2017年01月01日 (日)
【MUCC】1月25日発売 Newアルバム「脈拍」の詳細およびNewビジュアル解禁!購入者特典としてFREE LIVEも!
NEWS - 12:01:13いよいよ今年2017年に結成20周年を迎えるMUCC。
そんなMUCCが1/25に発売する、20周年Yearの幕開けを飾るNew Album「脈拍」の詳細が解禁された。
アートワークを手掛けたのはSingle「ハイデ」以来のタッグとなる、
BUCK-TICK 、LUNA SEA、THE MAD CAPSULE MARKETSなども手掛けるアートディレクターサカグチケン。
そしてジャケット絵柄は「平成耽美主義」と呼ばれる独特の画風で知られる
耽美画家山本タカトの描きおろし作品となっている。
新しいアーティスト写真も公開。
山本タカトの絵が大胆にコラージュされた衣装が印象的に表現されている。
収録曲の全タイトルも公開。
DVDには、先に公開されていたメンバーインタビュー&レコーディングドキュメンタリーなどの映像に加え、
『脈拍』ハイレゾ音源(48kHz / 24bit)が収録。
封入特典として6月20日(火)、21日(水)に日本武道館にて開催される
「MUCC 20TH-21ST ANNIVERSARY 飛翔への脈拍 ~そして伝説へ~」の先行チケット予約、
更には、抽選でSPECIAL FREE LIVEに参加する事が出来る封入チラシも同封。
そして各店頭特典も決定。
TOWER RECORDSは”「脈拍」プロモーションB2ポスター”、TSUTAYA RECORDSは”「脈拍」JKサイズステッカー”、
HMVは”MUCC絵柄A3ポスター”、Amazon.co.jpは”MUCC絵柄ポストカード”となる。
※数に限りがあるので無くなり次第終了となります
スペシャルパッケージ仕様となる3000セット限定、初回生産限定盤Aは現在予約の状態で完売店が続出。
初回限定盤Bに関しても数に限りがあるので、ぜひ予約して手に入れてほしい。
2月からは全国ツアー『MUCC 20TH ANNIVERSARY 97-17 羽化 -是朽鵬6極志球業シ終T脈殺-』もスタート。
チケット一般発売も12月3日(土)から開始となるので、ぜひチケットをゲットして足を運んで欲しい。
また2月4日(土)に同ツアーの追加公演としてTSUTAYA O-EAST にて
FC(朱ゥノ吐)限定ライヴの開催も本日発表された。
そのほかMUCCの最新情報はhttp://www.55-69.com/にて。
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◎新作情報
2017年1月25日
MUCC New Album「脈拍」
・CD:全14曲入り
01. 脈拍
02. 絶体絶命
03. CLASSIC ※MBS/TBS系TVアニメ「七つの大罪 聖戦の予兆」オープニングテーマ
04. KILLEЯ
05. BILLYײ ~Entwines ROCK STARS~
06. りんご
07. EMP
08. 故に、摩天楼(ALBUM MIX)※読売テレビ・日本テレビ全国ネット系「金田一少年の事件簿R」オープニングテーマ
09. 秘密
10. コミューン
11. 勿忘草
12. シリウス
13. 孵化
14. ハイデ
・初回盤DVD収録内容:
●Album「脈拍」への想い、20周年へ向かう心境を語るメンバーインタビュー&レコーディングドキュメンタリー。
野外Fes「MITO GROOVIN’2016」映像。
●『脈拍』ハイレゾ音源(48kHz / 24bit)
※初回A、BのDVD収録内容は同内容となります
<各形態>
[初回生産限定盤A(CD+DVD+Art Book)] ¥6,920+税(AICL-3266~3268)
※3000セット限定販売:豪華盤
予約→ https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=AICL-3266
[初回生産限定盤B(CD+DVD)] ¥3,800+税(AICL-3269~70)
予約→ https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=AICL-3269
[通常盤(CD only)] ¥3,000+税(AICL-3271)
予約→ https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?cd=AICL-3271
<封入特典>
1.New Album「脈拍」購入者限定チケット先行予約
[対象公演] MUCC 20TH-21ST ANNIVERSARY 飛翔への脈拍 ~そして伝説へ~
■2017年6月20日(火) 第Ⅰ章 97-06 哀ア痛葬是朽鵬6
■2017年6月21日(水) 第Ⅱ章 06-17 極志球業シ終T
会場:日本武道館
開場:5:00pm/開演:6:09pm
※応募などの詳細は「脈拍」に封入される封入チラシをご確認下さい
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2.New Album「脈拍」購入者抽選対象FREE LIVE開催決定!!
