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2017年06月06日 (火)

【ライヴレポート】<THE BEETHOVEN 4th Anniversary ONEMAN「Classical×Circus」>2017年5月31日@TSUTAYA O-WEST!

REPORT - 15:21:46

 

コンセプトシングル『CIRCUS CIRCUS』を手にスタートした全国ツアー、そのファイナル公演でありバンドの初ライブの日に当たる5月31日に、THE BEETHOVENはTSUTAYA O-WESTの舞台に立っていた。『THE BEETHOVEN 4th Anniversary ONEMAN「Classical×Circus」』と題し、彼らは4年間の歩みを、この日の舞台に描き出そうとしていた。

 

 そこは、一夜だけ姿を現したサーカス小屋のよう。場内には、物憂げなワルツが流れ続けている。これから始まる物語は、胸に痛み突き刺す刹那の風景なのか、それとも、日常を忘れた喧騒をお腹いっぱいに味わえる宴の場なのか…。それは開けてみるまでのお楽しみに、今はしておこう。

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さぁ、今宵のサーカスの幕開けだ。

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シングル『CIRCUS CIRCUS』に綴った物語を繋げるように流れだした、切々とした調べ。一転、壮麗な音を奏でるやメンバーが姿を現した。場内へ広がる黄色い嬌声…。

福助。の歪みを上げたギターの旋律が合図だった、重厚な音が場内を支配すると同時に、楽曲は『The Greatest Party』へ。これから始まる物語へ向け、THE BEETHOVENは荘厳な音物語を突き付け、訪れた観客たちの意識を臨戦態勢へ備えさせてゆく。次第に唸りを上げる演奏、何時しか場内は、その場で大きく飛び跳ねる観客たちの姿が支配していた。

さぁ、サーカスの幕開けだ。『Sorrow The CLOWN』を合図に、THE BEETHOVENが設えた幻夢な宴が始まった。ズシッと染み込む重量感を抱いた音が、身体を痛心地好く刺激してゆく。マコトの歌をリードに、誰もが今宵のサーカス小屋の演目に嬉しい期待を寄せていた。

序盤を彩る演目は、常に闇を抱えていた。現世を忘れろと言わんばかりに『Burlesque Script』か場内中へ響き渡る。背負った心の痛みを、彼らは熱した音を通し溶かしてゆく?!。いや、もっともっと色濃く塗りたくってゆくようにさえ、この時点では思えていた…。

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小屋へ訪れた人たちを彼らは演目を担う最高のキャストに変えてゆく。これは、参加型のサーカスだ。

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「今宵は、サーカスへようこそ。今日は穏やかな気持ちのもと、始動したTSUTAYA O-WESTの場で4周年を迎えることが出来ました。最後までサーカスを楽しんでいってください」(マコト)                                        

マコトの言葉を合図に、次の演目へ。激しいギターの音が炸裂すると同時に、楽曲は嵐を巻き起こすように重く轟きだした。ザクザクとした音を突き付け、『騒乱カオティックシンフォニー』が触れた人たちの意識の螺子を歪ませてゆく。ここから猛り狂うんだとけしかけるように、THE BEETHOVENは早くも牙を剥いて襲いかかってきた。

アラビアンな世界へ誘うように鳴り響くミネムラアキノリのギターの旋律。妖しい毒牙へ犯され、徐々に身体が熱を帯びてゆく。流れだしたのが『メドゥーサ』だ。毒が身体中を駆け巡り出すと同時に、演奏も一気に速度を上げだした。妖しい色香に冒され、熱に浮かされたよう意識が混沌してゆく。火照った身体の疼きを、今は5人へ心地好く預けていたい。

華やかな宴へ誘うように、デジタルな音が場内を飛び交ってゆく。マコトの叫びを合図に、演奏は激烈ダンスロックな『L・S・L・G』へ。激しく躍動する音に身を預け、身体を揺らそうじゃないか。THE BEETHOVENは妖しい光渦巻く奈落のパーティ会場へ観客たちを引きずり込んでゆく。だったら一緒に堕ちて騒ごうじゃない。意識をトリップさせるダンスナンバーへ脳味噌蕩けさせ酔いしれようじゃないか。

