2022年08月10日 (水)
【ライヴレポート】<ビバラッシュSUMMER ONEMAN TOUR 2022 FINAL 顔面ストッキング!!>2022年8月6日(土) Spotify O-WEST◆最上級の“アゲ”の先に見つけた未来への意志表明──「絶対見てね、俺たちの未来も」。
NEWS - 20:00:16ビバラッシュが、6月から行ってきたサマー・ワンマンツアーを完遂! ツアー・ファイナル公演を8月6日、Spotify O-WESTを舞台に行った “アゲみ集団”を称する彼らが繰り広げた、ビバラッシュ史上最大に派手で、アゲで最高に楽しいライブの模様をお届けしよう。
この日のライブ・タイトルは、「顔面ストッキング!!」。「楽しさの絶頂を表現したくて出てきた言葉だった」(るいまる / Vo)と、なんとも彼ららしいワードチョイスだ。こ のタイトル以外にも、会場にはツアー各地でメンバーがインスタントカメラで撮影してきた思い出写真が張り出されたり、バンドロゴを示した巨大なバックドロップがステージを覆っていたりと、ツアーの集大成に対する意気込みが至るところから感じられる。
オンタイムで幕を開け、メンバーが一斉に登場すると、キラキラリングが輝く満員のフロアに向けて放った「闇カワ#アゲみゾーン」で、すぐさまボルテージは爆上がり。るいまるが笑顔で「俺たちの最強のライブ、とくとご覧あれ!」と叫びあげた通り、清々しいまでの攻めのスタートだ。「ギガラバチェリハート♡」に続き、生涯現役宣言のごとく “ギャル”のパワーをテーマにした「シワくちゃギャルうぇぽん」。さらに頭上で大きくマルを作った“タピジャンプ”が揺れた「タピってチマチョゴリ」へと、臨場感はちっとも衰えることを知らない。
刺激を表すようにキンブレが揺れた「ビ(雷マーク)ビ(雷マーク)」(ビリビリ)では、幸村の「ファイ ナル、ぶちかますぞー!」の掛け声や“アゲみアイーン”とキメポイントでステージとフロアは見事な一体感を生む。「それいけバンギャルちゃん」「Merry-Merry-Merry-Go!!- Round☆」でもハイテンションぶりが急上昇すると、「たけのこチルドレン」でもファニーなたけのこポーズで盛り上がる中に「昨日の自分を超えて行こう!」というメッセージもしっかりと刻んでいく。そして、好きな気持ちを“どすこいポーズ”で表現した「ドス 恋!!~とある横綱系恋愛体質乙女のパワータイプラヴ~」へとぶっ続けに駆け抜けた。
エネルギッシュな中にも、ジッと構えて「love」で愛を届けたり、ミラーボールの光が差し込んだ水中を思わせる空間で「Century Mermaid」を聴かせたりといったロマンチッ クな表情が映える。「Blue flame」で再び熱を上げて続いたのは、バンドからの熱意を伝えるための楽曲としてポテンシャル高く進化した「FANTASTIC FLY HIGH」。「どこまでも一緒に行こう。誰一人置いていかない!ビバラッシュの手を握ってくれ、 Dreamer!(※Dreamer=ファンの総称)」(るいまる)
メンバーが時折ファンへ向けて手を伸ばしながら届ける様は、実にエモーショナルだ。よりラウドにバンド力を見せる「ギャングマーチ」では、ドラムを中心にメンバーが向かい合ってガツンと轟かせるバンドサウンドにはハッとさせられる迫力がある。ポップな印象が強い彼らが楽曲の折に覗かせるプレイヤーなところもまた、ビバラッシュの魅力なのだ。
「ライブは、俺たちと君たちの好きが集まる場所」だと一層気合いを入れて突入した後半戦。大事な呪文として放った「オコサマジック」、祭の拍子や花いちもんめのノリを交えた「荒ぶれ!!祭囃子」を通し、ラストスパートへ向けて気持ちを焚きつけた「プリズンラボ」。そこへキラーチューン「踊らされた人生」とくれば、凄まじいほどの一体感で“楽しい”が爆発する。音とパンチのあるワードでビバラッシュ節が炸裂する中で、曲頭にいつも添えている“お前の人生お前が踊れ!”の言葉通りに彼らなりの人生論も感じられるからアツい。
