2022年06月15日 (水)
【ライヴレポート】<DOG inThePWO TOUR 2022 『パラレルワールドオーケストラ』FINAL>2022年6月12日(日)DOG inThePWO、活動休止 13年分の想いを伝えたツアーラストライブ
NEWS - 18:00:465人組バンドDOG inTheパラレルワールドオーケストラが、全国ツアー『パラレルワールドオーケストラ』の最終公演を、6月12日に東京・豊洲PITにて行った。本ツアーをもって無期限の活動休止に入ることを発表し、“想いはすべて唄で、ライブで届ける”と心に決めて、4月から全国14箇所を回ってきた彼ら。活動休止前最後のライブとなる15公演目では、全26曲というボリュームに人気曲を惜しみなく詰め込み、DOGというバンドの個性と魅力を存分に発揮しながらも、ファンへのメッセージをドラマティックに表現。集まったファンと、13年間に生み出された楽曲を通して、これからも共に生きて行こうと誓い合った。
本編のライブを一言で言うならば、それは“いつも通りのDOG”だった。犬の鳴き声を組み入れたおなじみのSEから客電が落ちて幕が開くと、ステージにはお立ち台の上でポーズを決める5人の姿が。そしてボーカルの春が「東京、全員両手をあげろ!」と喉から血が噴き出しそうな勢いでシャウトし、1stシングル「ハルシオンキャンディ」のイントロが鳴れば、オーディエンスはミルキーリングを着けた手を大きく振り手拍子を繰り出して、客席をカラフルな光の海に変える。トレードマークの三日月ギターでギターヒーロー然とかき鳴らす準々、ベースを大きく掲げるメイ、オーラを纏う長身がさらに大きく目に映るミズキと、それぞれから放たれる気合も凄まじく、まるでフロアに突き刺さるかのよう。サビではドラムの緩菜も身を乗り出し、メンバーやオーディエンスと共に勢いよくスティックで十字を切って、早くも一体感を見せつける。
「今日、このかけがえない夜を俺たち全員で忘れられない夜にしようぜ!」という、この日にピッタリの春の煽りも、実はいつも通り。すべてのライブを“かけがえのない夜”にしてきた5人は、以降、彼らの持ち味を走馬灯のように確認させるステージを繰り出していく。ポップな「星月夜」ではファンタジックな世界の中へ「一緒に行くんだよ」と誘い、「7th WONDER」では曲名通り驚くべき何かが起きる期待で胸をときめかせてくれた。考えてみれば“WONDER”というのはDOGにとって、一つのキーワードでもあるだろう。誰も想像のつかない“ワンダー”や“ミラクル”を、いつだって彼らは提供してくれたのだから。
「各地でたくさんの大切な気持ち、大事な想いを噛みしめて重ね合って、そして辿り着いた今日だと思う。今日久々に来てる人もいると思うから、いつもと同じこと言うね。俺たち今日、ココに今までで一番カッコいいDOGをやりに来ているんで、皆さん、今日は今までで一番のDOGをやりましょう!」(春)
そこからのパートで5人が訴えたのは、“これからも傍にいるから、共に痛みを乗り越え、共に進もう”というメッセージ。アグレッシブな中にも荘厳さを漂わせる「Re:quiem」で、“きっといつかは消えてくなら きっといつかは忘れてくなら”とリアルな恐れを口にしながら、「この誓いがいつか種になって花を咲かせて……俺たちの大好きな真っ赤の林檎の実になりますように!」と繋いだのは「APPLE[WORLD]GO-AROUND」だ。13年歌い続けられてきた曲にオーディエンスが跳ねれば、“だから大丈夫なんだ”と歌詞をポエムのように綴る春の声も弾む。それでも「まだ、ちょっとだけ緊張してる人がいる。俺もそう。だからね、心を込めて“大丈夫だ”って歌う」と前置き、贈ったのは名曲バラード「Dear My」。どんなに離れていても同じ空の下いつでもキミを想っていると歌って、その温かな音色でオーディエンスの心を解きほぐすのは、誰一人置いて行かないという彼らの優しさの表れだろう。さらに「HeartAche」で心の痛みを真正面から描写した上で、「ココにいるすべての君を連れて、俺たちは夜明けを目指す」という言葉から「青空ハレーション」へと続く流れは、そんな痛みごと引き受けて進んでゆくという彼らの意志表明。両サイドに賑やかなツインギターが展開し、中央でブンブン鳴るベースと鉄壁のセンターラインで織りなす晴れやかなサウンドは紛れもなくDOGの黄金形で、結成から13年の間に産声をあげた数多の楽曲が、これからも我々を導いてくれることを確信できた。
