2019年08月27日 (火)
【INORAN】2019年8月21日(水)新宿BLAZE◆ツアー<TOUR 2019 「COWBOY PUNI-SHIT」>初日公演開催!「今回のツアーは皆で青春しようぜ!」
REPORT - 12:00:34Photo by:ヤマダマサヒロ@yamada_mphoto
INORANが待望のニューアルバム『2019』を完成させ、全国ツアー『TOUR 2019 「COWBOY PUNI-SHIT」』をスタートさせた。
『2019』は、彼のロックとギターに対する溢れんばかりの愛情と、情熱が込められた会心作である。
本作のリリースイベントで、INORANは「今回、アルバムタイトルがなかなか決まらなかったけど、2019年というフレーズはしっくりきた。今年は、元号が令和になった時も日本の皆がポジティブに受け入れたし、秋にはラグビーのワールドカップもスタートする。関わってくれた皆の気持ちが込められているし、写真の日付じゃないけど、2019年の“今の自分”をうまく表現できたと思うと、充実した表情で手応えを語っていた。
8月21日(水)、新宿BLAZEからスタートした『TOUR 2019 「COWBOY PUNI-SHIT」』。ライブ当日は、それまで続く35℃を越す暑さとは異なり、夜になると気温は28℃ほど。小雨がパラつく中で、だんだんと秋が近く気配を感じたが、会場のボルテージは、開演前から既に今夏以上に熱気を帯びていた。
ファンクラブ『NO NAME?』限定となる本ライブは、開演時刻にアナウンスされた「Are You Ready to Rock?」の言葉通り、全編に渡りピュアなロックスピリット全開で、キャリアの“集大成”と呼ぶに相応しい、圧巻の内容だった。
オープニングにプレイされたのは『2019』の「Gonna break it」。先にステージに登場したRyo Yamagata(ds)、u:zo(b)、Yukio Murata(g)による、力強いバンドのグルーヴがファンを鼓舞させる中、スペシャルゲストの来門(vo)が登場。彼は、u:zoと共にミクスチャーバンドROSに在籍し、本曲の作詞を手がけたキーパーソンである。
曲の冒頭、来門が「お前ら楽しんでいけよ!」と叫ぶ。そして、ステージにINORANが登場すると、会場の声援は一際大きいものになった。
INORANと来門は互いにアイコンタクトをしながら、マイクを持ってステージを所狭しに動き周り、呼応し合う力強いツインボーカルでオーディエンスを魅了。
90年代インダストリアル・ロックを彷彿とさせる、イナたいビートが特徴の「Gonna break it」。ライブでは、来門のリズミカルなリリックによって、縦ノリなバンドのリズムに横ノリのフロウ感が加わり、独特で強烈なグルーヴが生み出されていた。
開放感があり、力のみなぎったビートに観客がノリ始めたタイミングで、来門「INORANがヤバいと思うヤツは手を上げろ!」と観客達を煽り、その後プレイされた、ヘヴィなギターリフとキャッチーなサビが魅力の「COWBOY PUNI-SHIT」で、会場の熱気はさらにヒートアップ。
ツアータイトルにもなった「COWBOY PUNI-SHIT」は、ギタリストのMurataが作詞を担当しているが、そのオリジナリティ溢れるリリックの世界観に、INORANはとてもインスパイアされたそうだ。
彼は、インタビューの際に「『2019』は、u:zo、Murataさん、Jon Underdown、FEEDERのDean Tidey、他にも多くの素晴らしい人達が協力してくれて、どれもが最高だった。中でも、Murataさんの「COWBOY PUNI-SHIT」の歌詞にはやられたよね。Cowboyという単語に“罰する”という意味のPunishを加えるんだから。凄いワードセンスだよ」と、嬉しそうに話していた。
この曲も、INORANと来門によるツインボーカルだったが、筆者はこの開始2曲のパフォーマンスに、1stアルバム『想』や、彼がかつてソロと並行活動していたFAKE?時代のスタイリッシュな音楽的要素が、色濃く宿っていると感じた。
このライブを経験するまで、『2019』という作品は、8thアルバム『Teardrop』や9thアルバム『Dive youth, Sonik dive』で打ち出した、彼の重要な音楽カテゴリーのグランジやオルタナティヴ的な要素を、さらに昇華させた内容だと解釈していた。
それは決して間違っていないと思うが、ライブ後の今改めて考察すると、新作『2019』の活力に満ちた現代的なロックサウンドの奥底には、INORANがソロ活動をスタートさせて、様々な試行錯誤を行っていた頃の、オルタナティヴ/ミクスチャー・ロックのテイストも同様に宿っている。そう、まるでポートレイト写真のように、彼がミュージシャンとして歩んできた“これまでの全歴史”が一切の嘘偽りなく、リアルに音に現れているのだ。
その後、INORANは愛用のジャズマスターを手に取り、ライブの定番曲「2Lime s」、今も根強い人気を誇る「Hide and Seek」といった、疾走感溢れるナンバーをプレイ。演奏の中で、彼がとても満ち足りて、心底楽しそうな表情をみせていたのが印象的だった。