「ラスト!」をコールし、本編を締めくくる1曲を届ける前にるいまるは会場へ足を運んでくれたことやビバラッシュを好きになってくれたことに対する、たくさんの“ありがとう”と幸せな思いを嚙みしめていることをファンへと伝えた。
「俺たちビバラッシュは、ライブや音楽を通してみんなの楽しいを引き出して、愛をいっぱい届けて、笑顔で溢れさせて、あなたたちの人生を少しでも幸せにしたいと思います。 君たちの人生に関わらせてくれてありがとう」(るいまる) この気持ちをすべて乗せて届けたこの日の「等身大Dreamer」の幸福感と言ったら格別だった。“100年後の僕たちも今と変わらず ワクワクしているかな?”という節を“ワクワク しているに決まってるよな!”と歌い替えたこと、これはしっかりとバンドが前を向いて進んでいる証拠だとも思えた。
アンコールの手拍子が起こる中、流れ出した映像で嬉しい発表があった。WINTER ONEMAN TOUR【CLIMAX】を回ることと、そのツアー・ファイナルとして2023年1月11日に恵比寿LIQUIDROOMと次なる大きな目標を掲げたのだ。これを受けてさぞ気合いの 入った姿でアンコールに登場するだろうと思った矢先……なんと顔面ストッキング姿で現れたのだから、さすがである(笑)。しかし気合いはしっかりと「ウチらは明日から本気出す」で伝えると、一人ずつストッキングを脱いでから今回のツアーの手応えを語る場面 もあった。
「今回のツアーは特に、どの箇所もファイナルの気持ちで臨んだ」と話したパーミー。ツアー中コロナ感染により2本出演が出来なかった冬也は「ステージに立てないと思った時に浮かんだのはファンの顔だった」と話した。幸村は、「Dreamerのこともメンバーのことも一層好きになった。自分の中で良いことしかなかったツアーだった」と振り返り、ベルは相変わらずの二次元アイドルオタクな思いを吐露して笑いを起こすも「例えばセットリストが同じでも1本1本ライブが違って、お客さんの気持ちも変わる。いろんな見方をする人がいる中でどう楽しませるかを考えた」という。そして、るいまるは「ここ1~2年で頭が固まった。それは、考え方が確定したっていうこと。届けたいと思った時に届けられる相手がいること、音楽に対して足を運ぶことはすごいことだと思う。俺たちは、その人の人生に触れたことになる」と、“人生”という言葉をもって強い責任感のような、フロントマンとしてのメッセンジャー力を確信したようにも感じられた。
バンド活動において、“絆”という言葉を用いるのはありきたりかもしれないが、そこか ら生まれるものが人の心を動かすことは大いにあると思う。この日のビバラッシュからは改めてそれを感じられ、“俺にはお前が居るお前には俺が居るそれだけで強くなれるさ”と いうフレーズが強く胸を打った「もろたでニッポン!」では、前進と挑戦していく気持ちを再確認。さらに「美しく咲き誇れ!」と「ダンデライオン」が輝かしいエンディングを飾った。
常に極上のエンターテイメントで“楽しい”を作りだしてきた彼らが、このツアーで目指した“楽しい”の先に残るもの。それは伝えるということであり、伝えた先にある答えをしっかりと胸に刻んで回ってきたことがわかる素晴らしい集大成だった。これを踏まえて、冬のツアーではたくさんの“CLIMAX”を見せてくれるだろう。そんな姿に期待を込めて、るいまるの言葉を借りて皆さんに伝えたい――「絶対見てね、俺たちの未来も」。
<セットリスト>
1.闇カワ#アゲみゾーン
2.ギガラバチェリハート♡
3.シワくちゃギャルうぇぽん
4.タピってチマチョゴリ
5.ビ ビ (ビリビリ)
6.それいけバンギャルちゃん
7.Merry-Merry-Merry-Go!!-Round☆
8.たけのこチルドレン
9.ドス恋!!~とある横綱系恋愛体質乙女のパワータイプラヴ~
10.love
11.Century Mermaid
12.Blue flame
13.FANTASTIC FLY HIGH
14.ギャングマーチ
15.オコサマジック
16.荒ぶれ!!祭囃子
17.プリスンラボ
18.踊らされた人生
19.等身大Dreamer
EN-1. ウチらは明日から本気出す
EN-2. もろたでニッポン!
