2021年04月15日 (木)
【MUCC】開催中のホールツアー<MUCC TOUR 202X 惡-The brightness world>の有料配信と最後のツアーゲストを発表!
NEWS - 22:00:342月28日(日)の福岡サンパレスを皮切りに開催中の<MUCC TOUR 202X 惡-The brightness world>だが、5月1日のよこすか芸術劇場と5月5日・6日のザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホールでの公演を有料配信することが発表された。
昨年、配信ライヴにおけるサウンドと映像をミヤ(Gt)自ら指揮を取り徹底的に追求してきたが、今回も昨年末の武道館同様に、会場用の音と配信用の音をそれぞれ最適化して最良の状態で届けてくれることは間違いないだろう。
プラットフォームについてはニコニコ生放送、Streaming+(イープラス)、また海外向けにLiveFrom Eventsでも配信が決定している。
また4月29日中野サンプラザ公演、5月1日よこすか芸術劇場公演のツアーゲストもそれぞれ発表され、中野サンプラザにはNOCTURNAL BLOODLUSTより尋(Vo)、よこすか芸術劇場にはDEZERTより千秋(Vo)が参加することが決定。
加えて5月5日・6日の茨城公演にはゲストが参加しないことも合わせて発表となり、今ツアーのゲストについてはこれで最終発表となる。
2人ともMUCCと同じ事務所の所属アーテイストであり、この2公演は「直系の後輩」をゲストに迎えての形となる。
万感の想いを込めて、去り行くSATOちを送りだす彼らのパフォーマンスにも注目したい。
4月29日(木) 中野サンプラザ
ゲスト:尋(NOCTURNAL BLOODLUST)
5月1日(土) よこすか芸術劇場
ゲスト:千秋(DEZERT)
メンバー・SATOち(Dr)が参加する最後のツアーとなる今ツアー、チケットの売り切れや距離の事情、またコロナウィルスの影響などで会場に来られないファンへの朗報となる今回の配信告知。
SATOち最後のステージ、目に焼き付けて欲しい。
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<LIVE>
■『MUCC TOUR 202X 惡-The brightness world』
SATOちのラストツアー。2月28日を皮切りに10公演開催中。
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2021年4月29日(木・祝) 中野サンプラザホール
OPEN 16:30 START 17:30
ゲスト:尋(NOCTURNAL BLOODLUST)
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2021年5月1日(土) よこすか芸術劇場
OPEN 16:30 START 17:30
ゲスト:千秋(DEZERT)
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2021年5月5日(水・祝)ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)
OPEN 16:30 START 17:30
※SOLD OUT
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2021年5月6日(木) ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)
OPEN 17:00 START 18:00
※SOLD OUT
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※4月15日(木) LINE CUBE SHIBUYA以降の公演につきましては、緊急事態宣言の解除に伴い、
当初のキャパ設定を変更し、着席時のキャパシティ100%での開催とさせていただきます。
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【チケット料金】全席指定 ¥9,600(税込) ※未就学児入場不可 ※営利目的の転売禁止
【追加チケット発売中】 イープラス https://bit.ly/3ux5XrF
【枚数制限】 各公演お一人様2枚まで
【本公演への参加を検討されている皆様へご協力のお願い】
本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
政府の感染防止ガイドラインに沿った対策を十分行った上で開催致します。
<More Info>https://tour202x-brightness-world.55-69.com
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<配信情報>
『MUCC TOUR 202X 惡-The brightness world』よこすか、茨城公演の配信決定!