奈落の宴は続いてゆく。いや、混濁し始めた意識がどんどん幻夢に惑わされていく。福助。の歪むギター旋律の上で、マコトはファルセット声を響かせていた。心地好く走り出した演奏。誰もが幻想トリップナンバー『Fragment of Resplendent』へ飛び乗り、微睡みながら心地好く身体を揺らしていた。とても気持ちを蕩けさせる歌と演奏だ。感覚がどんどん真っ白に弾けてゆく。音楽でトリップするとは、こういう恍惚な感情のことを言うのだろう。

さぁ、ここからが壮大な演目の幕開けだ。猛獣を引き連れ場内を行進するように『MiND Theater』が流れだした。気持ちをはしゃがせる演奏に導かれ、何時しか観客たちもTHE BEETHOVENが導いたパレードに参加していた。動物や演者たちと一緒にパレードへ繰り出し、今宵のパーティを無邪気な笑顔で楽しんでいた。そう、これは参加型のサーカスだ。この小屋へ訪れた人たちも、彼らは演目を担う最高のキャストに変えてゆく。

パレードは、まだまだ続く。ウキウキと胸を弾ませる『LazyLady』に身を預け、一緒に踊ろうじゃないか。ともに現世を忘れ、この空間に現れた楽園の中、ともに騒ぎ続けよう。ニヤニヤとした笑顔が止まらない、軽快に弾む演奏に刺激された身体の疼きを止めたくはない。

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このサーカスは、嬉しい眩暈を覚えさせる。不思議な狂熱のサーカスに魅せられ、何時しか意識の螺子は完全に狂っていた。

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「4周年楽しんでます、ありがとう。ツアーを通してバンドの絆も深まりました。SHIBUYA O-WESTでスタートして4年、こんな大切な日にふたたびここでワンマンが出来るのは本当にありがたいことだと思います。もっともっと盛り上がっていくのでついてきてくれますか!!」(マコト)

 

後半の演目は、マコトと観客たちの声の掛け合いからスタート。場内を怪しい桃源郷へ塗り変えようと、THE BEETHOVENは『BLACK』を突き付けた。「YEAH OH!」「OH YEAH!!」のやり取りを続けながら、彼らは、観客たちの熱い感情を引きずり出してゆく。

マコトの絶叫を合図に演奏は『モノローグ-my heart-』へ。鮮やかな輝きを放ち進む演奏。その華やかな空気とマコトの煽りに導かれ、ずっとずっと心地好く身体を揺らしていたかった。ふたたび会場中を巻き込み産まれたパレート。気持ちを高ぶらせる演奏に刺激を受け、誰もが熱くステップを踏み続けていた。

「もっとイケるだろう!!」、煽るマコトの声が引き金だった。解放感満載な『Wounderful World』が熱く激しく駆けだしたとたん、今宵のサーカスへ華やかな熱狂の花を添えるように、会場中の人たちが手バンやへドバンをしながら暴れだした。。

華やかでカラフルなパーティへさらに熱を注ぐよう、THE BEETHOVENは感情のストッパーを破壊する激烈ナンバー『激パレ』をぶつけてきた。全身を思いきり震わせ暴れないことには、高ぶった感情を放熱しきるなんて不可能だ。暴れ狂え、それが今宵のサーカスを楽しむ最高のスパイスだ。

「声、出していけ!!」、ダークてラウドな衝撃が身体中をハンマーで叩くように刺激してゆく。『”全部間違いなんだ、答えなど何処にも無い。”』が暴れ狂えと煽りだす。誰もが右拳を突き上げ、頭を振り乱し、スペクタクルな熱狂の演目へ共に参加していた。みずからも意識を興奮と一緒にトリップさせてこそ、この演目が成立すると言わんばかりに。