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●【MUCC「脈拍」購入者限定SPECIAL FREE LIVE】
日時:2017年2月4日(土)
会場:都内某所
OPEN 15:30 START 16:00
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※応募などの詳細は「脈拍」に封入される封入チラシをご確認下さい
<ニューアルバム『脈拍』 購入者先着特典 決定!!>
1/25に発売となる、ニューアルバム『脈拍』(AICL-3266?3268/3269~3270/3271)を
下記対象チェーンにてお買い上げの方に、先着でスペシャル特典をプレゼント致します。
特典は無くなり次第終了となりますので、是非お早めにご予約ください!
<対象チェーン>
□TOWER RECORDS全店(オンライン含む/一部店舗除く)
特典:「脈拍」プロモーションB2ポスター
□TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く)/ TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)
特典:「脈拍」JKサイズステッカー
□HMV全店(ローチケHMV含む/一部店舗除く)
特典:MUCC絵柄A3ポスター
□Amazon.co.jp
特典:MUCC絵柄ポストカード
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◎MUCC商品情報
「MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016『M.A.D』」
[DVD]¥5,800+税(AIBL-9365~9366)
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◎MUCC LIVE情報
■MUCC 20TH ANNIVERSARY 97-17
羽化 -是朽鵬6極志球業シ終T脈殺-
2017年2月4日(土)TSUTAYA O-EAST (OPEN 18:00 START 19:00)
※朱ゥノ吐会員限定ライヴ
2017年2月11日(土)新潟LOTS (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年2月12日(日)京都KBS ホール (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年2月18日(土)金沢EIGHT HALL (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年2月19日(日)静岡SOUND SHOWER ark (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年2月25日(土)札幌cube garden (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年2月26日(日)札幌cube garden (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年3月4日(土)水戸club VOICE (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年3月5日(日)松本Sound Hall a.C (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年3月9日(木)熊本Be-9 V-1 (OPEN 18:30 START 19:00)
2017年3月10日(金)福岡DRUM LOGOS (OPEN 18:00 START 19:00)
2017年3月12日(日)鹿児島CAPARVO HALL (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年3月17日(金)club SONICいわき (OPEN 18:30 START 19:00)