詳細 https://55-69.com/news/335553
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2021年5月1日(土)
よこすか芸術劇場OPEN 16:30 START 17:30
【受付期間】2021年4月16日(金) 12:00~5月8日(土)20:00
※アーカイブ配信 5月8日(土)23:59まで
【配信サイト】
<ニコニコ生放送> https://live.nicovideo.jp/watch/lv331243392
<イープラス Streaming+> https://eplus.jp/mucc20210501/st/
<LiveFrom EVENTS(海外向け)> https://livefrom.events/collections/mucc
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2021年5月5日(水・祝)
ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)OPEN 16:30 START 17:30
【受付期間】2021年4月16日(金) 12:00~5月12日(水)20:00
※アーカイブ配信 5月12日(水)23:59まで
【配信サイト】
<ニコニコ生放送> https://live.nicovideo.jp/watch/lv331243432
<イープラス Streaming+> https://eplus.jp/mucc20210505/st/
<LiveFrom EVENTS(海外向け)> https://livefrom.events/collections/mucc
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2021年5月6日(木)
ザ・ヒロサワ・シティ会館 大ホール(茨城県立県民文化センター)OPEN 17:00 START 18:00
【受付期間】2021年4月16日(金) 12:00~5月13日(木)20:00
※アーカイブ配信 5月13日(木)23:59まで
【配信サイト】
<ニコニコ生放送> https://live.nicovideo.jp/watch/lv331243449
<イープラス Streaming+> https://eplus.jp/mucc20210506/st/
<LiveFrom EVENTS(海外向け)> https://livefrom.events/collections/mucc
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<配信番組>
「明星」「SATOち牛乳」発売記念特番!【人生いろいろ!?リハスタムック最後の聖戦!】
2021年4月21日 19:00 START
【チケット料金】視聴チケット ¥3,969(税込)
※MAVERICK DC GROUPニコニコチャンネル有料登録会員、および新規有料チャンネル入会者は
視聴チケットを¥2,969(税込)で購入可能
【配信サイト(視聴・購入)】<ニコニコ生放送>
受付期間 2021年4月13日(火) 18:00~4月28日(火) 20:00
URL:https://live.nicovideo.jp/watch/lv331362467
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<RELEASE>
★BEST ALBUM「明星」4月21日(水)発売
【朱ゥノ吐VIP会員限定生産盤】 (CD +Blu-ray) MSHN-090?91 ¥8,120+tax
※商品詳細購入ページhttps://55-69.com/store/334037
【初回限定盤】 (CD +Blu-ray) MSHN-094?95 \5,210(税別)
※特典詳細 https://55-69.com/music/334086
【初回限定盤】 (CD +DVD) MSHN-092?93 \4,210(税別)
※特典詳細 https://55-69.com/music/334085
【通常盤】MSHN-096 \3,101(税別)
※特典詳細 https://55-69.com/music/334081
【収録曲 全16曲】
1.家路 -2017 飛翔– 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち,ミヤ,逹瑯
2.前へ -In its true light- 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち
3.1979 –殺シノ調べII ver.- 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち
4.ぬけがら -2020- 作詞 : ミヤ 作曲 : SATOち,ミヤ