「嬉しみも悲しみも切なさも、いろんな気持ちが重なり合って一つの炎になるみたいな、そんな夜だと思います。あっという間に終わっちゃうから心開いて、思いっきり楽しんでいってね。この曲が、まさに今この瞬間、歌うためにあったんだと、心からそう思えます様に」
そう春が告げての「シュガーノイズ」は、作曲者である準々の個性が爆発した超高速ビートのプログレ奇天烈チューンなだけあり、彼の動きも一際エモーショナルに。そこで繰り返される“響く唄と 響く音と 響くメロディだけで良い”というリリックの通り、ここからはDOGの音楽を純粋に楽しむターンへと突入する。「いくぜ、乾杯だ!」と叩きつけた「ALCOHOL」では、ほろ苦さを併せ持った爽快感にフロアがワッと沸き立ち、最年少のミズキがお立ち台で堂々とギターソロを披露。オーディエンスが掲げる手に光るミルキーリングがキラキラとハッピーオーラを振りまく「Wonderful!!!!!」の間奏では、緩菜からメイ、ミズキとソロを繋ぎ、ラストの準々は巧みなライトハンドも炸裂させる。この日、演奏された楽曲のほとんどに彼のギターソロが含まれていたが、常にも増して熱がこもっていたように感じたのは筆者だけではないだろう。
そしてDOGの音楽が、常に聴いてくれる“君”ありきであることを実感したのが終盤。春の「大好きだよ」という台詞から始まったバラード曲「Re:WORLD」では、いつでも“同じ空”を見つめていると熱く訴え、“そんな夜を 想い出して 忘れないで”という歌詞が指すところの“そんな夜”を今日、作るのだという気合を見せる。「今まで過ごしてきた夜が、全部覚えてるその夜が、あの一緒に過ごした、俺たちが消えたくなる夜が……いっつもこんな夜だったら!」という春の言葉から雪崩れ込んだ「JOY TO THE WORLD」は、ライブのたびにファンの声と想いが積み重なることで名曲へと育った曲。“ずっと大切な事なんて……忘れるわけねぇだろうがっ!”と春は歌詞に繋げて叫び、「初めて俺たちのこと好きになった夜のこと思い出してくれ!」とオーディエンスに呼びかける。極めつけにコロナ禍以前は共に合唱していた大サビでは、「今までみんなで歌ってきた音を集めてきたから、今からそれに合わせて心で一緒に歌おう」と、なんと過去のライブ音声をスピーカーから再生。メンバーも演奏止めてフロアを見つめ、その心の歌を刻み込むようにメイが左胸を叩けば、春は「13年間、ありがとうございました!」と想いの丈を振り絞る。たとえ今日、声を出すことができなくとも、13年もの間DOGとファンが重ねてきた歴史と絆は本物だ。
活動休止を発表してからの半年間、“ライブですべてを伝える、ライブで想いを届ける”と言い続け、実行し続けてきたDOG。そんな自分たちの不器用さを「素直だったなぁと誇らしく思う」と振り返りつつ、「みんなに気持ちが伝わってたら嬉しいな。もし何か受け取ってくれてるなら、そんな君に向けて。残り4分間、俺たちのすべてをかけて届けます」と贈ったのは、活動休止発表直後にリリースされた最新曲「Pandora」だ。本来の歌詞には無い“俺たちは”という主語を付け加え、“『愛している』って叫び続ける”と謳い上げた通り、ラストに春は「愛してるぜ!」と絶叫。そしてアンコールではメンバーが一人ひとり、今の偽らざる心境を語り始めた。「あったかいみんなとスタッフに囲まれてDOG、ホントに幸せなバンドだったと思います。ホントにみんな好きになってくれてありがとう」と伝えた緩菜は、「ちゃんとマイク通して言ったことないんだけど……みんな、愛してるよ!」とレアすぎる一言を発声。メイはツアーの中で「心を壊してしまった」こと、そんなときもメンバーとファンとスタッフのおかげで立ち上がれたことを告白し、「みんなのお陰で俺は今日ココに立ててるので、ホントに感謝しかないです。みんなにとっての俺たちや俺が、大切な誰かになれてたら嬉しいです。ホントに見つけてくれて、出会ってくれてありがとう。ホントはもっとそばにいたいです」と素直すぎる心の内を漏らす。
