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2022年08月06日 (土)

【MUCC】10月から初期アルバム再現ツアー<MUCC 25th Anniversary TOUR「Timeless」~是空・朽木の灯~>を開催

LIVE - 12:00:59

MUCC10月からライヴツアー『MUCC 25th Anniversary  TOURTimeless」~是空・朽木の灯~』を開催する。

 

結成25周年を記念したフルアルバム「新世界」を携え、全国ツアー「『MUCC TOUR 2022 「新世界」~Beginning of the 25th Anniversary~』」を開催中のMUCC

そんな彼らから新たなライヴツアーの開催が発表された。

 

今ツアーは2003年、2004年に発売されたアルバム「是空」、「朽木の灯」を主軸にしたコンセプトツアー。

2作を中心にしたセットリストで全国11箇所にて13本の公演を行う。

 

「是空」、「朽木の灯」はMUCCの歴史を語る上でも重要な役割を担っている作品ともいえる。

発売から20年弱経過した楽曲たちを今のMUCCはどのように表現するのか?必見だ。

 

また同時にフルアルバム「新世界」のアナログ盤が96日に発売となることも発表された。

一般発売に先駆け公式ファンクラブアプリ「朱ゥノ吐+」会員先行の予約受付期間は815日(月)までとなっている。

こちらは完全生産限定商品となっているため早めの確保を心がけよう。

 

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TOUR

TIMELESS告知画像 

■『MUCC 25th Anniversary  TOUR Timeless」~是空・朽木の灯~』

2022109日(日) 高知 CARAVAN SARY

20221010日(月祝) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM

20221016日(日) 名古屋 Electric Lady Land

20221017日(月) 名古屋 Electric Lady Land

20221023日(日) 浜松 Live House窓枠

20221025日(火) 大阪 BIGCAT 

20221031日(月) CLUB CITTA’ 

2022114日(金) 神戸 Harbor Studio

2022115日(土) 神戸 Harbor Studio

20221115日(火) 鹿児島CAPARVOHALL

20221117日(木) 長崎 DRUM Be-7

2022124日(日) 大阪 松下IMPホール

20221214日(水) KT Zepp Yokohama

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【チケット料金】 前売\9,600  (税込)  ※入場時ドリンク代別途必要

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【朱ゥノ吐+SWAMP会員先行】

 ※イープラス抽選受付 ※12枚まで ※同行者登録有り ※電子チケットのみ(チケプラ)

受付期間:88日(月)12:00814日(日)21:00

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MUCC 朱ゥノ吐+会員先行・虚無僧DU MODE会員先行】

 ※イープラス抽選受付 ※12枚まで ※同行者登録有り ※電子チケットのみ(チケプラ)

受付期間:815日(月)12:00821日(日)21:00

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【一般発売日】 910日(土)

 

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<NEW RELEASE>


「新世界」【アナログ盤】 

202296日(火)発売

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2LP 
※完全生産限定商品
6,900
円(税込)  MSHN-164165
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【朱ゥノ吐+会員先行予約 受付期間】
2022
86日(土)1200815日(月)2359
※予定数に達し次第受付終了となります、あらかじめご了承ください。
受付はコチラ: https://fanicon.net/web/shops/4122 
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DISC1
SIDE-A
01
新世界
02
星に願いを
03
懺把乱
04 GONER

SIDE-B
01
パーフェクトサークル
02 HACK
03 NEED
04
未来

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DISC2
SIDE-C
01 R&R darling
02 COLOR
03 Paralysis

SIDE-D
01

02
いきとし
03 WORLD

 

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<LIVE>

 

『えん8

202296日(火) CLUB CITTA 

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OPEN 17:00  START 18:00

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【出演】 MUCCTHE BACK HORNCOCK ROACH

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【チケット料金】 前売\7,500  (税込)  ※入場時ドリンク代別途必要

【チケット一般発売】813日(土) https://55-69.com/news/9417 

 

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<NEW RELEASE>

 

★NEW ALBUM「新世界」発売中

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<収録曲>

01.新世界

02.星に願いを

03.懺把乱

04.GONER

05.パーフェクトサークル

06.HACK

07.NEED

08.未来

09.R&R darling

10.COLOR

11.Paralysis

12.