5.茜空 作詞 : ミヤ 作曲 : SATOち
6.昔子供だった人達へ -2020- 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち
7.メディアの銃声 –殺シノ調べII ver.- 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち
8.夕紅 -2020- 作詞 : ミヤ 作曲 : SATOち
9.謡声(ウタゴエ)作詞 : 逹瑯 作曲 : ミヤ, SATOち
10.パノラマ 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち ミヤ
11.フライト -Album ver.- 作詞 : 逹瑯、ミヤ 作曲 : SATOち、ミヤ
12.塗り潰すなら臙脂 -2020- 作詞 : 逹瑯 作曲 : SATOち,ミヤ
13.You & I 作詞 : ミヤ 作曲 : SATOち,ミヤ
14.レクイエム 作詞 : SATOち,逹瑯 作曲 : SATOち
15.My WORLD (惡 MIX)作詞 : SATOち,ミヤ 作曲 : SATOち,ミヤ
16.明星 作詞 : MUCC 作曲 : ミヤ
<ツアー会場予約受付特典> B2サイズポスター
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■STREAMING LIVE Blu-ray/DVD 『FROM THE MOTHERSHIP/FROM THE UNDERGROUND』
2021年5月4日発売
【朱ゥノ吐VIP会員限定生産盤】 (Blu-ray) 5枚組 \12,000(税別)
※特典・購入方法等詳細 https://55-69.com/music/334558
【通常盤】 (Blu-ray) 2枚組 \6,900(税別)
【通常盤】 (DVD) 2枚組 \6,000(税別)
<ツアー会場予約受付特典> B2サイズポスター 詳細 https://55-69.com/news/334549
<収録楽曲>
◆DISC1『FROM THE MOTHERSHIP』Live at AVACO STUDIO Recording 302
<収録曲>
1.惡-JUSTICE、2.アメリア、3.遮断、4.路地裏 僕と君へ、5.アイリス、6.room
7.積想、8.語り部の詩、9.例えば僕が居なかったら、10.秘密、11.ゲーム
12.メディアの銃声、13.堕落、14.25時の憂鬱、15.ブリリアント ワールド
16.最終列車、17.DEAD or ALIVE、18.茫然自失、19.蘭鋳、20.フリージア、21.明星
◆DISC2『FROM THE UNDERGROUND』Live at Numabukuro Section9
<収録曲>
1.惡-JUSTICE-、2.CRACK、3.神風 Over Drive、4.ENDER ENDER、5.夢死、6.ぬけがら
7.商業思想狂時代考偲曲(平成版)、8.ガーベラ、9.昔子供だった人達へ、10.キンセンカ
11.はりぼてのおとな、12.茜空、13.目眩 feat.尋(NOCTURNAL BLOODLUST)
14.塗り潰すなら臙脂、15.謡声、16.前へ、17.カウントダウン、18.蘭鋳、19.明星
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≪BOOK≫
「SATOち牛乳」 2021年4月21日発売 タワーレコード独占販売
予約はこちらから→ http://tower.jp/item/5157024
定価:本体3,000円+税 仕様:四六判・全300ページ予定 発売:(株)音楽と人
https://ongakutohito.com/2021/02/04/mucc-news-2/
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<Official HP> http://www.55-69.com/
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2021年04月15日 (木)
V系を熱くする!【イベント】<CROW MUSIC PRESENTS「KANSAI ROCK SUMMIT’21」>前夜祭&後夜祭は大阪・名古屋・京都で開催!タイムテーブル解禁!
EVENT - 19:00:31西日本最大級のVISUAL系サーキットフェス<CROW MUSIC PRESENTS「KANSAI ROCK SUMMIT’21」>。
この“ロクサミ”の公演日前、後に開催される前夜祭&後夜祭も激アツ!
まず前夜祭は大阪・心斎橋SHOVELにて開催。
後夜祭は名古屋・HOLIDAY NEXT NAGOYA、京都・KYOTO MUSEにて行われる。
この3公演タイムテーブルも解禁となった。
どちらも多くのバンドが出演する予定なので、時間をチェック&感染症対策も万全にして3日間を楽しもう!