ミズキは「この13年間、とても素敵な日々を過ごさせてくれてありがとうございました!」と断言し、「みんなの笑顔に支えられてここまでやってこれたと同時に、みんなの笑顔を見たいから自分も頑張ろうと思わせてもらえた。ホントにみんなは自分にとって大切な存在です。DOGという歴史が消えることはないんで、これからも共に歩んでいってほしい」と、常に笑顔を大事にしてきた彼らしい言葉をくれた。いつも機転の利いたコミカルな喋りで楽しませてきた準々も、今日ばかりは「カッコつく話しよう」と真顔に。「これからもDOGの曲をずっと聞いてほしい。それを聞いている時間はみんなのものだと思って僕も曲を作ってきたから、自分の人生のBGMとして一緒に生きていってくれたら幸せです」とキメた直後、「“準ちゃんはファンサービスしない”って言われるけど、ステージでハンサムでいることが一番のファンサービスだと思ってた。俺、やっぱりアーティストだから、俺の想いはMCとかギターじゃなくツイッターで書いてるんで」と笑わせるのが流石だ。
最後に春は、開演前にメンバーで円陣を組んだときに出てきた言葉が「メチャクチャいいツアーファイナル見せよう!」だったと告げ、「それが俺たちにできる一番カッコいいライヴだから、半年間詰め込んだ想いを出そうとしたのが本編。で、アンコールは……俺ら、自信持って言うわ。俺らって超楽しいライブやってるからカッコいいと思ってて、だから今までで一番カッコよく、今まで一番楽しいDOGをやろうぜ!」と「チューリップ中毒」へ突入。ポップチューンに笑顔で跳ねるフロアを受け、春が準々に後ろから抱きついたり、ミズキとメイが一つのお立ち台に乗ったりと、目からも耳からもハッピーな情景を流し込んでくれる。「Doggy’s Party!!」では嵐のような手拍子の中で全員が交互にボーカルを取り、文字通りのパーティ感を演出。オーディエンスを“夢の魔法の世界”へ招待する「エレクトリックパレード」を挟み、メイが自身の前のお立ち台でベースをかき鳴らして「豊洲!気合入れて来い!」と幕開けたのは2ndシングル「アルトラ。」だ。コズミックな世界観の中で切なさとポジティブが融合したメロディと歌詞はDOGの最高峰と言え、彼らをシーンの表舞台に押し上げた楽曲の輝きは、リリースから11年が経っても全く色褪せることはない。
さらに「楽しいついでに大事なこと伝えとくね。みんな今みたいに笑ってる時が一番かわいいよ」という、『キャンディ・キャンディ』の丘の上の王子様ばりの殺し文句からの「PPP」に、「思い残すことないよう“大好きだよ!”って気持ちをみんなに伝えるよ!」とラブコールした「many many Daily」と、アグレッションとキュートさを併せ持ったナンバーで場内のテンションもうなぎ上り。大事な場面で必ず演奏されてきた鉄板曲「ミラクルGO!」に大きく揺れるフロアは、「それじゃあ俺たちが一番大好きな景色見せてくれよ!」という春の願いに応え、ミルキーリングを煌めかせて両腕で大きな花を咲かせる。そんなファンから届けられる特大の愛に、春が「最高!」と呟いたのも当然だろう。
「今、すごく不思議な気持ち。今、あるのは“楽しかった”。これは今夜が楽しかったのもそうだし、ココにいる一人ひとり全員と出会って、好きになって、過ごした夜が愛おしかったからだと思います、本当にありがとうございました。ライブで、唄で、全部伝える。その覚悟で走り抜けてきて、その中で今日、こういう伝え方が一番カッコいいなと思って作ってきた新曲があります。この歌はバンドが、DOGがみんなに伝えるべき言葉、想いを込めた1曲です。そして、俺たちからみんなへの約束の歌。その約束の歌に俺たちが付けた名前は『夢咲ヶ丘』。大切に聞いてください」