その後のMCでは、「東京元気か? この作品の制作をスタートして、曲作りをし、レコーディングをして、レコーディングの途中に色々と考えて、やっと完成したわけだけど、この作品を作ったのは、今広がっている“この景色”が見たいからでした」と、幸せそうにファンに語りかける。
そして、「昨日、明日からツアーがスタートするんだって、夜仕事を終えた時に思い出したよ。”思い出したこと”といえばさ、少年時代に音楽が好きになって、ギターに興味が出て、父親のギターを彼がいない時に弾き始めたんだ。で、もっとギターが好きになったから、お金を貯めて、初めて楽器屋に行き、最初のギターを買ったんだ。手に入れた時は本当に嬉しくて幸せだったよ。あの頃の“初心の気持ち”をやっと思い出せた。今日は本当に最高です」そして、「でもさ、最高な時って人生のいつもじゃない。もしからしたら数回かも。波みたいなものかもしれないね。でも、それでいいと思う。最高な波ばかりいつも来たら、サーファーだったら絶対に波に乗らなくなるでしょ?(笑)」「でさ、初めてギターを買い、家で無心に弾いていたあの至福の瞬間、ふと夢見たのは、今広がっている”この景色”だったってことは、ここだけの内緒な話です」と、いつもよりも饒舌に語りかけ、「そんな特別な日にこの曲を送ります」とコメントし、「Beautiful Now」を演奏する。
「Beautiful Now」は、10thアルバム『BEAUTIFUL NOW』完成以降、ライブでずっと演奏されてきた、INORANとファン双方にとって、思い入れの強いナンバーである。
この日の「Beautiful Now」も、初めてライブで披露された時と全く変わらない幸福感を我々にもたらしたが、その音はさらに磨き抜かれ、アップデートされていた。INORAN、Ryo、u:zo、Murataによるバンドのグルーヴは、これまで以上にディープかつ豊かだったし、そこにINORANとMurataのブライトでファジーな美しいギターの音色が加わることで、曲にさらなる強い生命力が宿っていた。
個人的にハイライトだと思ったのは、その後披露された『2019』の「Don’t you worry」と「Starlight」。
ロックではあるが、ダンサブルなビートがアクセントとなる「Don’t you worry」は、INORANらしい秀逸なメロディセンスがキラリと光る佳曲。その涼しげで、柔らかいムードは、開演直後からピークに達した会場の熱気を、心地良くクールダウンさせる役割を果たした。
アコースティックギター弾き語りによる「Starlight」は、INORANが「『2019』の中で、そして自身のキャリアの中で重要な曲が完成した」と明言する、情緒溢れるスローナンバー。ソウルフルで味わい深いINORANのボーカルが、「Don’t you worry」で少しチルアウトした会場に、ゆったりと響き渡っていく…。
その後、INORANはMCで「この作品を作ってさ、これから神戸、静岡、金沢と日本を周るけど、色々なことがあると思う。でも、1年に1回、こうしてお前らに会えるのが本当に嬉しい。もしまた、ここから先のツアーでも偶然また会って、さらに濃い時間を過ごせたら素敵だね」と語り、『2019』の力強いロックナンバー「For Now」を演奏。ライブは後半へと向かう。
終盤セクションには新旧の人気曲が並ぶ。どの曲にも、自身の楽曲をリアレンジしたセルフカバー作『INTENSE/MELLOW』の完成以降、ライブ演奏をフォーカスし進化を続けてきた、今のINORANバンドらしいリアルな音像が宿り、とても興味深かった。
『TOUR 2019 「COWBOY PUNI-SHIT」』のセットリストは、冒頭で彼がソロをスタートさせた頃の、色彩豊かなミクスチャー・テイストが色濃く反映され、そこから『2019』の楽曲を軸に、これまで歩んできた音楽性の変化が見事に打ち出されている。MCでINORANが語った「東京、本当に最高です。今回のツアーは皆で青春しようぜ!」というコメントも、自身のキャリア集約した“この音”を、会場のファンと分かち合いたいと願ったからだろう。
最後に、INORANは「今日の景色は凄い。今はその先を夢見ているから、まだベストとは断言したくないけど(笑)、昔夢見た“あの光景”に本当に近い。『大切なことは一回だけで何度も言うな』と親に言われているから、一度だけ言います。お前ら本当に愛してるぜ!」「今日はどうもありがとう。ラストはこの曲を皆で歌って帰りましょう」と語り、『2019』の「Long Time Comin」を演奏する。
彼が最終曲として今回、近年ライブのラストを飾ってきた「ALL WE ARE」ではなく、「Long Time Comin」を選んだのは、少しサプライズであった。