13.いきとし

14.WORLD

CD2形態楽曲は全て共通

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【初回限定盤】 MSHN-161/162 4950円(税込)

【通常盤】 MSHN-163 3520円(税込)

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<初回限定盤収録>

・「Documentary of 新世界」

・「いきとし」Music Video

 

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<TOUR>

 

■『MUCC TOUR 2022「新世界」~Beginning of the 25th Anniversary~』

2022819日(金) Zepp Nagoya

2022821日(日) Zepp Osaka Bayside

2022822日(月) 京都 KBSホール(振替公演) 

2022828日(日) Zepp DiverCity TOKYO SOLD OUT

【チケット一般発売中】 https://mucc25th.55-69.com/live/  

 

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<インストアイベント>

 

MUCC NEW ALBUM 「新世界」発売記念インストアイベント『生写真渡スンです会』

2022729日(金) HMV&BOOKS HAKATA START 18:00 <参加メンバー> YUKKE(振替日未定)

2022818日(木)  fiveStars  START 18:00 <参加メンバー> ミヤ

2022820日(土)  タワーレコード梅田NU茶屋町店  START 16:00 <参加メンバー> 逹瑯

2022827日(土)  タワーレコード新宿店  START 14:00  <参加メンバー> 逹瑯、ミヤ、YUKKE

 

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【イベント概要】

NEWアルバム「新世界」の制作中、またはライヴツアー中に使い捨てカメラでメンバーを撮影したレトロな生写真を参加メンバーが直接お渡しします。

▼インストアイベントの詳細はコチラ https://55-69.com/news/8189  

 

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MUCC結成25周年特設サイト≫https://mucc25th.55-69.com/  

<Official HP> http://www.55-69.com/   

<Official Twitter> https://twitter.com/muccofficial   

<Official Instagram> https://www.instagram.com/mucc_official/   

<Official Facebook> https://www.facebook.com/facemucc   

<Official YouTube Channel> http://www.youtube.com/channel/UCExoaicqsoRZbKdFehPmmEQ?sub_confirmation=1   

<Official Weibo> https://www.weibo.com/muccofficial 

 



2022年08月06日 (土)

【ライヴレポート】<The Benjamin ONEMAN『Bridge of New Rainbow』>2022年7月16日 池袋EDGE ◆人生の厳しさも苦さも受け入れたうえで、それでも前を向いて生きようとする強い明るさ──。新ツアーのチケットは本日発売!

REPORT - 12:00:37

雨が降っている。

地下のライヴハウスの中で、そう感じていた。7月16日、池袋EDGEで行われたThe Benjaminのワンマンライヴ『Bridge of New Rainbow』の最中である。いったいどんなライヴが繰り広げられたのだろう。

 

オープニングから雨音が聞こえていた。手拍子を打ちながらTackyが、愛嬌を振りまきながらMashoeが、そして最後に気合いをみなぎらせてMineyが登場する。この夜、最初の曲に選ばれたのは「Babel」。神の怒りに触れたバベルの塔の崩壊を重々しく、ドラマチックに描き出す。

2-Miney1 

個人的な見解だが、The Benjaminというバンドの印象はあくまで“ハッピー”だと思っている。それは、楽しければいいとか薄っぺらいポジティブシンキングとかではなく、人生の厳しさも苦さも受け入れたうえで、それでも前を向いて生きようとする強い明るさだ。

 

そんな彼らが、今年3月に発売したシングル『Bark in the Garden』では、怒りやイラ立ちを爆発させた。ヴィジュアル面でもダークな雰囲気に大きくイメージチェンジした。そこには、コロナ禍においてこれまでのようなバンド活動ができない時間が続いたという背景があり、溜め込んだ鬱屈した感情が表に出たと解釈している。そんな現在の彼ららしい幕開けとなった。

 

偶然にもこの日の天候は、雨。「雨、降ってたね」というMineyの言葉からMCが始まり、「Blossom of Casablanca」へ。大人っぽい雰囲気をたっぷりまき散らして、「ブロックショット」へと続く。The Benjaminはギターが二人、ベースが一人のスリーピースで、曲によってメインヴォーカルを交代するイレギュラーな編成だ。「ブロックショット」はベースのMashoeが、次の「バズーカをぶっ放せ」はギターのTackyがその歌声を聴かせる。温かみのあるふくよかな歌声のMashoeにミドルテンポのこの曲がよく似合い、Tackyが歌うと荒々しさを生真面目に表現しようとする一生懸命さが魅力的に映る。センターに構えるMineyの幅広い表現力と存在感からは目が離せない。