EN-3. ダンデライオン
文 ● 平井綾子 / 写真 ●おにてん。
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<NEWS>
本編終了後に流れた映像にて、メンバーの寸劇の中で“俺たちらしい新しい武器”として発表されたのが、VIVA RUSH WINTER ONEMAN TOUR2022[CLIMAX]だ。11月2日の池袋EDGEを皮切りに、全17公演を回る大規模ツアーとなる。こちらはなんと、全公演当日券無料というのだから驚きだ。
そして、気になるツアーファイナルは2023年1月11日 恵比LIQUIDROOM! バンドの更なるステップアップが期待できる、大きな目標となるだろう。
SUMMER TOUR「顔面ストッキング!!」では、“楽しい”の先に伝えることをしっかりと形にしてきたメンバーだったが、「[CLIMAX]は1ヵ所じゃない」とるいまる(Vo)もMCで話していたように、WINTER TOURでは各所でビバラッシュのエンターテインメント性がどのように爆発するのかが今から楽しみなところだ。
音楽とエンターテインメントの最強コラボレーションを繰り広げ続ける、“アゲみ集団”の挑戦に期待が高まる!
■ビバラッシュ オフィシャルサイト■
https://vivarush.jp/
VIVA RUSH WINTER ONEMAN TOUR2022
[CLIMAX]
※全公演当日券無料※
2022年
11月02日(水)【東 京】池袋EDGE
11月03日(木)【千 葉】柏ThumbUp
11月11日(金)【愛 知】HOLIDAY NEXT NAGOYA
11月15日(火)【大 阪】阿倍野ROCKTOWN
11月18日(金)【兵 庫】live music club PADOMA
11月24日(木)【福 岡】INSA FUKUOKA
11月25日(金)【福 岡】INSA FUKUOKA
11月27日(日)【山 口】LIVE rise SHUNAN
12月04日(日)【京 都】京都MOJO
12月07日(水)【神奈川】横浜BAYSIS
12月08日(木)【埼 玉】西川口Hearts
12月10日(土)【宮 城】仙台space Zero
12月11日(日)【宮 城】仙台space Zero
12月21日(水)【愛 知】HOLIDAY NEXT NAGOYA
12月24日(土)【北海道】札幌Crazy Monkey
12月25日(日)【北海道】札幌Crazy Monkey
TOUR FINAL
2023年01月11日(水)
【東京】恵比寿LIQUIDROOM
●NEW LOOK
▲Vocal.るいまる
https://twitter.com/vr_ruimaru
▲Guitar.ベル
https://twitter.com/vr_belle_
▲Guitar.幸村
https://twitter.com/vr_yukimula
▲Bass.冬也
https://twitter.com/vr_to_ya
▲Drums.パーミー
https://twitter.com/vr_pamypamy
2022年08月09日 (火)
【圭】今週、自身の誕生日に<TOUR // SENSE OF WONDER>最終公演開催。Mr.フルムーンがこの日を特別な夜に?!
NEWS - 18:00:34圭が6月から3カ月連続、場所を変えながらマンスリーで開催してきた自身初のライヴツアー<SENSE OF WONDER>を8月12日(金)、東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE公演をもって、いよいよ締めくくる。
最終公演日は、圭の誕生日でもある。この世に生まれたとき、満月だったということで「Mr.フルムーン」という異名を持つ(?)圭。
思い返せば、今年4月17日に東京・渋谷ストリームホールでワンマンライヴ<MOONPHORIA –帰還の満月–>を開催した日も満月だった。
そして今回、最終公演を行なう8月12日もまた、調べてみると偶然にも満月!