ダブルアンコールで現れるなり、そう春が口を開いて始まった歌も演奏も、まるで自分自身に言い聞かせるかのように力強く、熱い。“夢が咲いたあの丘で 心から笑える夜を約束するよ”“僕のこと忘れないで”“もう二度と離さない”“七色のあの丘の上 君にキスをするんだ”――そこに綴られたリリックは泣けるほど嬉しいもので、また“白百合の詩”に“向日葵の詩”と、DOGの楽曲を象徴するワードもしっかりと盛り込まれていた。続いて、ミズキのアルペジオをバックに「次はみんなが俺たちに約束してよ」と披露した「ララバイ」では、“君にまた逢えるまで”の優しいリフレインで確かな約束を交わし、「Wishing」でも“サヨナラは 言わないよ”“僕達は1つだから”と情熱的に歌いかけた直後、「ラスト2曲だ!」とフロア中に拳を振り上げさせたのは「極世界–夜と音–」。初期からDOG随一の人気曲であり続けたアッパーチューンで、一語一語を叩きつけるように歌う春の“本当は悲しいよ 苦しいよ 淋しいよ 痛いよ”が胸に刺さるが、そんな痛みを振り切って走るだけのパワーを5人のパフォーマンスは放っていた。
そして春がラストの“がむしゃらに”をマイクレスで叫び、「ラスト!」と号令して「WONDER×WONDER」のイントロが鳴ると金テープが舞って、毎回ライブをクライマックスへと導いてきた楽曲の登場にフロアは沸き返る。DOG inTheパラレルワールドオーケストラというバンドの姿を、13年で築き上げてきた力を観る者の記憶に刻み付けるべく、フロント陣も全員お立ち台にあがり、オーディエンスに向けて精一杯にアピール。“降り注ぐのは 夢咲ヶ丘”と、先ほど初披露された最新曲へと道筋を繋げながらも、これまで数えきれないほど繰り返された春と準々のハイタッチに胸が締めつけられる。さらなる金吹雪が舞うなか、常に冷静なプレイでDOGの多彩な楽曲表現を支えてきた緩菜のドラミングが未だかつてないほどエモーショナルに轟いたのも、やはり今までとは異なる感慨の証だろうか。全員が彼を取り囲んで最後の一音を鳴らすと、メンバー同士それぞれに感謝のハグや握手を交わし、5人で手を繋ぎ生声で「13年間ありがとうございました」と叫んで、活動休止ライブは幕を閉じた。
“君らしく。僕らしく。これは約束。”――DOGがこの世に最初に生み出した楽曲「APPLE[WORLD]GO-AROUND」で歌われていたメッセージは、13年経っての最新曲「夢咲ヶ丘」でも同じく“君らしくいられますように”と記されていた。DOGが残した200を超える楽曲は、これからも“君らしく”生きるための道しるべとなるに違いない。その果てに再会の日が待っているのかどうか誰にもわからないが、いつか再び出会えたときに互いに胸を張れる“僕”や“私”でいること、そうなれるように生き続けることこそが、彼らが一番叶えたい“約束”ではないだろうか。本公演は映像化され、当日のオフショットや全国各地でのツアーダイジェストも加えて9月28日にDVDリリースされることが決定している。前を向けない時が来たら、どうか、この日のステージを観返してみてほしい。彼らはいつだって、貴方を想って歌ってくれるだろう。
ライブレポート◉清水素子 写真◉横山 晶央
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【RELEASE INFO.】
2022年9月28日 RELEASE
LIVE DVD
「DOG inThePWO TOUR 2022 『パラレルワールドオーケストラ』 TOUR FINAL 2022.6.12 豊洲PIT」
RSBD-060 (2DVD) \16,500(税抜価格¥15,000)
*豪華フォトブックレット
[DISC1]
DOG inThePWO TOUR 2022 『パラレルワールドオーケストラ』 TOUR FINAL 2022.6.12 豊洲PIT
[DISC2]
DOG inThePWO TOUR 2022『パラレルワールドオーケストラ』
●TOUR FINALオフショット
●TOURダイジェスト
発売元:Resistar Records
※収録曲・曲名・曲順、仕様は変更の可能性がございます。予めご了承ください。
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【GALAXY BROAD SHOP LIMITED SITE】ご予約受付中!