4-Tacky 

丁寧にまっすぐにMashoeが届けた「バリケード」、一転ノリノリで会場を踊らせたMineyが歌う「Bumble Bee」。メインヴォーカルが変わることも相まって、The Benjaminの音楽が持つ色とりどりの魅力を堪能したところで、再びMCが始まった。「そろそろ雨の音が…」という言葉から続いたのは、「[Bit:]雨に接続された世界」。これは、彼ら3人が以前一緒に活動していたバンド・ビリーの曲。

3-Mashoe 

雨音に雷鳴が重なり、「バケツ」「ベルガモット」と続けば、やり切れない切ない感情が会場にひたひたと広がっていく。そこへ、バラードの「バウムクーヘン」が始まる。本来は、雪の日に暖かい部屋でバウムクーヘンを食べようという歌なのだが、この日はあえて“雨が降る”と歌ったMiney。バウムクーヘンの甘さに優しく励まされるような温かい歌だった。

 

終盤戦に入ったところで特に印象に残ったのは、「Bark in the Garden」だ。発売時には、彼ら自身がその変化に着いて行き切れてない感があったが、ライヴを重ねるに連れ、確実に自分たちのものにし、思い切りよくプレイを楽しんでいるのが見てとれた。ライヴで曲は成長するというが、まさにそのとおりの変貌だ。

 

曲間の雨音は続くが、次は「Bridge of Rainbow」。“雨はやがて虹へと変わる”という歌詞のとおり、曲が進むに連れ雨は止み、虹色に輝く照明とともに会場に光が差す。まるで雨の途に虹がかかるように。そこに始まったのは「SORA-Boeing229-」。“雨はSORAが泣いてるんじゃな 不純なモノ流してくれてるんだ”と歌い上げるMashoe。広がる青空が目に浮かぶような、青空を見上げたときの気持ちよさが胸によぎるような、そんな心地よさだった。

 

本編最後は、「ブーツを脱いで」。タイトルの“ブーツ”は、シーズンが過ぎているのに何となく履いてしまったもの。それを脱いで裸足になった主人公は、“飛び越えたはずの水たまりに着水”する。水たまりから飛び散るキラキラした水しぶきが目に浮かぶような清々しさが、雨の降り続いたライヴの最後を彩った。

 

アンコールでは、9月7日発売の3枚目のアルバム『BELIEVE』から、タイトル曲「BELIEVE」を初披露。感情をまっすぐに吐露するような、どこまでも正直な彼ららしい曲だ。込められた熱いメッセージも、情熱を持って音楽に向き合う彼ららしい。アルバム発売、そして全国ツアーの告知が続き、会場がおおいに沸く。

5-Miney2 

コロナ禍で、たくさんのロックバンドは試行錯誤を繰り返してきた。その中で、曲を作ることや過去の曲をリアレンジすること(8曲目に披露した「[Bit:]雨に接続された世界」はまさにそうだ)、配信で演奏を聴かせること(毎週金曜日の無料配信を継続中)など、音楽を作ることにこだわり続けた彼らだけに、ニューアルバムの発売と全国ツアー決定に大きな拍手を贈りたい。ツアーファイナルとなる、10月16日の渋谷PLEASURE PLEASUREでは、どんな彼らの姿を、どんな世界を見せてくれるだろうか。今から楽しみでならない。

 

 

文・村山 幸

 

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The Benjamin
2022年7月16日
池袋EDGE
ONEMAN『Bridge of New Rainbow』

<セットリスト>

1.Babel
2.ベンガルタイガー
3.Blossom of Casablanca
4.ブロックショット
5.バズーカをぶっ放せ
6.バリケード
7.BumbleBee
8.[Bit;]雨に接続された世界
9.バケツ
10.ベルガモット
11.バウムクーヘン
12.ビックリ箱
13.BATTLE FEVER
14.Bark in the Garden
15.Bridge of Rainbow
16.SORA-Boeing229-
17.ブーツを脱いで
en.
18.ビーチパラソル
19.BELIEVE
20.バーバラ

 

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<リリース情報>

 