2017年3月19日(日)仙台PIT (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年3月20日(月・祝)郡山HIPSHOT JAPAN (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年3月25日(土)岡山YEBISU YA PRO (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年3月26日(日)高松festhalle (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年4月1日(土)柏PALOOZA (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年4月2日(日)HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2 (OPEN 16:30 START 17:00)
2017年4月8日(土)Zepp Nagoya (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年4月9日(日)Zepp Osaka Bayside (OPEN 16:00 START 17:00)
2017年4月14日(金)Zepp DiverCity Tokyo (OPEN 18:00 START 19:00)
2017年4月15日(土)Zepp DiverCity Tokyo (OPEN 16:00 START 17:00)
【チケット料金】前売券¥6,000(税込)当日券¥6,500(税込)
※Zepp Nagoya, Zepp Osaka Bayside, Zepp DiverCity/1F立見・2F指定席・ドリンク代別
※その他の会場/オールスタンディング・ドリンク代別
※未就学児童入場不可
【チケット発売中】
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<MUCC 20TH ANNIVERSARY 97-17 “飛翔” 特設サイト>http://www.55-69.com/20th/
■家路 ~Happy Birthday to MUCC~
2017年5月4日(木)茨城県立県民文化センター
■MUCC 20TH-21ST ANNIVERSARY 飛翔への脈拍 ~そして伝説へ~
第Ⅰ章 97-06 哀ア痛葬是朽鵬6
2017年6月20日(火)日本武道館
OPEN PM5:00 START PM6:09
第Ⅱ章 06-17 極志球業シ終T
2017年6月21日(水)日本武道館
OPEN PM5:00 START PM6:09
【チケット料金】
アリーナスタンディング ¥6,920(税込・粗品付)
スタンド指定席 ¥6,920(税込・粗品付)
2日通しチケット ¥16,920(税込・粗品&豪華プレゼント付)
※粗品は当日会場にお越しの方へのみのお渡しとなります。
※2日通しチケットは朱ゥノ吐先行受付のみとなります。
【チケット一般発売日】2017年4月22日(土)
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888
■DEZERT PRESENTS 【This Is The “FACT”】
2017年1月29日(日)新木場STUDIO COAST
OPEN 14:00 START 15:00
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
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<Official Twitter> https://twitter.com/muccofficial
<Official Facebook> https://www.facebook.com/facemucc
<Official HP> http://www.55-69.com/
<MUCC 20TH ANNIVERSARY 97-17 “飛翔”>
特設ページ http://www.55-69.com/20th
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2017年01月01日 (日)
PIERROTとDIR EN GREYによる禁断のビッグプロジェクト始動!
NEWS - 12:00:05