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★前夜祭★
■CROW MUSIC PRESENTS
KANSAI ROCK SUMMIT’21【前夜祭・大阪】
5/15(土)心斎橋SHOVEL
開場11:30/開演12:00
前)¥4000/当)¥4500(税込・D別)
【CAST】JE:NOVA / アダビトヲコガラヌ / NEiN / ジグソウ / 蘭 / mama / Lavitte / DAMILA / MIMIC / NINTH / 病葉~わくらば~ / ホンモノ
★チケット:イープラスにて発売中。お1人様4枚まで。バンド予約無し。
購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3377380001-P0030001P021001?P1=1221
【入場順】1.先行発売分、2.イープラス一般、3.当日券
【問】SHOVEL:06-6282-7129
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★後夜祭★
■CROW MUSIC PRESENTS
KANSAI ROCK SUMMIT’21【後夜祭・名古屋】
5/17(月)名古屋HOLIDAY NEXT
開場12:30/開演13:00
前)¥4000/当)¥4500(税込・D別)
【CAST】アダビトヲコガラヌ / i.D.A / NETH PRIERE CAIN / 麗麗 / MIMIC / THE NOSTRADAMNZ / HOWL / 企カクモノ/ ALCYON
★チケット:イープラスにて発売中。各お1人様4枚まで。バンド予約無し。
購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3379870001-P0030001P021001?P1=1221
【入場順】1.先行発売分、2.イープラス一般、3.当日券
【問】HOLIDAY NEXT:052-249-2161
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■CROW MUSIC PRESENTS
KANSAI ROCK SUMMIT’21【後夜祭・京都】
5/17(月)KYOTO MUSE
開場15:00/開演15:30
前)¥4000/当)¥4500(税込・D別)
※終演後全バンドでの(除菌)サインボール投げ大会有!!
【CAST】アルケミ / JE:NOVA / アンドゥー / ミスイ / ジグソウ / マチルダ / XANVALA / LAY ABOUT WORLD
★チケット:イープラスにて発売中。お1人様4枚まで。
購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3378360001-P0030001
【入場順】1.優先受付分、2.イープラス、3.当日券
【問】KYOTO MUSE:075-223-0389
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■KANSAI ROCK SUMMIT’21「EXPLOSION CIRCUIT vol.8」
2021年5月16日(日)
【全7会場】
BIG CAT
OSAKA MUSE
SUNHALL
FANJ-twice
SHOVEL
BRONZE
SUNHALL特設アウトストア会場
【時間】
開場11:30/開演12:00
【料金】
前売券)¥6300/当日券)¥6800(税込・D別)
【全63組アーティスト】
AIOLIN / i.D.A / アダビトヲコガラヌ / アルケミ / アンドゥー / AMBEEK / umbrella / 怪人二十面奏 / GAM! / 企カクモノ / ギルド / グラビティ / グレン / 仮病 / サイノ筐ニワ / THE SOUND BEE HD / THE NOSTRADAMNZ / SARIGIA / XANVALA / SHIVA / JE:NOVA / ジグソウ / Sick² / JILL-PRINCE / Jin-Machine / Scarlet Valse / Sclaim / ストロベリーソングオーケストラ / ゼラ / ZON / DAMILA / DARRELL / CHOKE / Develop One’s Faculties / どく / NEiN / nurié / NETH PRIERE CAIN / HOWL / HAKLO / Vagu*project / ビス / ビバラッシュ / FEST VAINQUEUR / BlacK TeaR / Free Aqua Butterfly / The Benjamin / Houts / マチルダ / Marvelous Cruelty / マゼラン / mama. / マルコ / ミスイ / MIMIC / 外道反逆者ヤミテラ / Rides In ReVellion / Lavitte / 蘭 / LANTANA / Leetspeak monsters / LAY ABOUT WORLD / 麗麗
