2013年02月19日 (火)
SHIBUYA-REXからのイベント情報★★★REX春休み特別企画~SPECIAL FREE LIVE~!!★★★
NEWS - 00:00:00にぎやかにライブをばんばん敢行中のSHIBUYA-REXからイベントのお知らせです!!
2013年
■REX春休み特別企画~SPECIAL FREE LIVE~!!■
4月4日(木)SHIBUYA-REX
【出演】
グリーヴァ/BLACK LINE/「xxx」is D£AD/Zelktage/L/ALIVE/J.L.K./Nobady/White Palette/Dieu
※3/31(日)解禁シークレットゲストバンド有り!!
OPEN 14:00/START 14:30
前売¥Free+D / 当日¥Free+D※再入場の際はドリンク代¥600がかかります。
★チケット:
※電話予約最優先入場
3月2日(土)14時より電話予約開始(No.1〜No.400)※お一人様2枚まで
※電話予約開始当日は大変電話が繋がりにくくなる可能性が御座いますがご了承下さい。
※当日券は状況により出ない場合も御座いますので必ず電話予約をお願い致します。
※チケット引換 4/4(木)13:30〜13:45引き換え有り
★SHIBUYA-REX★
http://www.ruido.org/rex/
お財布に優しい無料ライブ!!
春休み、たくさんバンドを見て下さいねっ(・∀・)♪
出演バンド写真は下記の順です♪
グリーヴァ→BLACK LINE→「xxx」is D£AD→Zelktage→L→ALIVE→Nobady→White Palette→Dieu









2013年02月15日 (金)
特別ライブレポ2!——-9GOATS BLACK OUTラストライブ "Silence"、3時間半、35曲を演奏。——-
NEWS - 16:00:00―「何よりもその音と声がもたらす作品、音楽が、いかに人の心を強く打つことが出来るか」9GOATS BLACK OUTのスタートはそこから始まった。-
2013年2月9日(土)、東京・赤坂BLITZにてラストライブを行った9GOATS BLACK OUT。2008年1月に音源を発売、8月より本格的にライブ活動を始めた。解散を発表したのは昨年7月。その後12月にラストアルバム「CALLING」を発表し、約5年間に及ぶ活動の終焉を迎えた。
開演時間を15分ほど過ぎ、暗転。サポートドラマーTakumiのあとに登場したのは4月に脱退したはずのサポートキーボードでありマニピュレーターであるakaya。そしてギターuta、ベースhati、ヴォーカルryoが登場。メンバーを呼ぶ声が会場に響き渡る。1曲目は「Sink」。彼らが最初に発表した曲である。そのミュージックビデオの映像がバックスクリーンに映し出される。4曲目「BABEL」から激しさを増し、オーディエンスもヘドバンをし、会場は徐々に熱気に包まれてくる。「叫べー赤坂!ラストライブ”Silence”」とryoが煽るとオーディエンスはそれに応えメンバーの名前を力いっぱい叫ぶ。ここから楽曲に合わせバックスクリーンに映し出される様々な映像やミュージックビデオ、楽曲に合わせた、時にカラフルな照明、松明やミラーボールなどの演出が9GOATSの世界観をより立体的に現し、その世界へと引き込まれていく。
「会いたい人へ、もう会えなくなる人へ。会えずとも、この歌よ。届け。」と始まった「Heaven」はステージ一面にスモークが湧き、青い照明とミラーボールがまわり、メンバーも自分も「Heaven」(天国)にいるような気分になる。そのあとはインストルメンタルの「Lithium」が演奏され、「追憶は罪」へと続く。後半戦は激しい曲が欲しくて作ったという「shut up “G”」、初期の楽曲である「ROMEO」、「Salome」「Asche」などアップテンポの曲が続く。「any」が終わると拍手が起こる。