しかし、実際のライブで「Long Time Comin」が盛り上がっていく中で、それに応えるように次第に大きくなっていったファンのシンガロングは、以前の「ALL WE ARE」にも勝るとも劣らないものだった。この実景を見た時、「Long Time Comin」が、INORANが今後ライブのラストに望む、これまで以上の感動的な景色を実現するための、十分なポテンシャルを持っていると確信した。その後、INORANは、この日一番のスマイルを我々に見せて、ゆっくりとステージを後にした…。
INORANというミュージシャンの“今”が詳細に描き出された、『TOUR 2019 「COWBOY PUNI-SHIT」』。これから、彼らは8月24日(土)にファンクラブ限定となる神戸VARIT.公演から、8月25日(日)にLIVE ROXY静岡、8月31日(土)に金沢AZと数多くのライブし、彼の誕生日となる9月29日(日)に、TSUTAYA O-EASTで千秋楽公演となる『B-DAY LIVE CODE929/2019』を行う。
INORANの唯一無二な音楽性が、このツアーを経てどのように変化をしていくのか、今からその先の期待は膨らむばかりだ!
Text by 細江高広
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<NEW RELEASE>
★New Album「2019」
発売日:2019年8月7日(水)
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【完全生産限定盤-PERFECT BOX-】
NKCD-6868/¥10,000+税/CD+DVD+LP
[CD]
1.Gonna break it
2.COWBOY PUNI-SHIT
3.You’ll see
4.Rise Again
5.Don’t you worry
6.Starlight
7.It Ain’t Easy
8.For Now
9.Don’t Know What To Say…
10.Long Time Comin
11.Made Of Fire
[DVD]
「Starlight」Music Video
[LP]
CDと同内容※KING e-SHOP限定販売
販売ページURL:http://kingeshop.jp/shop/g/gNKCD-6868/
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【通常盤】
KICS-3829/¥3,000+税/CD only
[CD]
完全生産限定盤と同内容
★ご購入はこちら:https://king-records.lnk.to/2019PR
★配信はこちら:https://king-records.lnk.to/2019_DIID
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<LIVE>
■INORAN TOUR 2019「COWBOY PUNI-SHIT」
8月31日(土)金沢AZ [OPEN/START]17:30/18:00
9月1日(日)長野CLUB JUNK BOX [OPEN/START]17:30/18:00
9月13日(金)広島SECOND CRUTCH [OPEN/START]18:30/19:00
9月14日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOM [OPEN/START]17:30/18:00
9月16日(月・祝)福岡DRUM Be-1 [OPEN/START]17:30/18:00
9月20日(金)仙台darwin [OPEN/START]18:30/19:00
9月22日(日)名古屋ElectricLadyLand [OPEN/START]17:30/18:00
9月23日(月・祝)OSAKA MUSE [OPEN/START]17:30/18:00 SOLD OUT!
<B-DAY LIVE CODE929/2019>
9月29日(日)TSUTAYA O-EAST [OPEN/START]17:15/18:00
[料金] 立見¥6,300(税込)/DRINK代別
[一般発売日] 2019年7月20日(土)
※3歳以上チケット必要
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INORAN OFFICIAL>> http://inoran.org/
INORAN OFFICIAL FAN CLUB「NO NAME?」>> http://inoran.org/no-name/
LIVE Photo by:ヤマダマサヒロ@yamada_mphoto









2019年08月26日 (月)
【JACK+MW】1年間続いた定期イベント「シクマレタヤミ」。実は「シクマレタヤミ」にはまだ続きがあった…コメントムービーが公開。
NEWS - 22:45:47毎月最終金曜日に名古屋MUSIC FARMにて1年かけて開催されて来たJACK+MWのイベント、新規のお友達を連れて来たら無料になる<シクマレタヤミ>。
その裏ファイナルが名古屋MUSIC FARMにて19年9月12日に開催されることが決定!