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【チケット】イープラス一般発売中。お1人様4枚まで。
■購入ページURL
https://eplus.jp/sf/detail/3378750001-P0030001P021001?P1=0175
【入場順】
1.CROW MUSIC優先申込み、2.イープラス、3.当日券
【注意事項】
※当日AM9:00よりSUNHALL内特設本部にてチケットとリストバンドの引換開始。
※整理番号順に時間を分けて引換え。各整理番号の引換え時間は後日アナウンス致します。
※リストバンドはご本人様のみ有効。切れた場合は無効となりますのでご注意下さい。
※全会場出入り可能。各会場満員となった場合は入場制限がかかり入替え待ちとなります。
【主催・企画】CROW MUSIC / KANSAI ROCK SUMMIT’21事務局
【制作】HEAD LINE / アームエンタープライズ株式会社
【協力】イープラス
【一般問合せ】HEAD LINE:06-6886-1390
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★KANSAI ROCK SUMMIT 公式 Twitter★
https://twitter.com/K_Rock_Summit
★CROW MUSIC OFFICIAL SITE★
★CROW MUSIC OFFICIAL Twitter★
https://twitter.com/CROWMUSIC_JAPAN





2021年04月14日 (水)
【ライヴレポート】<圭ワンマンライブ<THE LIBERTY -輪廻の新月->2021年4月12日(月)TSUTAYA O-EAST◆「僕はこの道を進んで行く」 。圭という一人のアーティストが誕生した瞬間を目撃した夜。
REPORT - 21:00:46圭としての本格的なソロ活動の幕開けとなったワンマンライブ<THE LIBERTY –輪廻の新月–>が4月12日、東京・TSUTAYA O-EASTにて開催された。有観客及び、GALACAAを通して生配信も行われたこの公演のレポートをお届けする。
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圭という一人のアーティストが誕生する瞬間、それを目撃した夜だった。
ファン、いやきっと本人さえも、まさか自分がこんな風にボーカリストとしてステージのセンターに立ち、ギターやピアノを弾きながらライブを行なう姿は想像していなかったのではないだろうか。
圭がギターを弾かないパートは、今回初めてサポートメンバーに加わった結生(Gt/メリー)が高松浩史(Ba/THE NOVEMBERS),山口大吾(Dr/People In The Box), hico(Keyboard&Manipulator)と息を合わせ、サポートしていく。
星空に、自身の存在意義を問いかけるように歌っていたボーカルは、次の「17.」でバックバンドが叩き出す躍動感に満ちたサウンドに合わせて、強い意思を持った歌へとスイッチ。
圭はギターを弾きながら、フロアに突き出した花道を颯爽と移動しながらハンドマイクでライブタイトルにもなった“liberty”を連呼。BAROQUEが止まって以降、考え続けた自分の存在意義。
その答えが2009年、自ら歌って作り上げたソロ作品(『silk tree.』、『for a fleeting moment.』)にあったことをこのアクトで改めて確信した彼は、曲を歌い終えた瞬間、マイクを持った左手を頭上へ堂々と突き上げてみせた。
それはまさに、圭自身がBAROQUEやギタリストといった肩書きから自らを解き放ち、ここからは歌おうがギターを弾こうがなにをやってもいいんだと、自由になった自分を受け入れた瞬間だったといえる。
その感覚を、圭は短い挨拶を届けたあとのMCで「どんな日になるのかと思ってたけど、初めてのことだらけなんですけど、懐かしい感じ」だと言葉で表現した。
フロアを見渡しても、圭が歌う姿に驚愕する人はいなかった。
それほど、歌うアクトが当たり前のように自然に観えたということだ。
ライブは子供たちの声をサンプリングした「pitiful emotional picture.」で一人ひとりの幼き頃の記憶の扉を開いていったところから、サウンド志向の楽曲へとシフト。