★タイトル:「BELIEVE」
アーティスト:The Benjamin
発売日:2022年9月7日
品番: BDBX-0090
価格: 3,500円(税込) 税抜価格:3,181円

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★リリース中★
タイトル:「Bridge of Rainbow」
品番:BDBX:0088
作詞作曲:ミネムラ“Miney”アキノリ
形態:デジタルシングル

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各サブスクにて配信
https://inpartmaint.lnk.to/IztGEk

MVフル
https://youtu.be/dQxxkix6CFc

 

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<公演詳細>

 

■The Benjamin ONEMAN TOUR 2022

「BELIEVE」

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2022年9月10日(土)
大阪Rumio
〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満6-2-14マッセ梅田ビル2号館B1-5
開場 18:00/開演 18:30

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2022年9月11日(日)
名古屋Heartland
〒460-0007 名古屋市中区新栄2-1-9雲竜フレックスビル西館B1F
開場 16:30/開演 17:00

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2022年9月18日(日)
宇都宮HELLODOLLY
〒320-0035 栃木県宇都宮市伝馬町3−24
開場 16:30/開演 17:00

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2022年10月02日(日)
長野LIVE HOUSE J
〒380-0822 長野県長野市南千歳町826 MyTownC−one
開場 16:30/開演 17:00

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2022年10月16日(日)
渋谷PLEASURE PLEASURE
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目29−5 渋谷プライム 6F
開場 16:30/開演 17:00
座席:全指定席

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※開演開場時間の変更に関するチケットの払い戻しはございませんので予めご了承ください。

料金(各公演):
ビギナーズ前売券 500円
当日 ¥1,000円
*1DRINK別途

…………………………………………
●ビギナーズ前売りA(会場手売り)
発売日:2022年8月8日(月)より
チケットNo.A001-(10/16公演のみ座席指定番号)

※特製ピクチャーチケット

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●ビギナーズ前売りB(TICKET PAY)
一般発売日 :2022年8月6日(土) 10:00-
入場券:TICKET PAY
チケットNo.B001-(10/16公演のみ座席指定番号)

入場順:番号順:S→A/B並列→当日券(C)
(10/16公演のみ座席指定番号)

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購入URL:
9/10 大阪Rumio
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=39575
名古屋Heartland
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=39576
宇都宮HELLODOLLY
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=39577
長野LIVE HOUSE J
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=39578
渋谷PleasurePleasure
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=39579

主催/企画/制作:BadeggBox(10/16のみ制作:チッタワークス)
問い合わせ:会場

 

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■動画■

New Single 「Bridge of Rainbow」MVフル
https://youtu.be/dQxxkix6CFc


7th Single 「Bark in the Garden」MVフル
https://youtu.be/Kyv8Vnu9Tsg

「Bark in the New Garden」
2022.05.07 HARAJUKU RENON ダイジェスト映像
https://youtu.be/UxacNV93YDM

 

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■The Benjamin オフィシャルweb■
http://thebenjamin.jp


2022年08月05日 (金)

【ライヴレポート】<DEZERT「study」#9 -真夏の“タイトルなし”補習編->2022年8月3日(水)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE◆彼らは8年前の服たちを、今に映えるものとして颯爽と着こなしてみせた──。

REPORT - 20:00:22

8年前の服を引っ張り出してきてシワくちゃのままただ着るのと、8年が経ったうえでも今の自分に似合うようにメンテナンスを施したうえで着こなすことが出来るのは、当然ながら似て非なることだ。

 

DEZERTがこの8月にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて集中開催しているシリーズライヴ「study」は、彼らがこれまでに発表してきた過去のアルバムについて補習するための場となり、このたび83日に[「study#9 –真夏のタイトルなし補習編]と題して行われた公演は、201411月に世へ放たれたアルバム『タイトルなし』の世界を今この機に具現化していくという、今となってはなかなかに貴重な場とあいなった。

 

「みなさん、お久しぶりです。[「study#9 へようこそ。「study」自体は2019年以来ではありますが、これは100回を目指してやってるんで、多分100回目は東京ドームかな()

俺らとしては今回ここを踏み台にしつつ、次はどこでやろうかなとも思っているんですけど、とにかく未来に繋いでいくライヴにしたいので、今日は気持ちを込めて『タイトルなし』の曲たちをやらせてもらいます。

“study”の皆さんも、いろんなことを持ち帰っていってください」(千秋)