2006年4月に突如、解散した伝説のヴィジュアル系ロックバンドPIERROT(ピエロ)が、人気ロックバンドのDIR EN GREY(ディル アン グレイ)と組み、2014年の再結成以来のプロジェクトを開始することになった。
詳細は明らかにされていないが関係者は「これまでにはないビックプロジェクト」だというだけに、ヴィジュアル系ファンにとっては注目と期待が集まりそうだ。
このプロジェクト「ANDROGYNOS」のオフィシャルサイト、Twitter、Facebookもオープンしている。
PIERROTは、1995年に活動を開始、メンバーはヴォーカルのキリトと中心にアイジ、潤、KOHTA、TAKEOの5人組。
メジャーデビューは1998年だが、その翌年には、当時としてはデビュー最短で日本武道館公演を行い話題になった。
また、米ロックバンドのマリリン・マンソンやメガデス、ミスフィッツなどとも異色のコラボレーションを繰り広げた。
その後も、アリーナ級の会場でのライブを繰り広げ、ファンを増やしていったが、2006年4月2日の東京・日比谷野音でのライブを最後に突如、解散を発表、その後はコンサートはもちろん、釈明もしないままファンの前から姿を消していた。
ロック業界では「現在のロックシーンを牽引する数多くのバンドにも影響を与えてきた存在だった」と悔やむ声が多かった。
その後はキリトとKOHTA、TAKEOが新バンドAngelo、アイジはLM.C、潤はALvinoと、それぞれの活動を続けてきたが、2014年10月に、さいたまスーパーアリーナで2daysのライブを突然に敢行し、ヴィジュアル系ファンを熱狂させていた。
その解散から11年目の今年、新たな活動を開始することが明らかになった。
しかも、その活動は人気ロックバンドのDIR EN GREYとのスペシャルプロジェクトを組んでの再開だという。
DIR EN GREYは、今年、結成20年目を迎える。
「世の中の矛盾や人のエゴから発生するあらゆる痛みを世に伝える」ことをコンセプトに結成した京、薫、Die、Toshiya、Shinyaの5人組。
インディーズ時代からコンサート中心の活動を続け、ヴィジュアル系ロックの雄として圧倒的な人気を誇る。
特に11年の東日本大震災以降は「日本の背負った痛みを全身で表現している」と評価する声も多く、注目度も高まっている。
また、2006年以降は、活動の範囲を世界に広げ、アジアはもちろん全米やヨーロッパなどでも活動を展開しており、英国の老舗ロック誌「KERRANG!」では表紙にヴォーカルの京が日本人アーティストとして初めて登場し大きな話題を呼んだ。
また、米ビルボード誌では「異色の日本人ロックグループ」として異例の大特集もされている。
ヴィジュアル系バンドに詳しい音楽関係者によると
「PIERROTとDIR EN GREYは、かつてはライバル関係にあるバンドで人気を二分していた」とした上で「ヴィジュアル系の世界では、PIERROTとDIR EN GREYが組むなど想像出来なかった。そういった意味では、どんな形のプロジェクトになるのか大いに気になる。両者とも海外での評価が高いので内容によっては、日本以上に欧米や欧州などから注目が集まるのではないか」
と言う。
昨年は、音楽で大きなヒットや話題がなかっただけに、今年はPIERROTとDIR EN GREYのプロジェクトが大きな起爆剤になるかもしれない。
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●「ANDROGYNOS」OFFICIAL SITE
http://www.androgynos.jp/
●「ANDROGYNOS」Twitter
https://twitter.com/androgynosJP
●「ANDROGYNOS」Facebook
https://www.facebook.com/ANDROGYNOSjp-1794451704137371/

2017年01月01日 (日)
【ライヴレポート】<JACK IN THE BOX 2016>12月27日 日本武道館!!アーティスト間の横の繋がりが連鎖して音楽の広がりを生む──そしてHYDEもヴォーカルを執った、セッションでの「HONEY」。
REPORT - 11:00:51L’Arc~en~CielやMUCC、シドらが所属する音楽事務所主催イベント
『MAVERICK DC GROUP 35th Anniversary「JACK IN THE BOX 2016」』が、12月27日(火)日本武道館に