「9GOATS BLACK OUTはこれまで生きてゆくこと、そして死にゆくことその両方を大きなテーマとしてやってきました。今迷っているとか、今苦しんでいるとか、そういう悩みの渦中にいる人にはそこは出口が見えなくて大きな迷路みたいに思える、そんな人たちに僕たちは不安の雨が降っていても、その雨はきっといつか上がるし、そこに陽が射してさらにそこに虹がかかって、そういうことを期待してもいいんだよっていう気持ちで次の歌を歌います。不安の雨に傘をさして「rip current」。」メジャー感のある明るいサウンドから始まるこの曲は目の前にパッと陽が射し、明るい未来を想像できるそんな曲だ。ラストは「願い」。「おかえり」という歌詞から始まるこの曲でryoの優しい声が会場を温かく包み込む。拍手が沸き起こり、悲鳴のようなメンバーを呼ぶ叫び声が会場に響き渡る。「どうもありがとう。」とryo。後半からhatiのベーストラブルがあり少々心配したが、本編はこうして静かに幕を閉じた。
大声援に迎えられメンバーが登場しアンコール。「久しぶりの5人のステージなんで懐かしい曲を聴いてもらいます。」と始まったのが「Den lille Havfrue」。鍵盤の音色が心地よく、初期のステージを想い出す。「9GOATS BLACK OUTはいわゆる、生きることと死ぬことを両方肯定していろいろやってきました。」とryo。時代の空気、生死に対しての感じ方が変わる気がしたことが一つ、ryoの父親の死が一つ。日常には死を感じることや老いを感じること、それをあえて音にして、言葉にして自分たちの記憶として世の中に出そう、そういうことに向き合うために書いたという曲が「TANATOS」だそうだ。「死について、愛について、「TANATOS」。」苦悩に満ち溢れたryoの歌から始まるこの曲はテーマに考えさせられる。タナトスとはギリシャ神話における死の神のことである。「Panta rhei」が終わると「大丈夫疲れてない?」とryo。ここまでで既に25曲。「さっきから生きるとか死ぬとか言っているから、9GOATSを初めて見る人は「なんて重いんだろう」と思うかもしれないですけど(笑)。」とryoが言うと会場にもどっと笑いが起こり張りつめた空気が和らぐ。「他にもいろいろあります、愛や悲劇や別れや出会いやそれと矛盾。この世の中は矛盾ばかりだと思っている。でも、矛盾ばかりじゃなくてこうやって出会えた奇跡もあるし、それは言葉でいうのは昔はすごく恥ずかしかったけど今はほんと、心からそう思っています、みんなにあえて幸せです。どうもありがとう。」とryo。会場からは拍手が起こる。「眠れない、そんな夜があったら、次の曲を思い出してください。「Sleeping Beauty」。」utaのギターソロから始まりryoの優しい声がまるで子守唄のようだ。「ありがとう。今日は9GAOTS BLACK OUTラストのライブです。ライブらしく、騒いでいこうか!?騒げるかーーー??」と煽りここからは激しい2曲「HARMS」、「Who’s the MAD」が続き、会場も再びテンションが上がり「オイ!オイ!」と拳が上がり狂いまくる。
ダブルアンコールではtakumiとakayaが登場し、物販紹介を行った後、メンバーが登場。utaは「最後まで楽しんで帰ってください。」hatiは「いろいろあります。今日が9GAOTS BLACK OUT最後です。泣きそう?泣いて!(笑)」と笑いを誘いつつ、「5年間、9GAOTS BLACK OUTというバンドを応援してくれたすべての人に感謝しています。こうやって出会えたことがすごく誇りに思っています。みなさんもバンドの音楽に出会えて、曲に触れたことを誇りに思ってください。どうもありがとうございます。」ryoは「曲は残ります。同じ時間に生きてて、同じ空気を吸って、それが覚えている限りは僕らの関係は切れないから、ある意味今日が最後だけどこれからもずっと続いていくと思って、最後は派手に騒いで笑顔で帰ってもらいたいと思います!いいかーい!!??いけるかーーーー??」と煽り、「dye an unease」へ。「もっと行こうぜー!生きてるか?心臓の音聞かせろよ!」と「690min.」「float」「軽蔑」と続き、会場もメンバー叫び、体を思い切り動かしヒートアップし続ける。「頭振っていこうぜ!!」と始まったのは「headache」。間奏にはもちろん懐かしのakayaタイムも復活!「すごく長い時間かけてお付き合いいただいてみなさんほんとうにどうもありがとう。今日ここに集まってくれた人、ここにいないけれども思いを巡らせてくれた人、皆さん全てにお礼をいいます。ありがとうございます。一緒に生きてこれてよかったです。様々な感情を共有してやってこれたことが何よりの誇りです。僕らが描く愛と死と出会いと夢と別れと希望とすべてを詰め込んだこの曲を聴いてください。」と始まったのが「甘美な死骸」。そしてラストは「8秒」。この曲はラストアルバム「CALLING」の最後に収録されている曲であり、「sink」で始まった9GOATSの活動、ラストライブを締めくくるのに相応しく本当にこれで最後だと感じさせる。さすがにメンバーもグッとくるものがあり、感極まっている感じが遠目でもわかった。