 千秋1_2022_08_03_02457

まずはアルバムの曲順通りに「—-」からスタートし、そこから「「殺意」」や「胃潰瘍とルソーの錯覚」といった『タイトルなし』の収録曲たち、それ以外にも「包丁の正しい使い方~実行編~」、2013年発表のアルバム『特製・脳味噌絶倫スープ~生クリーム仕立て~』に収録されていた「飼育部屋」など、いわゆる初期の楽曲たちが惜しげもなく披露されていったこのライヴは、古参のコアファンにとってはもちろんのこと、近年になってDEZERTのことを知ったファンにとっても、神セトリな内容になっていたと言えよう。

この酷暑の中ではあったものの、DEZERTの開催した夏季補習に我々が参加した甲斐は確実にあったことになる。

Miyako1_2022_08_03_02578

Sacchan1_2022_08_03_01149

SORA1_2022_08_03_03805 

「今やった「飼育部屋」って、実は初ワンマンの池袋BlackHole2012916日に行われた[DEZERT 1周年記念 1st ONE MAN LIVE「眩暈が溶けた部屋」])で配ってるんですよ。

今でも持ってる人っている?売ったっていう人もいるのかな?おい、いるのかよ!。

まぁ、いいや()。俺たちの無配の歴史ってあるからね。2015年のO-WESTで「変」、O-EASTで「異常な階段」、赤坂BLITZで「追落」を配ってるんだっけ。今思うと「異常な階段」あたりまではタイトルがヤバいよね。

そして、久しぶりに聴きなおしてみると詞で人を殺しすぎ()。親も2回くらい殺しちゃってて、ほんとに申し訳ない(苦笑)」(千秋)

 

確かに、かつてのDEZERTは曲タイトルといい、歌詞の内容といい、やたらと殺伐とした空気感を漂わせていたところがあり、それも彼らのことを語る上では重要なファクターではあったのは間違いない。

ただ、その一方で曲によっては当時から普遍的なメロディが活かされていたり、一見グロテスクにも感じられる歌詞表現の中に深いメッセージが託されていたケースもままあったわけで、結果として今回の[「study#9 –真夏のタイトルなし補習編]では、そうしたDEZERTの三つ子の魂をさまざまな面から感じることが出来たライヴだったのではないかと思うのだ。

 

中でも、今回のライヴで本編中盤にて披露された「さぁミルクを飲みましょう。」はとても象徴的な1曲となっており、オリジナル音源では〈いつか心の底からキレイ事をいえる力をください〉と歌われていたくだりが、この夜のステージ上では〈いつか僕らの歌が誰かを救えたらいいのに〉とヴォーカリスト・千秋によって歌い替えられる一幕がはさまれることに。

 

そのたった1節の違いがもたらしていた変化は、この8年の間にDEZERTが三つ子から大きく成長したことを物語っていたことになるはずで、以前であれば半ばタナボタ的に力をくださいと他者に願い依存していた幼児が、今や自らの力を信じることで自己肯定が出来るようなひとりの人間へと成長していたという事実からは、ある種の深い感慨を得ることが出来たほど。

 千秋2_2022_08_03_05004

また、各楽器隊における表現力も当時の音源と今現在のライヴパフォーマンスの内容ではそのクオリティを比べるまでもなく、バンドサウンド自体に力強い推進力を与えていた「「軽蔑」」でのSORAの頼もしいドラミングにしても、

性急なリズムの中でもドラマティックなフレーズを精緻に奏でていた「脳姦少年」でのMiyakoのギタープレイ、アヴァンギャルドな曲展開の中でますます安定したスラップを聴かせていた「肋骨少女」でのSacchanの指さばきと、2022年型のライヴバンド・DEZERTにはもはや隙というものが見当たらない。

 Miyako2_2022_08_03_03970

Sacchan2_2022_08_03_05032

SORA2_2022_08_03_05657

「まぁ、このアルバムにメッセージ性なんて特になかったと思うんだよ。

ただ、やっぱり『タイトルなし』っていう部分に関しては、今でもなんかを感じるな。(中略)原点に戻るなんていうのは最低だから、今日初めてやるというつもりでラストの1曲をお願いしますよ、DEZERTのみなさん。

きみたちのことを、僕たちDEZERT4人があらためて「教育」してさしあげますよ!!」(千秋)