*メンバー全員の直筆サイン入りワイドチェキ特典付!
ご予約はコチラ(https://galaxybroadshoplimited.com/products/dog-inthepwo-dvd)
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【DOG inThePWOオフィシャルサイト】
【DOG inThePWOオフィシャルTwitter】
https://twitter.com/RR_DOGinThePWO
【メンバーオフィシャルSNS】
<春>
Twitter:https://twitter.com/paru_dog
Instagram:https://www.instagram.com/doginthepwo_haru/
<準々>
Twitter:https://twitter.com/dog_junchan
<ミズキ>
Twitter:https://twitter.com/mizuki_stg
Instagram:https://www.instagram.com/dog_mizuki/
<メイ>
Twitter:https://twitter.com/mei_crown313
Instagram:https://www.instagram.com/dog_mei313/
<緩菜>
Twitter:https://twitter.com/kanna_dog_dog
Instagram:https://www.instagram.com/dog_kanna/






2022年06月15日 (水)
【INORAN】2022年6月29日発売、NEW ALBUM『IN MY OASIS Billboard Session』より新曲「Glorious Sky (feat. Mao Denda)」Music Videoを公開!
RELEASE - 18:00:33LUNA SEAのギタリストにとどまらず、ソロ・アーティストとしても精力的な活動を続けるINORANが、ソロ25周年を記念して、6/29にリリースするニュー・アルバム『IN MY OASIS Billboard Session』より、リードトラックである新曲「Glorious Sky (feat. Mao Denda)」のMusic Videoが公開となった!
▼INORAN「Glorious Sky (feat. Mao Denda)」Music Video
https://youtu.be/wW5jp9RwXfI
本Music Videoは、何げない景色の美しさ、楽曲が持つ瑞々しい世界観を描き出すイメージカットと共に、Billboard Live YOKOHAMAで行われた本作レコーディング時の映像で構成。INORANが信頼を寄せる葉山拓亮 (Piano)、Yui(Violin)、島津由美 (Cello)というメンバーに加えて、R&Bヴォーカリスト傳田真央をフィーチュアし、INORANとのツイン・ヴォーカルを美しいグラフィック映像と共に描写した作品に仕上がっている。
リードトラックとしては、2010年にリリースされたアルバム「Watercolor」以来の日本語詞となっていることも特筆すべき点だ。
R&Bヴォーカリストとして活躍しながら、自身の音楽ルーツのひとつにLUNA SEAの名を挙げる傳田真央は、今年3月14日に行われたBillboard Live TOKYOでのライヴでINORANと初共演。本作では、その表情豊かでソウルフルな歌声を存分に披露すると共に、ライヴレコーディングならではのINORANとの絶妙なコンビネーションで存在感を発揮。彼女とのコラボレーションの為に書き下ろされた新曲は、両者の美しいヴォーカルとハーモニーが際立つ、秀逸な楽曲に仕上がっている。
この新曲「Glorious Sky (feat. Mao Denda)」の他にも、「Time After Time」「Fading Memory」の2曲でコラボレーションしている傳田真央からコメントも到着した。
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<傳田真央コメント>
中学生の頃から憧れのロックスター、そして素晴らしいミュージシャンの皆さんとの夢のようなライブセッション!