「sanity dance.」、「the blueroom.」という変拍子で次々と展開していくエレクトロニックな原曲を、ここではメンバーの高度な表現技術によって生演奏版ならではの新しいバンドアレンジで楽しませていった。
こうしてメロディアスな歌もの、エレクトロニックな楽曲と圭というアーティストがもつ作家性の魅力がつまった扉を順番にオープンしていったあと、次に待ち構えていたのは、圭のギタリストとしての魅力がつまった扉だった。
hicoが奏でるエレガントなピアノに導かれて扉が開き、圭が弾きだしたのはオリジナル曲ではなく、誰もが知っているあのクラシカルな美しいラブバラード「A Whole New World」(ディズニー映画『アラジン』主題歌)だった。
歌うようにギターでリリカルなメロディを奏でるのは圭の音楽の原点でもある。
ギタリストになるととたんに華麗さ、艶が倍増する圭。
ファンたちは1曲まるごと通してそんな圭をたっぷり堪能しながら、彼が鳴らす伸びやかなギターの音色に誘われ、ラグジュアリーな摩天楼の夜空へのランデブーを楽しんでいった。
メンバー紹介をはさんで「sleep2 the moon.」からは、ファンタジックな楽曲たちを通して月に向かってランデブーが始まった。
この日の月は、夢や願いごとを叶えるには絶好のチャンスといわれている新月だった。
その新月が届けるパワフルなエネルギーを受け止めながら、曲を丁寧に届けていった圭は「綺麗な新月が見えましたね」と静かに観客に語りかけた。
そのあと、ギターを置いた圭は、ドラムの横にセットされたアップライトピアノの前に移動してスタンバイ。
歌、ギターに続いて、ここではkannivalism時代に「small world」でピアノを演奏していたこともある自分の扉をオープン。
ビートルズとディズニーランドが絵本のなかで1つになったような曲「vesperbell.」をピアノを弾きながら歌唱してみせた。
歌い終えたところで、再びギターを持ち、パンキッシュな「4letter word.」の勢いで場内の高揚感や熱気をグッと高めたところから、ライブはクライマックスへとのぼり詰めていく。
「autophobia.」~「cry symphony.」と軽やかな変拍子にのせ、エモーショナルな音の洪水のなかに観客をダイブさせた直後、夜空に向かって轟音をスケール感たっぷりに放ち、真っ白い風景を鮮烈に描いていったいったシーンは、この日のハイライトだった。
「今日はありがとうございました」とライブを締めくくった圭は、再びマイクに向かい、昨年9月にBAROQUEの無期限活休発表直後に行なったソロライブのことを回想し「あの日はいま考えると、(一歩を踏み出すことをまだ)恐れていた」と本音を吐露。
「だから、あの日の自分に今日決着をつけたいと思います」と投げかけた直後、BAROQUEの「BIRTH OF VICTORY」~「I LUCIFER」を続けてプレイした。
歌詞を噛みしめるように歌った「I LUCIFER」の“この世界に君はいない”が切実な響きとなって、ファンの心を揺さぶり、涙を誘う。
その涙を吹き飛ばすように、照明で真っ赤にそまったステージ、圭は花道に飛び出して跪き、渾身の力をこめて、自分はこの現実を受けとめてここから突き進んでいくんだというメッセージをエネルギーに満ちたギターソロに込めてパフォーマンスした姿は、本当に凛々しかった。
そうして、あの日の自分にきっちりとけじめをつけ、一歩を踏み出した圭は、清々しい表情をうかべて本編を締めくくり、ステージをあとにした。
ファンのクラップに呼ばれ、再び舞台に姿を表した圭は、まず「まっすぐなマイクスタンドで自分が演奏して歌ってる夢を見て。それがいまのライブをやるきっかけになった」と打ちあけ、ファンを驚かした。
そうして、今日演奏した12年前に作ったソロ曲たちは、当時インストアイベントで数曲演奏しただけで、正式なライブは1度もやっていなかったため、ほとんどが初演奏だったと解説。
「でも、まるで今日のために曲たちが待っててくれたのかと思うぐらい、その曲たちがマッチしてて。その曲たちに背中を押されて、いまここにいます」と感慨深そうな表情を浮かべて話した。
また、今年結成20周年を迎えるBAROQUEについても触れ、この20年間、解散に再結成、メンバーの失踪に脱退など、なにかあるたびに新しいバンドスタイルを模索し続け、バンドを存続させてきた圭は、一人ぼっちになったいまの状況に対して「BAROQUE、まだまだ俺に新しいことをやらせるか」といってこのバンドが引き寄せる奇妙な運命を軽く笑い飛ばしてみせたのだ。その姿はたくましく、眩しいぐらいに輝いていた。
そうして「挑戦することは素晴らしいこと」と前置きした上で、ソロデビュー曲「the primary.」はそんなことを思いながら書いた曲で「10年以上たったいまもそう思ってます」といってアンコールはその「the primary.」で幕開け。