て開催された。
5年ぶりに“復活”した本イベント、7時間に及ぶ長丁場は見どころに満ち、満員の武道館の観客の熱気は終演後も冷める事はなかった。
トップバッターは、前日のタイムテーブルで発表された通り謎の新人バンド「ムド」と「シック」。
ステージに現れたのは逹瑯(Vo/MUCC)、Shinji(Gt/シド)、明希(Ba/シド)、SATOち(Dr/MUCC)の4名からなる「ムド」。
Shinjiのアコギ・リフで始まったのは「お別れの唄」。逹瑯が鮮やかなブルーの着物を羽織って登場し、
シドの楽曲に暗黒美を吹き込んでいく。続く「御手紙」(シド)は一音目で大歓声が発生。
SATOちと明希が生み出すグルーヴ感が心地よい。
「逹瑯じゃないわよ、“マオ瑯”です!」と挨拶し、ドラム・ゆうち、ギター・ミji、ベース・明っ希と全員を「混成名」で紹介して笑いを誘う逹瑯。
「明希さんが『この曲やりたい』って。彼が間奏のベースのチョッパーやれるのか? カメラさん抜いてください」(逹瑯)と
掛けられたプレッシャーをものともせず鳴らす太いベースリフで始まったのはMUCCの「大嫌い」。
怒涛のシャウトを繰り返すサビへと雪崩れ込み、逹瑯、明希、Shinjiは左右にせり出したランウェイへと歩み出て、
ダイナミックなパフォーマンスを披露した。
ゆうや(Dr/シド)、YUKKE(Ba/MUCC)、ミヤ(G/MUCC)、最後にマオ(Vo/シド)の4人からなる「シック」が登場。
MUCCの「最終列車」で沸かせた。センターに出てギターソロを奏でるミヤを後ろからマオが抱き、YUKKEが接近。
イベントならではの光景に歓声が湧く。「次はシドさんの曲をカバーします(笑)」とマオも逹瑯に負けじと遊び心のある挨拶をし、
「紫陽花」を披露。ファルセットにミヤのブルージーな枯れたギター、YUKKEの粒立ったベースの音色が合わさり、
センチメンタルな気配を醸し出す。「良かったね、逹瑯さんの『御手紙』と『お別れの唄』」とマオ。
「来年はこの4人で47都道府県ツアーやるんで(笑)」と笑わせつつ、ラストはMUCCの「アゲハ」を投下。
ゴリゴリとしたヘヴィーなリフに乗せ、マオが軽やかなシャウトを発すると曲に新鮮な響きが生まれる。観客は拳を突き上げ熱狂した。
謎の新人バンドは、MUCCとシドの混成バンド。アニバーサリーのトップを飾るにふさわしいメンツで幕を開けた。
転換中のスクリーンには歴代のイベント映像が映し出され、長い歴史に思いを馳せていると、
事務所の最若手・V系ダンスバンド・VALSが登場。のっけからKEIN(ダンス&Vo)、Nao10(ダンス)が
アクロバティックなブレイクダンスを盛り込んだパフォーマンスで目を奪う。
激しく叩きつけるような憲人のベース、Spicaの渾身のドラム、観るたびぐんぐんと声の強さを増しているRio。
「deuce」「シルエット」の2曲とあっという間の出番ではあったが、「声出して行こうぜ!」(Rio)と観客へのアピールも積極的で、
EDMとロックを融合させた音楽性を強みに、会場を躍らせようという前のめりな熱さが清々しい。
「本日は出演できてうれしいです!」(Rio)と初々しく挨拶、最若手らしいガッツのあるステージを見せた。
揃いの制服を思わせる黒衣装で登場したCLØWDは、「行くぞ、武道館!」と
巨大フラッグを持ったKØU(Vo)のシャウトで会場の空気を塗り替えた。
1曲目は美麗なメロディーとラウドなサウンド、終盤のテンポアップが迫力満点の「狼煙」。観客をノセてうまく巻き込みつつ、
他の何も入り込めないような音の密度、緊迫感、圧力が痛快だ。
「RUDENESS RESORT」はハリのある迷いのないクリアな歌声とゴツゴツとした粗いリフが気持ちよく、
「飛べ! 飛べ!」(KØU)と観客を煽りながら自らもジャンプ。
フロントのメンバー4人が一列に並んだステージングが実に美しく、華のあるステージングで存在感を示した。
続くユナイトは、「自分なりの楽しみ方で楽しんでください!」(結/Vo)と呼び掛けた。
幕開けは、結成5周年の今年発売の記念シングル「ジュピタ」。激しくも眩く輝きながら突っ走っていくような、彼らの魅力を体現した曲だ。
「やりたいことがあるんですけど。ドラムの莎奈がカウントするので、その前に両手を合わせてお辞儀するだけです」(結)と呼び掛けると、
「イタダキマス」に始まり「ゴチソウサマデシタ」に終わる「ice」を怒涛の勢いで披露。
椎名未緒(G)はダイナミックなギター回しを盛り込みながらソロを奏でた。