 

かくして、今宵の本編ラストを締めくくったのは「「教育」」。その後、アンコールでは1012日にシングル『The  Walker』を発表することや、20231月に東名阪ツアーを開催するとの告知がなされ、そのうえで「Ghost」や「大塚ヘッドロック」、さらには久々の「チョコレートクリームチェーンソー」なども演奏し、本来であれば最後は「doze.」で終わる予定ではあったようなのだが俺はもう1回「「殺意」」をやる!だってまだ力残ってるもん!!」

 

と千秋が独断で今一度の「「殺意」」をブっ込み、場内に居合わせたファンの多くが今宵イチの激しいヘドバンを繰り広げると、ようやく今年の夏季補習第1弾は終わりをみることになったのだった。

 

なお、今回の[「study#9 –真夏のタイトルなし補習編]では千秋の提案により、アルバム『タイトルなし』の最後に収録されているインスト曲「-26時の冷凍庫」については、観客が規制退場をしていくBGMとしてSacchanが鍵盤を生演奏をするという企画が採用され、本当に最前列の観客が退場するまでSacchanが淡々とプレイしていたこともここに付記しておきたい。

こんなにもケアの行き届いた夏季補習は、そうないのではないかと思われる。

 

いずれにしても、今回こうして8年前の服たちを今に映えるものとして颯爽と着こなしてみせた彼らの鮮やかな手腕には唸らせられたところが多かったわけで、こうなってくると次回89日に開催される[[study#10 –真夏の最高の食卓補習編]にも参じないわけにはいくまい。

今もって名盤と名高い『最高の食卓』を、現在のDEZERTがどう描きだすのか。それについても、また別途お伝えしていくこととしよう。

 

文◎杉江由紀

写真◎西槇太一

 

 

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study#9 –真夏のタイトルなし補習編

202283日(水)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 

SETLIST

01 —-

02 「殺意」

03 infection

04 胃潰瘍とルソーの錯覚

05 包丁の正しい使い方~実行編~

06 飼育部屋

07 「告白」

08 さぁミルクを飲みましょう。

09 「軽蔑」

10 メリーさんの自殺未遂

11 脳姦少年

12 肋骨少女

13 「秘密」

14 「教育」

 

En1 Ghost

En2 大塚ヘッドロック

En3 チョコレートクリームチェーンソー

En4 doze.

En5 「殺意」

 

 

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<DEZERT最新リリース情報>

 

★NEW SINGLE The Walker

20221012日(水)発売

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<初回限定盤(CD+DVD)> DCCL-245246 / 2,750円(税込)

<通常盤(CD)> DCCL-247 / 1,650円(税込)

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CD】※初回限定盤/通常盤共通

1. The Walker

2. あの風の向こうへ

3. モンテーニュの黒い朝食

4. The Walker instrumental

5. あの風の向こうへ instrumental

6. モンテーニュの黒い朝食 instrumental

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【初回限定盤特典】

・特典DVD

The Walker Music Video -Director’s Cut ver-

The Walker Music Video -Behind the Scenes- 

「神経と重力」Live Video at 日本武道館 JACK IN THE BOX 2021

・初回盤仕様ジャケットデザイン

・トレーディングカード 3枚入り(ランダム封入)

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【通常盤特典】

・トレーディングカード1枚入り(初回プレスのみ。ランダム封入)

 

※トレーディングカードの絵柄は選べません。(全10種類)

 

CDの予約はこちら:https://DEZERT.lnk.to/lkh8oX 

 

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<DEZERT最新ライヴ情報>

 

2023 東名阪ツアー

202317日(土)なんばHatch

202319日(月・祝)名古屋 DIAMOND HALL

2023114日(土) TOKYO DOME CITY HALL

※詳細は後日発表

 

 

■「study」※SOLD OUT

study#9 –真夏のタイトルなし補習編 202283日(水) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE 

study#10 –真夏の最高の食卓補習編  202289日(火) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE  OPEN 18:30 / START 19:00

study#11 –真夏の“TODAY”補習編      2022817日(水)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE   OPEN 18:30 / START 19:00

 

≪オフィシャルファンクラブ情報≫

DEZERTオフィシャルファンクラブ「ひまわり会」 詳細はこちらhttps://www.dezert.jp/ 

 

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