この日の公演のみ、ライヴハウスではなくホールでの開催となるこの夜。
Mr.フルムーンは、果たしてどんなスペシャルな夜にしようとしているのだろうか。
このツアーからサポートメンバーを高松浩史(B/THE NOVEMBERS)とKENZO(Dr/彩冷える)の2人にシェイプしたことで、驚くほど進化した現在の圭のライヴ。
まず最終公演の見どころとしては、このツアーで、ヴォーカリストとしての圭と同じテンション感で共存するようになったギタリスト・圭の、自由で生き生きとした煌びやかなステージパフォーマンスに注目してもらいたい。
圭のソロの歌もの、ギター・インスト、BAROQUE曲から人への提供曲まで、ソングライターとしての圭の楽曲すべてを網羅したセットリスト。
そこからは、圭というアーティストが創作する音楽の魅力を歌、歌詞、曲、ギター、サウンドアレンジの全方向から堪能し尽くしてほしいと思う。
また、このツアーの2公演目からは、圭こだわりのギター&ヴォーカル用の特注マイクスタンドも舞台に登場。
さらには、ライブの中盤には衣装を早着替えする場面(前回はボタンを掛け違えて登場!)もあるので、ファンはいろんな意味で楽しみにしていてもらいたい。
また、この日ツアーに初めて参加するという人は、ライヴ後半にはみんなでジャンプをしたり、スマホのライトを照らす楽曲もあるので、ぜひともそこは参加してオーディエンスと一緒になって楽しんでもらいたいと思う。
自身初のツアー、その集大成となるこの最終日を、フルムーンのパワーを浴びた圭がどんな特別な公演にしていくれるのか。
ぜひ会場に足を運んで、そのミラクルを目撃してもらいたい。チケットは、イープラスにて8/11(木・祝)18:00まで購入可能。
また、このツアー終了後も、圭の新しい挑戦は止まらない。
このあと、ソロになって以降初となるフェスへの参加も大決定!
現在発表されているものとしては、9月3日に埼玉県・秩父ミューズパークにて行われるBugLug主催のヴィジュアル系フェス<バグサミ>。
さらに、10月15、16日に大阪・服部緑地野外音楽堂にて行われる<Bands Shock REVOLUTION~びじゅある祭2022~>にそれぞれ出演することが決まっている。
ステージは、どちらもMr.フルムーンにふさわしい野外。
こちらも、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、いまから楽しみだ。
ライブ写真◉MASA
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<ライヴ>
■圭 TOUR//SENCE OF WONDER
2022年6月6日(月) 代官山SPACE ODD OPEN 17:45 / START 18:30
2022年7月18日(月・祝) 横浜Bronth. LIVE OPEN 16:45 / START 17:30
2022年8月12日(金) 渋谷PLEASURE PLEASURE
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OPEN 17:45 / START 18:30
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【Support Members】
Bass :高松浩史(THE NOVEMBERS)
Drums: KENZO(彩冷える)
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◉チケット料金
全席指定
・VIPチケット:<1階席/2階席> 各¥14,000 (諸経費込) *1F/2F前方指定席・特典付
・Aチケット:<1階席/2階席> 各¥8,120 (諸経費込)
※ドリンク代別途必要
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■一般発売中(先着) ※電子チケットのみ
・イープラス
https://eplus.jp/kei-senseofwonder/
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info.NEXTROAD 03-5114-7444(Weekdays 14:00~18:00)
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<EVENT LIVE info.>
■BugLug主催Fes.「バグサミ 2022」
2022年9月3日(土) 埼玉県・秩父ミューズパーク
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OPEN 11:30 / START 13:00
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出演:BugLug
生憎の雨。 / 甘い暴力 / 蟻 / アルルカン / 色々な十字架 / キズ / 己龍 / KiD / 圭-kei.- / コドモドラゴン / ザアザア / ZOMBIE / NAMELESS (50音順)
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▼バグサミ 2022|特設ページ
https://buglug.jp/special/bugsum2022/
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■Bands Shock REVOLUTION~びじゅある祭2022~
2022年10月15日(土) / 10月16日(日)
大阪府・服部緑地野外音楽堂
※圭の出演は10月15日(土)
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OPEN / START:
(10/15) 11:30 / 12:30
(10/16) 11:00 / 12:00
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出演アーティスト:
(10/15) 甘い暴力 / アルルカン / 己龍 / 圭-kei.- / ダウト / DaizyStripper / BugLug / OA:VIRGE
(10/16) 生憎の雨。 / コドモドラゴン / ザアザア / THE MADNA / DEZERT / DIAURA / 夕闇に誘いし漆黒の天使達 / Royz / OA:蟻
(50音順)
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▼びじゅある祭2022|オフィシャルサイト
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<RELEASE INFO.>
★圭
NEW ALBUM
『utopia.』
NOW ON SALE
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収録曲 // COMPLETE 12 TUNES
scene1____spirit in heaven.
scene2____longing star.
scene3____helix.
scene4____mobius.
scene5____sanctuary.
scene6____cell structure.
scene7____monolith.
scene8____the sin.
scene9____eve.
scene10____in the light.
scene11____embrace.
scene12____utopia.
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All Music & Produced : 圭
Guitar & All Instruments : 圭
Recording & Mixing, Mastering Engineer : 圭
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<通常盤>PGSK-038 (CD) ¥3,500
Manufactured & Distributed by sun-krad Co., Ltd.