最後は皆で楽しめる歌を、と裏打ちのリズムが弾む「small world order」を放った。
「来年の3月29日に6周年になります。ROPPONGI EX THEATERに是非遊びに来てください!」(結)と告知。
刹那に込める熱、キラキラとした光で会場を包み込んだ。
続くカメレオは「ぶち上って行こうぜ!」(HIKARU/Vo)との一声でスタート。
扇子を持ちお立ち台で振り歌い踊る「運命開華ディスコ」で盛り上げた。
「持っている人は扇子出してください! タオルでも上着でも、手の平でもいいので」(HIKARU)と観客に参加を呼び掛けると、
メンバーが色とりどりの扇子でX(バツ)印をつくる「ダメ男」を披露。狂騒的なデジロックで沸き立つ中、ユナイトが扇子を持って合流。
「せっかくだからVALSとCLØWDも呼んじゃおうよ」(HIKARU.)と「万歳\(・∀・)/Music!」は更に増員。
チアのポンポンを手に登場したVALSとCLØWDのメンバーも含め、所狭しと動き回り賑やかなステージング。
掛け声に合わせ会場全員で万歳をし、祝MDC35周年と書かれたフラッグも持ち込み。
どの瞬間を切り取っても賑やかでカラフルなステージを展開した。
ライオンの鳴き声が響き幕開けたのはPARTY ZOO。Kenが“園長”となり様々なバンドを呼び集め、
“移動動物園”としてサーカスのように賑やかなツアーを行ったイベントのメンバーが再結集した。
「なんだかね、20周年を迎えるバンドがいるらしいんだよね。あとはね、なんだか25周年を迎えるバンドもいるらしいんだけど」とKen。
MUCCとL’Arc~en~Cielのアニバーサリーを祝し、まずはMUCCの「スイミン」を披露。
ギターは虎(G/A9)、圭(BAROQUE)、ベースはAKi、YUKKE。kazuma(Vo/gibkiy gibkiy gibkiy)の咆哮、
KENZO(Dr)の強靭なドラムに圧倒されていると、逹瑯が合流。
祝われる側であるYUKKEが居ることに「なんでいるの?」(Ken)と問い笑いを誘いながら、
「祝われる側に回っちゃおうかな?」(Ken)と怜(Vo/BAROQUE)、将(Vo/A9)、ヒロト(G/A9)を呼び込み、
届けたのはL’Arc~en~Cielの「虹」。冒頭のアルペジオはヒロト、ソロもヒロトと圭が弾き繋ぐのに任せ、
Kenは柔らかい音色をそっと付け加えるように奏でていく。続く「fate」ではKenがイントロのギターフレーズを披露したが、
怜と将とで代わる代わる力強く歌い上げるヴォーカルはもちろんのこと、
際立っていたのはPARTY ZOOというイベントをつくり上げたメンバーのカラー。新鮮な響きを味わわせてくれた。
この転換以降、場内ビジョンにスタンバイルームからのインタビュー中継が流され、
MC・Kouichi(カメレオ)の進行により、終演後のメンバーの感想が生で届けられた。
次に出番を迎えたのはシド・明希のソロプロジェクトAKi。YOUSAY(G)が自ら手拍子をし始め観客をノセると、
AKiは「飛ばせ、武道館!」と勇ましく煽り、「FREEK SHOW」の骨太なベースリフを、大きく脚を開いた仁王立ちで繰り出した。
グラマラスなミディアムナンバー「FAIRY DUST」を弾き終えると、高くベースを持ち上げ“魅せる”ことも忘れないのがAKiらしい。
「お気付きだと思いますが、ちょっと(出番前のセッションに)出過ぎたと思ってます(笑)。皆の気持ちを俺に下さい!」と呼び掛けると、
ソロツアーを牽引した最新曲「STORY」を放った。加藤貴之とYOUSAYの美しいギターハーモニーを
宮上元克の緻密でパワフルなドラミングが下支え。大きな拍手が惜しみなく送られる熱いアクトだった。
青い照明の下、厳かな空気感の中MUCCがお出まし。
1曲目は新曲「脈拍」。ミヤがギターを爪弾き始めると鮮血を思わせる真っ赤なライトに切り替わり、
髪を逆立てた逹瑯が登場、ダーティーさと荘厳さが同居する世界に呆気に取られる。
息をつく間もない疾走感で空気を掻き混ぜるメタル調の「KILLEЯ」を放ち、続く「CLASSIC」では一転して軽妙に。
新曲「勿忘草」はミドルテンポのバラードで、深い余韻を残した。「(JACK IN THE BOX)の第一回目から出させてもらってます」
「ファミリー感が強まってきている」と逹瑯は振り返り、kyo先輩からの洗礼、シドが入って来た当初に感じた勢いなどを回顧。