興奮と恍惚を何度も輪廻させるように、最後にTHE BEETHOVENは『輪廻LINE』を演奏。眩暈を覚えるように意識がどんどん堕ちてゆく。いや、混沌としながらも恍惚に導かれ昇天してゆく気分だ。このサーカスは、嬉しい眩暈を覚えさせる。不思議な狂熱のサーカスに魅せられ、何時しか意識の螺子は完全に狂っていた。その歪んだ興奮が、たまらなく心地好かったんだ。

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集まったエリーゼ(ファン)たちと心と心でハグしながら、5人はあふれる想いを歌い奏で、サーカスの幕を閉じていった。

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THE BEETHOVENは9月13日にYURAサマの●歳の誕生日を祝うバースデーライブを池袋サイバーで行うことを発表。マコトとYURAサマの戯れたトークに続き、アンコールでTHE BEETHOVENは『エリーゼ』を披露。

ドラマチックで華やかな三拍子の演奏の上で、支えてくれる愛しき人たちへの想いをマコトは暖かく歌いかけてきた。集まったエリーゼ(ファン)たちと心と心でハグしながら、5人はあふれる想いを歌い奏で、サーカスの幕を閉じていった。

 

 この日は、ライブ後にOUTSTORE EVENTという形を取り、BRAND Xの矢田康平店長を迎えトークライブを行った。内容は、観た人だけの特典にしておこう。

トークライブ後には、-PREMIUM ENCORE-を実施。披露したのが、5人メンバーになって初めて形にした『奏想曲』。刹那で耽美で妖しく華激さを抱いたこの曲こそ、まさにザ・ヴィジュアル系ナンバーだ。最後にTHE BEETHOVENはゴシックシンフォニア/躍動メロウな『心臓』を演奏し熱狂を描き、今宵のサーカスの宴を閉じていった。

 

 

TEXT:長澤智典

 

THE BEETHOVEN Web

http://thebeethoven.net/

 

 








2017年06月06日 (火)

【びじゅなび×CLØWD連載企画】「CLØWD図鑑」004<Ba.猟平>動画到着!★「カメラ男子・猟平」★無料ワンマンは6月16日(金)TSUTAYA O-WEST!

NEWS - 15:01:04

無料ワンマンを6月16日(金)TSUTAYA O-WESTにて開催するCLØWD!

CLØWDというバンド、そしてメンバー5人を皆様に深く知って頂く為に、びじゅなび独占で行っている連載企画<CLØWD図鑑>。

 

動画やQ&Aなどでメンバーひとりひとりを個別で毎週取り上げて解剖してゆく企画となっていますが…メンバーそれぞれの個性が暴走し始めております!

第四回目となる今回は、CLØWDのベーシスト、猟平が登場です!

 

Vocal.KØUは熱いバンドトーク、冬真はチャリ爆走(後編は近日公開!)、庵はヘビ(こちらも後編は近日公開!)、そして…

この度、猟平は「カメラ男子」になりました〜!

ぱちぱち☆

カメラを手にして、さっそくあちこち撮影しております♪

メンバーだからこそ撮れるCLØWDの表情や日常。

そして、カメラを持たなかったら、気づかなかった風景。

そんなPHOTO BY RYOHEIの写真を紹介してくれてます。

おぉ!?もしやなかなかの腕前なのでは…

今後、カメラマン猟平の作品があちこちで見られるかもしれません!

是非御覧下さいませ!

 

そして新作「バタフライ・エフェクト」は聴いて頂けてますかみなさま♪
是非チェックして、6月16日(金)TSUTAYA O-WESTの無料ワンマン、そして8月のワンマンツアーへもいらして下さいね!