そのライブを前にメンバーから、コメントムービーが公開された。
2019,9.12の企画は…
ファンからの投票による、リクエストワンマンライブ!
ファンからのリクエスト上位10曲と、メンバーセレクトのアンコール4曲で行うリクエスト形式によるワンマンライブです!!
【リクエスト方法】
オフィシャルツイッターアカウントのDMか、info@jack-mw.comへメッセージ下さい。
※お一人様3曲まで投票頂けます。
※コピー曲はNG
※受付期間は8月末日まで
◾︎終演後MUSIC FARM店長ユーイチさんからの豪華プレゼント大会有り!!
◾︎物販5000円以上で2ショット撮影会
OPEN 18:00 / START 18:30 当日¥3,000 (D別)
※オープン30分前からの整列でお願いします。状況により整理券の配布を行う可能性もあります。
※入場順 8/16クアトロチケット半券→当日
新規のお友達を連れて来たらチケット代無料(通常は3000 円) 受付にて新規のお友達と自己申告。
※スタンプカード実施 !これが本当に最後のチャンス!!
新規のお友達を連れて来ると、1人に付き1スタンプ。3人連れて来たら3スタンプ。 10スタンプ集めると、メンバーとのマンツーマンでの楽器レッスンが受けられます。
★JACK+MW OFFICIAL SITE★

2019年08月26日 (月)
★注目イベント★動画コメントで前哨戦!怪盗戦隊ヌスムンジャー ver.【怪盗戦隊ヌスムンジャーvsビジュアル戦隊バンド麺(ex.Jin-Machine)】2019年9月27日(金)池袋BlackHoleにて開催!
EVENT - 22:00:34びじゅなびで注目のイベントを御紹介致します!
9月に池袋BlackHoleにて開催される<怪盗戦隊ヌスムンジャーvsビジュアル戦隊バンド麺(ex.Jin-Machine)>。
「スーパー戦隊最弱バトル」ということで、この最弱2バンドからコメント動画を頂きました!
2回に分けてお届けしている今回は!!
前回のJin-Machineに対し、後攻は怪盗戦隊ヌスムンジャー!!
では・・・ファイッ!!!!!
・・・ということで(笑)・・・エレベーター閉まってますよ・・・・・・
この2バンドの対決、果たしてどちらが笑わせる・・じゃなかった、カッコいいライヴを見せるのか♪
当日はぜひとも楽しんで下さい!!!
怪盗戦隊ヌスムンジャーは8月28日(水)TSUTAYA O-WEST公演もございますので
そちらも是非♪
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■スーパー戦隊最弱バトル
怪盗戦隊ヌスムンジャーvsビジュアル戦隊バンド麺(ex.Jin-Machine)
9月27日 池袋BlackHole
出演:怪盗戦隊ヌスムンジャー / Jin-Machine
開場 17:00 / 開演 18:00
チケット:前売 3,000円(税込) / 当日 3,500円(税込) / ドリンク代別
★チケット:
イープラス http://eplus.jp
お申し込みはこちら
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<Jin-Machine>
■Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」
2019年09月17日(火)渋谷スターラウンジ
★定期公演特設サイト★
https://www.jinmachine-teikikouen.com/
どんなライブやってるん?
https://www.youtube.com/watch?v=3k3Hnu0T8MQ
★オフィシャルサイト★
http://www.jin-machine.net/
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<怪盗戦隊ヌスムンジャー>
■りとるはーつまさと&自主盤倶楽プトン&みちゃき合同生誕&2周年記念ワンマン
「怪盗、盗むのやめるってよ」
2019年8月28日(水)TSUTAYA O-WEST
出演:怪盗戦隊ヌスムンジャー
開場 17:00 / 開演 18:00
チケット:前売 4,000円(税込) / 当日 4,500円(税込) / ドリンク代別
★チケット:
イープラス http://eplus.jp
お申し込みはこちら
★オフィシャルサイト★
http://kaitou-shounen.com/