「いるだけでハッとさせられる」とイベントの意義を述べ、「6月20日、21日とMUCC20周年ワンマンをここでやりますんで、
遊びに来てください」と締めくくった。明るくも切ない郷愁を呼び起こす「ハイデ」から、
地獄の業火に投げ込むような「蘭鋳」への振り幅でオーディエンスの心身を激しく揺り動かすと、ラストの「TONIGHT」には、
MUCCの近年のシングル及び最新アルバムのプロデュースを手掛けるKenがギターを抱えて飛び入りする場面も。濃密な7曲だった。
「行くぞ、武道館!」とマオが澄んだ声を響かせ、シドが登場。1曲目の「コナゴナ」からマオはランウェイへと移動、
Shinjiは軽やかにターンして、華やかなステージングで惹きつける。早くも一体感が生まれる中「Dear Tokyo」を畳み掛け、
勢いよい滑り出しを見せた。「ほんと、会いたかった」と観客に語り掛けた後、「俺たちも(事務所に)入って12年。
骨をうずめる覚悟」とマオ。劇場版『黒執事 Book of the Atlantic』の主題歌「硝子の瞳」を初披露(2017年1月18日(水)に発売)。
そのキャッチーさとは裏腹に、「泣き出した女と虚無感」を艶やかに奏で、バンドの懐の深さを見せつけた。
「眩暈」「one way」とアッパー曲を連打し、最後は「MUCCの20周年、L’Arc〜en〜Cielの25周年、MDCの35周年を祝って」(マオ)と
「ANNIVERSARY」を贈った。「やっぱりバンドだからさ、来年ライヴやりたいな」(マオ)というMCに応える形で、
終演後には来る5月12日(金)・13(土)に日本武道館で1年7か月ぶりの単独公演開催を発表、ファンを喜ばせた。
イベントは終盤を迎え、ヴィジュアル・ロックの伝説的存在D’ERLANGERが登場。
メンバー4人は、ステージに姿を現しただけで凄まじい威厳を放った。
1曲目は「NOIR‐D’amour」、吹き荒れる嵐のように激しくも音が粒立ったTetsuのドラムは圧倒的。
「Love me to DEATH」で妖しく身をくねらすkyo(Vo)は美しい大人の不良の権化である。
CIPHERが艶やかなリフを奏でて曲を牽引した「柘榴」、続く「LULLABY」ではシャウト交じりの“kyo節”歌唱法を炸裂させた。
高音域の美しさが際立った「Skelton Queen」を披露し終えるとkyoと交代にHYDEが登場。D’ERLANGER feat. HYDEとして、
バンドの代表曲にして無敵のロック・アンセム「LA VIE EN ROSE」をセッションした。
Tetsuが立ち上がってシンバルを鳴らした後、ジャンプダウンで音を止めるアクションを期待されていたHYDEだが、
何を思ったかダッシュしてステージ端に待避。CIPHERに連れ戻される形でドラム台に乗って照れ臭そうにジャンプし
「なかなかそんなHYDE見ないね(笑)」とkyo。
「CRAZY4YOU」はkyoとHYDEで交互に歌い、時には声を合わせ最後は美しいハーモニーを聴かせた。
ラストはkyoと向き合い2人でドラムセットからジャンプダウンし音を止め、豪華なコラボレーションステージは終幕。
圧倒的なカリスマの競演に先輩後輩の微笑ましいやり取りも垣間見られ、湧きに沸いたステージだった。
続いても伝説のアーティストが集う“35th MAGNUM”セッション。
ヴィジュアル・ロックの礎を築いたバンド・44MAGNUMのPAUL(Vo)とJimmy(G)、D’ERLANGERとHYDEが揃い踏みし、
「STREET ROCK’N ROLLER」を共演した。PAUL、kyo、HYDEはそれぞれに強い個性を持ったハードなロック・ヴォーカルを轟かせる。
そこには、長い時を途絶えることなく受け継がれてきた日本のロック・シーンの血脈を目の当たりするような、言葉では言い尽くせない感動があった。
「皆、元気にしてましたか? ライヴハウス武道館に戻ってきました。また皆の顔を見られて本当にうれしいです。愛してます」とPAULは挨拶。
ステージ上では語られなかったが、今年6月に若年性パーキンソン病の手術を受け、無事に帰還した意義深い言葉だった。
「前にHYDEと一緒に歌った曲、やってもいいかな?」(PAUL)と問い掛けると、HYDEが手を挙げたのを合図に客電が点灯。
「I JUST CAN’T TAKE ANYMORE」をセッションし、HYDEはPAULを後ろから支えるようにしながら共に歌い、ハーモニーを響かせた。