INORANさんの歌のエナジーにはいつも圧倒されてしまいます。
楽曲、映像までINORANさんのセンスや情熱、さりげない優しさが細部に宿った作品。ファンとしても本当に楽しみです。
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このアルバムの発売を記念して、7月9日のBillboard Live TOKYOを皮切りに、Billboard Live 3会場(東京・横浜・大阪)での「IN MY OASIS Billboard Session」と題したライヴの開催も決定。
Billboard Liveでのセッションをパッケージした本作品を、さらにブラッシュアップして生のステージへ展開する全12公演。
全公演に傳田真央のゲスト出演も決定しているので、ライヴならではのINORANとのセッションも必見。1公演1公演が、またとないプレミアムな時間になること間違いなしだ。
チケット予約は、今週6月16日(木)12:00より、Billboard Live会員を対象としたClub BBL会員先行が、6月22日(水)12:00より一般発売がスタート。
毎回、激戦必至のプレミアチケットとなるINORANのBillboard Live公演。是非、早めにチケットを入手して、このアルバムの世界をリアルに体感してほしい。
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【商品情報】
INORAN「IN MY OASIS Billboard Session」
2022年6月29日(水)Release
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[通常盤](CD)
定価:¥3,300 (税抜価格:¥3,000) | KICS-4067
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【CD収録曲】
01. raize
02. Daylight
03. Beautiful Now
04. Time After Time (feat. Mao Denda)
05. Starlight
06. Fading Memory (feat. Mao Denda)
07. I swear
08. 千年花
09. Long Time Comin
10. Rise Again
11. Glorious Sky (feat. Mao Denda)
12. Thank You!
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■通常盤購入特典
ステッカー2種セット
※対象店舗は下記URLにてご確認ください。
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[完全生産限定盤-LP SIZE DIGIPAK仕様-] KING e-SHOP限定販売
CD+Blu-ray+写真集(LP SIZE デジパック仕様)*KING e-SHOP限定特典付き
価格:¥14,300(税抜価格¥13,000)| NKCD-6974
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【CD収録曲】
※通常盤と同様
【BD】
Glorious Sky (feat. Mao Denda) Music Video
Making of IN MY OASIS Billboard Session
【写真集】
全24ページ カラー写真集
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■KING e-SHOP限定特典
直筆サイン入りポストカード
オンライン・サイン会(抽選100名様)応募コード
商品、特典情報はこちら:https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=33839
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【LIVE INFORMATION】
INORAN IN MY OASIS Billboard Session
2022年7月9日(土)・10日(日)
Billboard Live TOKYO
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[1stステージ] 開場15:30 開演16:30
[2ndステージ] 開場18:30 開演19:30
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2022年7月27日(水)・28日(木)
Billboard Live YOKOHAMA
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[1stステージ] 開場16:30 開演17:30
[2ndステージ] 開場19:30 開演20:30
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2022年8月2日(火)・3日(水)
Billboard Live OSAKA
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[1stステージ] 開場16:30 開演17:30
[2ndステージ] 開場19:30 開演20:30
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【料金】
サービスエリア ¥8,500
カジュアルエリア ¥8,000(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。
▼詳細はこちら http://inoran.org/show/21571/
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★INORAN OFFICIAL SITE★
★INORAN OFFICIAL Twitter★
https://twitter.com/INORAN_OFFICIAL



2022年06月15日 (水)
【ライヴレポート】<圭 TOUR「SENSE OF WONDER」>2022年6月6日(月)東京・代官山SPCE ODD◆圭、スリーピース編成スタイルでソロ初のツアー開幕!
