROというバンドが深くわかるこのインタビュー。
自由に、自らも楽しんで、見る者も楽しませる。
まっすぐ進み続けるHERO、ライブの楽しさはピカイチです!
“「Not Title」/タオルの神様”の音源ももちろんチェックして、会場でもHEROとめいっぱい熱い時間を過ごしてみて下さい♪