反対側のステージで盛り上げていたkyoもやがてHYDEに歩み寄ると、HYDEは腹の底から絞り出すようにラスト・シャウト。
また一つ、歴史に刻まれる新たな場面が生まれたセッションだった。
開演から6時間半が経過して尚、大きな見せ場が残っていた。まず、今年1月から4月に掛けて開催されたMUCCとAKiの
DOUBLE HEAD LINEツアー“M.A.D”の参加アーティストが勢ぞろいしたM.A.D SUPER ALL STARSのセッションでは、
ツアーのテーマ曲「MARBLE」で声を揃えた。このツアーにKenがゲスト参加し、
「そこからPARTY ZOOに発展した」(逹瑯)という経緯も明かされ、
アーティスト間の横の繋がりが連鎖して音楽の広がりを生んでいることを実感する。
マオ、ゆうや、Shinji、A9、BAROQUE、kazuma、KENZOらも呼び込まれ、PAUL、JIMMY、kyoらも加わると、
ラストはL’Arc~en~Cielの「HONEY」をセッション。
マオが歌い、ミヤがギターを奏でてスタートしたが、♪かわいた~のサビからはHYDEが颯爽と現れてヴォーカルを執り、
ステージにはM.A.D&MDC ALL STARSの顔ぶれがコンプリート。
Kenはギターは弾かずともオリジナル通りコーラスを担い、沸かせた。
紙吹雪が舞い散る中、「Thank you so much! ありがとう!」とHYDE。
35年という歴史の重みと音楽の広がり・可能性を様々な形で示した7時間の一大イベントは、温かい空気に包まれて終幕した。
文◎大前多恵
写真◎今元秀明、西槇太一、緒車寿一
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JACK IN THE BOX 2016
2016年12月27日(火) 日本武道館
SET LIST
■ムド
Vocal:逹瑯(MUCC)、Guitar:Shinji(シド)、Bass:明希(シド)、Drum:SATOち(MUCC)
1 お別れの唄
2 御手紙
3 大嫌い
■シック
Vocal:マオ(シド)、Guitar:ミヤ(MUCC)、Bass:YUKKE(MUCC)、Drum:ゆうや(シド)
1 最終列車
2 紫陽花
3 アゲハ
■VALS
1 deuce
2 シルエット
■CLØWD
1 狼煙
2 RUDENESS RESORT
■ユナイト
1 ジュピタ
2 ice
3 small world order
■カメレオ
1 運命開華ディスコ
2 ダメ男
3 万歳\(・∀・)/Music!
■PARTY ZOO Ken with Naughty stars 20th&25th Celebration
Vocal:Ken、kazuma(gibkiy gibkiy gibkiy)、怜(BAROQUE)、将(A9)
Guitar:圭(BAROQUE)、ヒロト(A9)、虎(A9)、Bass:YUKKE(MUCC)、AKi、Drum:KENZO
1 スイミン (with.逹瑯)
2 虹
3 fate
■AKi
1 FREAK SHOW
2 FAIRY DUST
3 STORY
■MUCC
1 脈拍
2 KILLEЯ
3 CLASSIC
4 勿忘草
5 ハイデ
6 蘭鋳
7 TONIGHT (with.Ken)
■シド
1 コナゴナ
2 Dear Tokyo
3 硝子の瞳
4 泣き出した女と虚無感
5 眩暈
6 one way
7 ANNIVERSARY
■D’ERLANGER
1 NOIR-D’amour
2 Love me to DEATH
3 柘榴
4 LULLABY
5 Skelton Queen
■D’ERLANGER feat.HYDE
1 LA VIE EN ROSE
2 CRAZY4YOU
■35th MAGNUM
Vocal:PAUL(44MAGNUM)、kyo(D’ERLANGER)、HYDE、Guitar:JIMMY(44MAGNUM)、CIPHER(D’ER
LANGER)、
Bass:SEELA(D’ERLANGER)、Drum:Tetsu (D’ERLANGER)
1 STREET ROCK’N ROLLER
2 I JUST CAN’T TAKE ANYMORE
■M.A.D SUPER ALL STARS
1 MARBLE
■MDC SUPER ALL STARS
1 HONEY
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