 

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●「CLØWD図鑑」004<Ba.猟平>

 

 

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<CLØWD INFORMATION>

 

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■『バタフライ・エフェクト』発売記念FREE LIVE TOUR「バタフライ・エフェクト-残響-」

6月16日(金) 東京・TSUTAYA O-WEST

 

【A:優先ペアチケット】をお持ちのお客様:入場時間 18:30~
【B:一般】のお客様:入場時間 18:50~

 

優先チケットをお持ちでないお客様は、公演当日15:00~会場先着にて整理券を1枚配布いたします。

※入場方法やその他詳細はこちらを御確認下さい → http://clowd.tokyo/news_detail/news_325.html

 

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■CLØWD ONEMAN TOUR 2017「バタフライ・エフェクト-不死蝶-」

 

8月05日(土) 池袋EDGE (猟平Birthday Live)
8月12日(土) 福岡DRUM SON
8月13日(日) 広島BACKBEAT
8月19日(土) 柏Thumb up
8月30日(水) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
9月02日(土) 札幌Spiritual Lounge
9月03日(日) 札幌Spiritual Lounge
9月06日(日) 仙台LIVE HOUSE enn 3rd
9月09日(土) 名古屋HeartLand
9月10日(日) 心斎橋CLAPPER
9月17日(日) 代官山UNIT (庵Birthday Live)

<チケット料金>
前売¥3,500 / 当日¥4,000
※税込・オールスタンディング・ドリンク代別
※営利目的の転売禁止 / 未就学児童入場不可
<チケット一般発売> 5月13日(土)より販売開始

 

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★2017年4月12日(水)RELEASE
5th SINGLE 「バタフライ・エフェクト」

 

 

【初回生産限定盤A】CD+DVD / ¥1,944(tax in) / DCCL-216~217
[CD] 1.バタフライ・エフェクト 2.NEVER ENDING STORY
[DVD] 1.RUDNESS RESORT(LIVE at 日本武道館「JACK IN THE BOX 2016」)
2.CLØWD 1st ONEMAN TOUR「Happy Birthday 2 You」FINAL at Zirco Tokyo密着ドキュメント

 

【初回生産限定盤B】CD+DVD / ¥1,944(tax in) / DCCL-218~219
[CD] 1.バタフライ・エフェクト 2.息吹
[DVD] 1.CLØWD Theater

 

【通常盤】CD/ ¥1,296(tax in)/ DCCL-220
[CD] 1.バタフライ・エフェクト 2.エルゴ領域 3.バタフライ・エフェクト(KØU Less Ver.)

 

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☆インストアイベント

6月10日(土) 渋谷ZEAL LINK

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●CLØWD OFFICIAL WEB SITE http://clowd.tokyo/  



2017年06月06日 (火)

【雑誌】6月21日発売『ROCK AND READ 072』表紙巻頭を飾るのは、sukekiyoの京。最新音源&映像作品集『ADORATIO』、その思想、美学、ルーツ、日常を語り尽くす!

NEWS - 12:45:19

雑誌情報をお届けです♪

これは必須の保存版!!!

(*;;;;)<ぶひー!!!!!これは買わなきゃだぜ!!!!!

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ROCK AND READ 072

A5判/240頁/本体価格1,200円+税/6月21日発売

ISBN:978-4-401-77155-4

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ミュージシャンのパーソナルロングインタビュー集『ROCK AND READ』。

最新号の表紙巻頭を飾るのは、sukekiyoの京。

DIR EN GREYのボーカリストでもある京が2013年に始めた別プロジェクトsukekiyoが、6月下旬より最新音源&映像作品集『ADORATIO』を限定リリースする。

今回は、その副読本的な詳細インタビューに加え、思想、美学、ルーツ、日常など、京という人間の深淵にまで迫った。

 

★その他、ソロプロジェクトを始めたNIGHTMAREの咲人、昨年10周年を迎えたAngeloのKOHTA、武道館を終えたVersaillesのKAMIJO、BugLugの優など、今回も幅広いラインナップで迫る。

[登場アーティスト]

京[sukekiyo]

咲人[JAKIGAN MEISTER]

KOHTA[Angelo]

佐藤ケンケン[Plastic Tree]

KAMIJO[Versailles]

Ruiza[D]

Natsu[NOCTURNAL BLOODLUST]

優[BugLug]

篤輝[ペンタゴン]

公佑[LEZARD]

久我新悟[LIPHLICH]

kyo[D’ERLANGER] 

 

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●Amazon
http://amzn.asia/4jjjrU2

m(_ _)m<とりあえずこの表紙の京様にはひれ伏すよね♪