TITLE悪友會 ?あくゆうかい?

ガゼット待望のリリース「大日本異端芸者的脳味噌逆回転絶叫音源集」第１弾の「COCKAYNE SOUP」（初回盤は完売）に続く第２弾。初回限定5,000枚、4曲入。初回盤は予約完売。
ライブでのオープニングSEにも流れる念仏が響き、ヘヴィなリフでスタートする「鬼の面」。独特のダークネス、重く、そして激しくのしかかってくるサウンドでまずは金縛りにさせられる。切なく響く「Ray」では苦悶と希望を含んだ歌詞が印象的。ここでもガゼット流のダークさが垣間見え、耳に張り付いてくる。続くメインディッシュは「ワイフ」。ライブでも度々披露され、正に「騒然」となるこの曲も、音源化が待たれていたであろう。これでもかと突き付ける鋭角ヘヴィサウンドの応酬。このパワーサウンドは、様々なカテゴリーをある種飛び超えてしまった、と言っても過言ではない。最後はガゼットの、ヘヴィサウンドと相反する魅力の一つであるミディアムチューン「絲」。切なくメロディに乗せられる恋愛の１ページも、ガゼットの手にかかるとこれ程までに痛く、そして潔く奏でられるのか。
独特のダークネスが終止包むこのアイテム。何かを解き放つかの様に、底力を見せつけ続ける「大日本異端芸者的脳味噌逆回転絶叫音源集」。聴き終わった後、第3作目が待ち遠しく感じられる事は間違い無い力作。