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<会場・通販 限定盤>【数量限定】 PGSK-037(CD) ¥6,500
※特殊パッケージ LPサイズジャケット仕様
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サブスク配信中
■圭
•Amazon Music Unlimited:https://music.amazon.co.jp/artists/B085XQWR3Y
•Apple Music:https://music.apple.com/us/artist/kei/1465709836
•Spotify:https://open.spotify.com/artist/0maFrI7WiLIRflewebbNeF?si=W_ypbJb9SVujxq-HpkMU6Q
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2022年08月08日 (月)
★インタビュー★【ダウト】MANIFEST MINI ALBUM『浪漫童樂的茶番劇』8.8リリース!5人5様の個性が集約した新作完成!
NEWS - 22:45:44今年3月4日に結成15周年を迎えたダウトが、結成日当日に行なった中野サンプラザのライブで5つのマニフェストを発表。
そのうちの1つである「メンバー各自が作曲した楽曲を収録したMINI ALBUM」が8月8日にリリースされた。
全5曲収録のMANIFEST MINI ALBUM『浪漫童樂的茶番劇』についてインタビューを敢行!
8月20日からは全国ツアーが開催される彼らの思いを紐解いてみた。
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――まず始めに、幸樹さんが「頚椎ヘルニア」を発症したことを報告されていましたが、体調はどうですか?
幸樹(Vo):当初は座っていることも出来ないくらい痛みがあったんですけど、先日、ライブ復帰をしました。いつも通りとはいかなかったですけど、今の自分が動けるキャパシティは掴めたので、8月20日からのツアーも予定通り廻ります。ヘルニアは、長期的に治療していくしかないので、上手に付き合っていきたいと思っています。
――ひとまずステージに立てたということで良かったです。では、8月8日リリースのミニアルバム『浪漫童樂的茶番劇』について伺いたいのですが、「ミニアルバムを作る」というのは、直人さんのマニフェストですよね。
直人(Dr):はい。僕がダウトに加入して初のミニアルバムになります。アルバムというよりは、新曲が5曲「どーーーん」と収録された贅沢なものっていう感じの仕上がりになりました。完成したものを聴いても“個性豊かで凄い物が出来ちゃったな”と思えるので、きっとファンのみんなもそう思ってくれることでしょう(笑)。
――しかも、作曲はメンバー全員が1曲ずつ手がけているということで、色合いの違う5曲が揃っているのも特別感があるなと。
ひヵる(Gt):どの曲も作曲者の“らしさ”が出ていて、1曲をフルで聴いたら「これこれ!」とか「◯◯らしい」いう部分を感じてもらえると思います。
玲夏(Ba):全曲が“その人っぽい”。コンセプトにこだわらなかったぶん、肩の力を抜いて作れたし、そこで生まれた空気感もあると思うので新しいダウトの曲たちがライブでどう変化していくのかも気になります。
――収録曲はどうやって決めていったのでしょうか?
幸樹:それぞれに数曲作ってきたものを、いつも通りメンバー全員で選曲会をして決めていきました。
――では、作曲者をメインに1曲ずつ聞いていきたいと思います。表題曲の「KYOKUTOU OGRE」は威吹さんの作曲ですね。
威吹(Gt):僕が選曲会に持っていったのは4曲で、テイストの違う曲を揃えたんですけど、意外と“一番ストレートな曲が選ばれたな”っていう感じでした。作曲段階では、最初に作り始めたけど途中で上手くいかなくて一度は諦めましたが、時間を置いて聴いてみたら良かったので完成させることが出来ました。
――曲の始まり方も世界観がありますよね。
威吹:冒頭にSEが入る曲って、あまりないので良かったなと思いますね。音の面でいうと、今回は他のメンバーの曲も含めて、アレンジ段階ですごくこだわりました。今まであんまり使っていなかったギターの音色を試しているので、それをライブで出していくのも楽しみなんですよね。
――歌詞の話も聞かせて下さい。
幸樹:勢いがある攻めの曲だけど、歌詞をイメージするのが一番難しかった曲なんです。ストレートだからこそ、そこにダウトのテイストをどう落とし込むかは悩みました。