REPORT - 17:00:27圭のワンマンツアー<SENSE OF WONDER>が6月6日、東京・代官山SPCE ODDで初日を迎えた。同公演のレポートをお届けする。
今回の圭のワンマン<SENSE OF WONDER>の見所は、なんといっても関東近郊でマンスリーライヴを継続して行なっていくソロ初のツアー形態で開催することだろう。それを、スタンディングのライヴハウスという環境で行なうところも新しい。そうして、もっとも注目したいのは、これまではサポートメンバーを含めて5人編成で行ってきたライヴを、このツアーから圭(Gt&Vo),BAROQUE時代から気心知れた高松浩史(Ba/THE NOVEMBERS)とKENZO(Dr/彩冷える)を招いて、最小限のメンバーで自身初のスリーピース編成でライヴに挑むというところだ。
スタンディングのライヴハウス、スリーピース編成初お披露目日となったツアー初日。オーディエンスにとっても、圭のステージをこんなに間近で見るのは初めてのこと。いったいどんなライヴをするのだろうか。
結論からいうと、これが予想を遥かに上回る衝撃だった。ツアーは今後も続いていくので、詳しいセットリストは書けないのだが、この日はオープニングのステージアクトから驚かされた。最新のインストアルバム『utopia.』のある曲に大胆なアレンジを施した同期音源にトキめいていると、3人が次々とオンステージ。映像をバックに、同期音をKENZOの生ドラムが引き継ぎ、バンドサウンドへと切り替わっていったときのスリルは迫力満点。そこからアッパーな歌ものへと展開していったときの歌、ギターフレーズ、スピーディーに畳み掛けるビートが一体となったときの破壊力は、小さなライヴハウス、編成もシンプルだからこその温度感でフロアを煽っていく。「スタンディングのライヴハウスで僕のライヴをやるのは初めて。好きなように身体動かして、やりましょう」と圭がオーディエンスにレクチャーしたあとに披露した「青空に吹かす夜、晴れ渡る日」(大桃子サンライズfromバンドじゃないもん提供曲)。個人的には、この曲があったからこそこの編成、スタンディングのライヴに踏み切れたのではと思うほど抜群にこれがハマっていて、新たなライヴアンセム誕生という手応えさえ感じた。インスト曲に歌もののソロ曲、BAROQUEナンバーに提供曲など圭の全キャリアの楽曲が混在する今回のセットリスト。例えば、ゆったりとしたテンポで会場を独自の世界観に引きずり混んでいった「MEMENTO」は、BAROQUE時代、鍛練してきたこの3人ならでは鬼気迫るグルーヴがライヴハウスに充満。その熱量に圧倒された場内からは、自然と大きな拍手がわきあがった。
ソロになって以降、圭はこれまで歌もののライヴとインスト曲のライヴをきっちりと分けて公演を行なってきた。しかし、今回はそこも進化。「今日は『utopia.』の曲も多めなんです。歌ものの間にあんなインスト入れてくるかという感じだけど(笑)、いいですね」と本人が感想を述べると、オーディエンスが賛同を拍手で伝える場面もあった。例えば「monolith.」のように緻密に作り込まれた奥行きのある同期音源をまといながら、3人が絶妙な駆け引きで曲に没入していくインスト曲は、観客はものすごい集中力で音を浴びる感じなのだが。最小編成だからなのか、歌ものもインストものも、一貫してその根底に流れる圭ならではの音楽の美学が肌で感じられて、どんな作風の曲もスムーズに展開していったところはこのツアーの大きな収穫になりそうな気がした。
そうして、終盤には圭が「新鮮だね、(距離が)近くて。みんなが飛んでる姿が観たい」とリクエストして、クラップとジャンプでフロアに一体感を作り上げ、ライヴハウスならではの盛り上がりで場内を熱狂させたり。さらに、毎回ライヴのクロージングナンバーとして演奏してきた曲を演奏した場面では、観客が一斉にスマホのライトを点灯させて幻想的で美しい空間を作るなど、フロアからも新しいアクションが次々と誕生した今回のライヴ。アンコールはなし。本編のみで勢いよく最後まで駆け抜け、フィニッシュを迎えるというスタイルも圭にとっては新しい挑戦で、それも観ていて気持ちよかった。
とにかく3人のバンドサウンドの地力、グルーヴ、緊迫感。それが、自然と浮き彫りになるスリーピースは想像以上にグルーヴィーで機能的で、5人編成とはまったく違った新鮮さを放っていた今回のステージ。KENZOが繰り出す手数の多いタフなビート、高松が時折滑り込ませるように鳴らすメロディックなベースライン。そして、ソロになって以降はインストもの以外はフロントマンとしてヴォーカリストであることに重きを置いてパフォーマンスしてきた圭が、今回は歌いながらも全編に渡ってリズム隊とからみながらギタープレイを繰り広げていくところは、とりわけ華やか。観ていてやっぱりしっくりくる。BAROQUE時代、ギタリストとしてステージに立っていた圭が、その延長線上でギター&ヴォーカルへと進化したステージング。それは、まさにこれだったのかもしれないと思わせてくれる新境地。
ソロ2年目。しなやかに進化していく圭は、ここからさらに研ぎ澄まされたステージングを追求してくはず。この後、同メンバーで開催する7月18日の神奈川・横浜Bronth.LIVE公演、その後に待つ8月12日の東京・渋谷PLEASURE PLEASURE公演まで、ツアーのなかで進化していく姿をぜひとも見届けて欲しい。