目の前にいるファン一人ひとりにアイコンタクトを送りながら、全てを終える瞬間まで人生を輝かせろと熱いメッセージを届けていった。
歌い終えた圭は“よし”と2回うなずき「一歩ね、一歩だけど踏み出せた気がしてます」と誇らしげに語りかけ「俺をここまで育ててくれてありがとう」とファンに向かって感謝の気持ちをストレートに伝えた。
「僕はこの道を進んで行くんで」と力強く宣言したあとは「この世に生まれて出会ったすべての人、愛してます」と付け加え、「最後に聴いて下さい」といって再びピアノの前に座り、バラード「ring clef.」をアクト。
感動的なMCからこのピアノの弾き語りでじわじわその感動を高めていこうとしていたそのとき、圭が間違えてしまい曲はストップ。
「ちくしょー。こういうところで人間出ちゃうんだよな」と悔しそうに独り言をいって再度やり直し。
それでも、慣れないラブソングを通して“初めて君に出逢った日と変わらないままに”と誓う圭の歌は頼もしく響いてきて、自信がみなぎっていた。
「たくさん失敗したり、楽しいなと思う発見もいろいろありました」とこの日の公演を振り返った圭は、最後にフロアに向かって「このまま前に進むつもりなんで。また会いましょう」と笑顔で伝えた。
その姿は、最後まで力強かった。
歌にギター、ピアノ、作家性に富んだ楽曲たち、自分にある才能の扉をあらゆる角度から全開にして、圭がソロアーティストとしての第一歩を踏みだすことに挑んでいったこちらのライブは4月15日(木)23:59までGALACAAにてアーカイブ配信中(http://www.galacaa.com/concert/186)だ。
チケットは4月15日(木)20:00まで発売しているので、ライブを観られなかった人はぜひこの配信期間中に圭のライブを観て欲しい。
*(アーカイブ配信では権利上の都合によりカバー曲はカットされている)
LIVE PHOTO●KEIKO TANABE
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圭 SOLO LIVE
THE LIBERTY –輪廻の新月–
2021年4月12日(月) TSUTAYA O-EAST
<サポートメンバー>
Guitar 結生(メリー)
Bass 高松浩史(THE NOVEMBERS)
Drums 山口大吾(People In The Box)
Keyboard&Manipulator hico
[SET LIST]
01. wailing wall.
02. 17.
03. the salvation.
04. pitiful emotional picture.
05. sanity dance.
06. the blueroom.
07. A Whole New World ※cover
08. sleep2 the moon.
09. moon dreams.
10. vesperbell.
11. 4letter word.
12. autophobia.
13. cry symphony.
14. BIRTH OF VICTORY
15. I LUCIFER
En1. the primary.
En2. ring clef.
[ライブ配信 アーカイブ]
圭 SOLO LIVE
THE LIBERTY –輪廻の新月–
2021年4月12日(月) TSUTAYA O-EAST
【チケット販売期間】
4月15日(木) 20:00まで
http://www.galacaa.com/concert/186
※カバー曲は権利上の都合によりアーカイブからカットしております
【アーカイブ視聴期間】
4月15日(木) 23:59まで
【配信チケット料金】
¥3,500 (税込)
【視聴について】
配信システム「GALACAA」にて配信します。
◆GALACAA
詳細はこちら▷ http://pigmy.jp/news
サブスク配信中
■圭
•Amazon Music Unlimited:https://music.amazon.co.jp/artists/B085XQWR3Y
•Apple Music:https://music.apple.com/us/artist/kei/1465709836
•Spotify:https://open.spotify.com/artist/0maFrI7WiLIRflewebbNeF?si=W_ypbJb9SVujxq-HpkMU6Q
•LINE MUSIC:https://music.line.me/artist/mi0000000012988b5f
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