威吹:幸樹からテーマとかイメージを聞かれたので、作っている段階で描いていたディストピア(反理想郷・暗黒世界)と伝えたんです。でも、よくよく考えたらディストピアって抽象的過ぎて、自分でも分からなくなってきて(笑)。そこから、よく汲み取ってくれたなと。
幸樹:頑張りました(笑)。歌詞には、アルバムタイトル『浪漫童樂的茶番劇』にも使っている、〈童樂〉というワードを入れています。今までやってきたことが〈童樂=道楽〉と言われるものだったとしても、それでも自分を貫いて進んだ先にあるものが快楽(心を満たすもの)であればいいという思いを歌いました。
――2曲目は、ひヵるさん作曲の「魔夏ノ魔物」。
ひヵる:どの曲が選ばれるのか分からなかったので、選曲会には出来た曲を全部持っていきました。この曲は“テンポの早い曲を作ろう”と思って出来た曲で、仕上がり的にもアップテンポで、海とかビーチを感じさせるような楽しさがある曲になりました。
幸樹:実は、ひヵるには「夏の終わりの寂しさとか切なさを書こうと思う」って伝えていたけど、結果的にハッピーな夏を謳歌する感じになっちゃって。
ひヵる:わりとハッピーな内容の歌詞がきたっていうね(笑)。でも、ファンの子たちと一緒に楽しめるような曲なので、8月18日の代々木での野外フリーライブでは盛り上がれると思います。
――合いの手となるようなコーラスもありますが、レコーディングにはメンバーも参加していますか?
幸樹:歌撮りの時は僕だけでした。でも、同じ人間がやっても声に高低がつくだけだから、レコーディングの時は声色を変えたくて「威吹パートいきまーす!」みたいな感じで、メンバーの声を意識してコーラスを重ねていきました(笑)。
――ライブでは、メンバーがコーラスを?
幸樹:ですね。ちなみに、コーラスには同じハイという言葉でも、(HIGH HIGH)と(灰灰)で2つの表記があって、(HIGH HIGH)はテンション高めで、(灰灰)の部分は、トーンを落とした暗めの声色なので、そこはメンバーにも意識して欲しいなと。
――諸注意が入りましたが、そういうことみたいです。
一同:はい(笑)。
――そして、3曲目の「かみかくし」は幸樹さんの作詞作曲。
幸樹:威吹さんには「マニアック曲」って言われました。
威吹:まぁ、マニアックっすね(笑)。世界観が王道ではないというか、異質な空間を作っている感じがしたんです。だからこそ良いスパイスになっているなと思います。
――童謡とか和の世界観を感じるというか。
幸樹:そうですね。タイトルをひらがなにしているのにも意味があって、歌詞の〈溢れる雫 悟られぬよう 指でなぞるように髪隠し〉の中に、「心情が分からないように表情を〈前髪で隠す〉」という意味合いを1つ、そして「モヤモヤした気持ちが〈神隠し〉のように消えてなくなった」という2つの捉え方を含ませています。
――秀逸ですね。
幸樹:今回はすごく歌詞にこだわって表記でも遊んでいる部分がたくさんあるので、歌詞カードも見てもらえたら、より伝わる部分があると思います。
――4曲目は玲夏さん作曲の「ビカ」。
玲夏:制作を始めた時は、もうちょっと違うモードだったんですけど、ふと自然に出来たのがこの曲で、言っちゃえば四の五の考えずに出来た曲っていうか。自分としては数合わせ的な感じで作っていった曲が選ばれちゃって(笑)。でも、それが自分にとって一番フラットな状態で書けた曲っていうことなのかも知れないです。
威吹:それもあって、誰が作った曲なのかが一番分かりやすい。
幸樹:もうイントロでいきなり「玲夏です!」って名刺を渡すみたいな(笑)。
玲夏:正直、恥ずかしいくらい“俺っぽい曲”。楽曲のイメージとしては、民族的な要素が入ったシャッフル調の曲ですね。ギリギリまで制作を引っ張ってしまったから“幸樹の歌録りは大丈夫かな?”って心配したけど、見えている方向が近かったので、あがってきたのがすごく早くて“もう録れたんだ!”って(笑)。
幸樹:歌詞は、自分自身を100%自画自賛する女性像を書いたんですけど、前半部分に共感出来る人は、ほぼいないと思うんです。でも、ラストの一言を入れることで、全てをひっくり返しているっていう。ずっと、そういう歌詞の書き方をしてみたかったのが達成できました。しかも、サビが〈クレオパトラ〉で始まるってインパクトも楽しんでもらえたら(笑)。
――そして、ラストは直人さん作曲の「XV」。
直人:作曲段階で、納得がいったのがコレしかなくて。でも、結果的に、アルバムの最後っていう大事なポジションを担わせてもらえる曲になって良かったです。
ーー直人さんは、メロディアスな曲を作るイメージが強かったので、5曲の中でも一番激しい曲だったのが意外でした。
直人:ダウトに入ってから作曲を始めたので、世に出ているのはまだ3曲だけど、今回はそれとは違う“ザ・ライブナンバー”みたいな曲を作りたかったんです。でも、メロの組み方とか構成は他の3曲と同じで“俺々しい“ものになっているとは思いますけどね。
――サビの開ける感じとか。