そして、そんな圭を特集した特別番組『MOOPHORIA-帰還の満月ー』が6月28日、24:00からMUSIC ON! TVにてオンエアされることが決定した。当日は、圭が4月17日、盟友・YUCHI(Ba/sukekiyo)をサポートメンバーに迎えて東京・渋谷ストリームホールで開催したソールドアウト公演の貴重なライヴ映像と、この番組のために撮り下ろした圭のインタビューを合わせて独占放送。こちらもぜひ注目して欲しい。
ライブレポート◉東條祥恵 写真◉加藤千絵(CAPS)
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<圭 TOUR//SENCE OF WONDER>
2022年6月6日(月) 代官山SPACE ODD OPEN 17:45 / START 18:30
2022年7月18日(月・祝) 横浜Bronth. LIVE OPEN 16:45 / START 17:30
2022年8月12日(金) 渋谷PLEASURE PLEASURE
*To be announced
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【Support Members】
Bass :高松浩史(THE NOVEMBERS)
Drums: KENZO(彩冷える)
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◉チケット料金 7/18公演
スタディング
・フロアVIPチケット:\12,000(諸経費込) *前方エリア・特典付
・Aチケット:\6,500(諸経費込)
※ドリンク代別途必要
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◉チケット発売日
<7/18 横浜Bronth.LIVE公演>
■Ticket Town先行 (抽選) ※電子チケット
受付期間: 6/7(火)21:00~6/13(月)23:59
入金期間: 6/16(木)12:00~6/19(日)23:59
※枚数制限:1人2枚まで
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■一般発売(先着) ※電子チケットのみ
・イープラス
6/25(土) 12:00~
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<8/12 渋谷PLEASURE PLEASURE公演>
*To be announced
…………………………………………
info.NEXTROAD 03-5114-7444(Weekdays 14:00~18:00)
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【RELEASE INFO.】
圭
NEW ALBUM
『utopia.』
NOW ON SALE
…………………………………………
収録曲 // COMPLETE 12 TUNES
scene1____spirit in heaven.
scene2____longing star.
scene3____helix.
scene4____mobius.
scene5____sanctuary.
scene6____cell structure.
scene7____monolith.
scene8____the sin.
scene9____eve.
scene10____in the light.
scene11____embrace.
scene12____utopia.
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All Music & Produced : 圭
Guitar & All Instruments : 圭
Recording & Mixing, Mastering Engineer : 圭
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<通常盤>PGSK-038 (CD) ¥3,500
Manufactured & Distributed by sun-krad Co., Ltd.
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<会場・通販 限定盤>【数量限定】 PGSK-037(CD) ¥6,500
※特殊パッケージ LPサイズジャケット仕様
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サブスク配信中
■圭
•Amazon Music Unlimited:https://music.amazon.co.jp/artists/B085XQWR3Y
•Apple Music:https://music.apple.com/us/artist/kei/1465709836
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