メンバーが退場すると、バックスクリーンにエンドロールが始まり、今までの活動履歴が流れた。「解散をさせますと告知をしてから、半年間、どうすればできるだけ多くの人が納得してもらえるかを考えてきた。」とryoはMCで言っていたがこの半年間、充分過ぎるくらい9GAOTS BLACK OUTの活動や世界観を見させてくれて、綺麗に終焉をさせてくれたと私は感じる。多くの人の様々な想いが詰まった5年間がギュッと凝縮されたラストライブだったと思う。計35曲約3時間半があっという間に感じた。9GOATSの音と声がもたらす作品、音楽はあの場にいた人、遠くから応援していた人、9GOATSを応援している全ての人たちの心の中に彼らの音楽はずっと生き続けることは間違いない。
このライブの模様は2013年春~夏頃にDVDとなり発売が予定、また未発表曲を含めたベストアルバムもリリースされるとのことだ。詳細はオフィシャルサイトで後日発表される。
9GOATS BLACK OUT
2013.2.9(土) 赤坂BLITZ Last Live “Silence”
セットリスト
1.sink
2.夜想
3.red shoes
4.BABEL
5.you
6.BLANK BLACK
7.Lestat
8.Canaria
9.憂鬱と孤独
10.missing
11.raw
12.揺り籠
13.Heaven
(インストルメンタル「Lithium」)
14.追憶は罪
15.shut up “G”
16.Table of the Mortal Sins
17.ROMEO
18.Salome
19.Asche
20.any
21.rip current
22.願い
ENCORE1
23.Den lille Havfrue
24.Tanatos
25.Panta rhei
26.Sleeping Beauty
27.HARMS
28.Who’s the MAD
ENCORE 2
29.dye an unease
30.690min.
31.float
32.軽蔑
33.headache
34.甘美な死骸
35.8秒
■9GOATS BLACK OUTオフィシャルサイト:http://9goats.net

2013年02月15日 (金)
特別ライブレポ!!★★★THE MICRO HEAD 4N’S★★★tour The WORLD of LIGHT 2013〜2013.2.11. 新宿LOFT!!
NEWS - 12:00:00 初ワンマンライヴ、ファースト・アルバム『A BEGINNING FROM THE END.』発売、東名阪ワンマンツアー、初の全国ツアーと2012年を駆け抜け、2013年に入って早々、勢いはそのままに初のヨーロッパ・ツアーを行なうことになったTHE MICRO HEAD 4N’S。
ロシア、フィンランド、ドイツ、ポーランドの4ヵ国7ヵ所を巡る“tour The WORLD of LIGHT 2013”への出発直前の2月11日、2013年初のワンマンライヴが行なわれた。
建国記念日の祭日とあって、開演は通常より早い17時。
まだ日の明るい開場前から、新宿・歌舞伎町にある会場・新宿LOFT前には、旅立ち前のバンドの姿をしかと心に刻もうと、大勢のマイクローンたちが集結していた。
連休ののんびりした雰囲気や、バレンタインデー前のワクワク感も手伝ってか、友だちの壮行会に遊びにきたような明るく楽しそうな空気が場内に満ちている。
しかし、“A BEGINNING FROM THE END.”のSEが始まり、ステージを覆っていた白い幕が上がると、フロアからは咆哮に近い歓声が湧きだした。暗闇の中、黒ジャケット姿のメンバーが順にステージ上手から登場。