直人:そうですね。
幸樹:ただ、僕が今一番悩んでいるのはイントロ。あのライヴ感を、俺はステージで“どのテンションでやればいいん?”っていう。
直人:ど頭!? あぁ、あそこは照明でワーとしておいてもらったら(笑)。ドラム以外の楽器陣も、そのタイミングでチューニングが必要だと思うし。
幸樹:あぁ、なるほど。まだ絵が見えないけど、パフォーマンスに悩む1曲ですね(笑)。
――タイトルの「XV」は、まさに結成15周年を連想させますね。
直人:レコーディングではタイトルだけもらっていたから“どんな歌詞なんやろ”っていう期待感はありましたね。
幸樹:すごくストレートな歌詞だと思います。個人的には、バンドは絶頂期に解散するのがカッコイイと思っていた時期があるんだけど、今は自分たちの重ね続けてきたものに勝るものはないと思っていて。歌詞には、夢物語だけじゃなくてリアルな葛藤とか、現実的なことも書いているけど、過去を踏まえて続けていくことに意味があると思えた今だから書けた歌詞であり、これから先、ダウトとして“こうありたい”という未来に向けた思いを形にしています。
――すごくリアルだなと感じました。
幸樹:ただ続けるだけっていうのは嫌なんですよね。“15周年だからすごいね”みたいな「15年」が肩書になるような活動はしたくないので、歌詞にあるように〈踏み出す先がどこか〉は分からないけど、それはずっと考え続けていきたいですね。
――そして、ミニアルバムを携えてのツアー『TOUR’22 浪漫童樂的茶番劇』が8月20日からスタートしますが、ひヵるさんのマニフェストも反映されていますね。
ひヵる:ツアーの日程の中に、「これまでなかなか行けていなかった場所でライブをする」というマニフェストに基づいた会場がいくつか入っています。僕自身が徳島県で育っているので、地元にアーティストがライブで来てくれるのがすごく嬉しかったんです。ミニアルバムの曲たちを持って各地に行くので、近くに行った際は、ぜひ遊びに来てもらえると嬉しいです!
Text:原千夏
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<リリース情報>
★2022年8月8日 RELEASE
THE D=OUT MANIFEST MINI ALBUM
『浪漫童樂的茶番劇』
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DT-20 / ¥3,300(税込)
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CD
1. KYOKUTOU OGRE
2. 魔夏ノ魔物
3. かみかくし
4. ビカ
5. XV
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DVD
「KYOKUTOU OGRE」MV
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「KYOKUTOU OGRE」MV
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<ライブ情報>
■ダウト
夏の風物詩的単独公演’22
『夏ノ魔物』
2022年8月18日(木)
代々木公園イベント広場野外ステージ
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開場 17:00 開演 17:30 終演予定19:00
雨天決行 / 荒天中止
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●ツアー日程
■TOUR’22 浪漫童樂的茶番劇
8/20(土)町田The Play House (MANIFEST)
8/21(日)浦和Narciss
8/24(水)新横浜NEW SIDE BEACH!!
8/27(土)札幌PLANT
8/28(日)札幌PLANT
9/3(土)高松Olive Hall
9/4(日)岡山image
9/10(土)金沢GOLD CREEK
9/11(日)名古屋ell.FITS ALL
9/16(金)長野LIVE HOUSE J
9/18(日)秋田 Club SWINDLE (MANIFEST)
9/19(月祝)仙台MACANA
9/23(金祝)OSAKA MUSE
9/25(日)神戸VARIT.
9/30(金)福岡DRUM Be-1
10/1(土)佐賀GEILS (MANIFEST)
…………………………………………
-千秋楽-
10/21(金)川崎CLUB CITTA’
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【オフィシャルHP】http://www.d-out.info/