「行くぞ、新宿!!」というRickyの叫び声と共に、1曲目の“HELLO MY CLONE”がスタートした。出だしから、バンドの気迫がハンパない。
1月27日にViSULOG 2nd ANNIVERSARY LIVE AT 新宿BLAZEに出演しているし、リハーサルも順調に進んだんだろう。
ヨーロッパ・ツアーに向けたウォームアップ・ライヴではなく、緊張感みなぎるツアー初日公演を観ている気分だ。
激しいリフが特徴的な“GLORIOUS BLAZE”でさらに勢いが増し、「新宿! 暴れてくぜ!! テンション上げてくぜ!!」と、バンドは“UN-CONTROLLED(仮)”へなだれ込む。
SHUN.のギターが生むただならぬグルーヴ感に突き上げられ、ファンは大興奮。
ZEROが大きく手を叩いてフロアをさらに煽る。
ミッドテンポながらハードでドラマティックな“腰痛(仮)”が立て続けに披露されたあと、ステージが照らされ、最初のMCタイムに。
「THE MICRO HEAD 4N’Sです。今年1回目のワンマン、最後まで暴れていこうぜ! ヨーロッパ前に、ジャパンで楽しみたいと思います。俺たちの真っ白な心を届けるぜ!!」と、激しさの中にもキラキラしたポップネスが光る“White Soul”へ。
Rickyの邪悪なラップに、フロアを埋め尽くすマイクローンが一気にヘドバン。
会場全体が血気盛んに熱くなったのも束の間、次の“夢の続き”では対照的に、優美なメロディと空間的なkazuyaのギターに、潤いと安らぎを与えられる。
大きな拍手が巻き起こり、二度目のMCに入るかと思いきや、そのまま“Calling(仮)”のピアノイントロがスタート。
次の“雷鳴(仮)”は、よりインダストリアル、かつ叙情的に変貌しており、手数の多いTSUKASAのドラミングに圧倒される。
禍々しさが依然支配する中、Rickyは袖へ姿を消し、「まだまだいけるだろう? どうした、おらっ! 拳上げてけ! 行くぞ!!」とSHUN.の怒号が飛び、破壊的なインストナンバーがスタート。ザクザクとリフが刻まれ、SHUN.に負けじとkazuyaとZEROも激しくファンを煽る。
「もっと飛べよ! 声出せっ! そんなんじゃ、Ricky出てこねぇぞ!!」とSHUN.がマイクローンに追い打ちをかけると、フロアが振動するほどに観客がジャンプ。
最高潮に盛り上がったところで、満を持してRickyが登場。
「この勢いで後半戦行くぜ!」と、“Breaking and shout out!”のアップテンポな打ち込み音がバーストする。
分厚くもトリッキーなサウンドに、マイクローンが必死に食らいついていく。
タオルが宙を舞うダンスチューン“I Surrender”も、これまで以上に物々しくアグレッシヴなアレンジに。
ミラーボールの明かりが、楽しそうに飛びまくるマイクローンたちを次々に照らしていく。
しびれるような爆音チューンのあとは、デビュー作のエンディング曲であり、ライヴ本編を締めくくるお馴染みのナンバー“この先ずっと…”。
「お前ら最高だ! もっと行くぞ!!」というRickyの声を受けて、ファンの合唱がさらに大きくなり、この日一番の一体感が生み出された。大歓声が鳴り止まぬ中、メンバーが笑顔でステージを去っていく。
バックドロップにあるTHE MICRO HEAD 4N’Sのロゴがライトアップされる中、フロアのあちこちからアンコールが沸き起こり、ファンの焦燥感がマックスに達する直前に、TSUKASA、SHUN.、ZERO、kazuya、Rickyが手を大きく振りながら順にステージに再登場。
今度は全員、黒Tシャツ姿だ。
Rickyがメンバーをひとりずつ紹介し、それぞれが今回のライヴの感想とツアーへの意気込みを語る流れになるが、SHUN.はタンクローリーに轢かれたという驚きのエピソード、ZEROは自分の化粧ポーチの中身を紹介しつつ物販の宣伝、TSUKASAは剃らないと竜のヒゲみたいだし、剃ると汗が目に入ってしまうという左眉の悩み、kazuyaはEUツアーが楽しみ過ぎてダイエットし、正月に体重を4キロ落としたことなど、本来の趣旨から脱線した話を次々に紹介。
会場は、ヨーロッパ・ツアー向けにギュッと凝縮され、勢いよく駆ったエナジェティックな本編ライヴとはうって変わった、ほのぼのとしたお笑いライヴのような雰囲気に。
そんな中、8月24日に結成2周年ライヴ“2nd anniversary LIVE -REVERBERATIONS-”がLIQUIDROOM EBISUで行なわれること、その前に2作目となる新音源の発売が予定されていることなどがアナウンスされる。
しかし、Rickyの紹介がまだだった。「僕を紹介する担当を誰か決めようよ」とRickyが提案すると、「前回は俺だったけど、TSUKASAとか、試しにやってみたら」とSHUN.。
指名を受けたTSUKASAが張り切って「THE MICRO HEAD 4N’Sヴォーカルゥ~!!」と始めるも、フロアからは笑い声が。
「もう萎えたの?」というRickyに押されてもう一度チャレンジするも、「僕が言うとドラムを叩けなくなる」からと断念。
誰が言えば一番しっくりくるか、一通り全員やってみることになり、次にZEROが「埼玉が生んだカリスマ、THE MICRO HEAD 4N’Sヴォーカル!!」とコールするも、やはり声を出すとベースが弾けないらしい。
「kazuyaはやっぱりキャリアがあるし、リーダーに紹介されるとうれしいじゃないですかぁ~」とのRickyの声がプレッシャーになったか、kazuyaは「マイクロ…」と言いかけて、やり直し。Rickyはすかさず、「決まりました! 担当はSHUN君でお願いします!」と突っ込み、会場は爆笑の渦に。
あらためてSHUN.がRickyの名をコールし、ファンが割れるような大きな声でレスポンスする。
ヨーロッパ・ツアーでは英語で盛り上げないといけないからと、その後RickyはZEROおすすめの「メイク・サム・ノイズ!」を連呼。
「まだまだ行こうぜ! 日本のパワーを見せてみろ! メイク・サム・ノイズ!!」と、タイトル未定の新曲になだれ込む。
ベースラインが印象的なポップでさわやかなナンバーだ。
アンコール2曲目は、これまではアンコール最後にプレイすることが多かった“フォトグラフ”。Rickyの「ピース!!」「ポーズ!!」の掛け声にピースサインとジョジョ立ちで応戦していたマイクローンたちが、最後は一斉に両手を大きく振り、大合唱。
そのまま、ティンドラムのようなかわいいリズムで始まり、幻想的な音風景が広がる“光の世界(仮)”へ。
Rickyの美麗ヴォーカルに聴き入り、思わず立ち尽くしてしまうファンたち。
「行ってきます」とRickyが最後に優しくつぶやき、メンバーがステージを去っていく。
しかし、そう簡単に送り出してくれるマイクローンではない。
再度、アンコールを求める声が会場のあちこちから激しく上がる。
すると、TSUKASA、ZERO、SHUN.、Ricky、kazuyaが再々登場し、ダブルアンコールがスタート。
「もうちょっと、みんなの声を聞きたいです! 思いっきり行くぞ! 叫べ!!」とRickyが煽ると、ZEROが前面に出て陰鬱なベースラインをつま弾きはじめる。
TSUKASAのドラムも加わってリズムセクションがじわじわと攻め入る中、フロアから沸き上がる「オイ! オイ!」のコールが次第に大きくなっていく。
白いライトが激しく点滅し、ついに“MONSTER’S ROAR”が炸裂。フロアからいくつもの拳が突き上がる。
SHUN.とZEROがところせましとステージを回り、TSUKASAとkazuyaが激しく頭を振る中、アンプに乗り、天井のパイプに手を掛けたRickyがフロアにマイクを向けると、ファンはヘドバンと叫び混じりの大合唱でそれに応える。
曲が終わっても興奮が冷めることはなく、メンバーの名前を呼ぶ声がいっこうに止まない。
「EUでも暴れてきます! 行ってくるぞ!!」とのRickyの声に、ファンは「行ってらっしゃーい!!」と絶え間ない声援と拍手を送る。喝采のうちにバンドが笑顔でフロアを去ると、幕が下り、照明が点灯してライヴは終了。
新年初ワンマンにふさわしい勢いに満ちながらも、始終ほっこりとした気分を味わえた温かいライヴだった。
こんな彼らなら、言葉の壁を物ともせず、ヨーロッパ・ツアーを大成功させるはずだ。
そんな期待もあってだろう、帰国後一発目の3月9日の恵比寿LIVE GATEでのワンマンライヴは、すでにソールドアウト。
さらなる成長を遂げたTHE MICRO HEAD 4N’Sの姿を見るのが、早くも待ち遠しい。
★THE MICRO HEAD 4N’S★
http://www.themicrohead4ns.com/



