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2022年08月31日 (水)

【びじゅなび20周年記念主催<Mixed Candies>】2022年9月9日(金)渋谷WOMB、絶賛チケット発売中!★LIPHLICH★ショートインタビューをお届け!

NEWS - 21:00:18

2022年9月9日(金)渋谷WOMBにて開催する、びじゅなび20周年記念主催イベント「Mixed Candies」!
チケットは絶賛発売中です♪

ローソンチケット一般 

https://l-tike.com/visunavi20th/
(Lコード:74046)

 

 

今回は、「LIPHLICH」にショートインタビューを敢行!
当日は、彼らだけが創りあげる唯一無二の世界をどうぞご覧下さい!

それではインタビューをどうぞ♪

メンバー個人別になっています!!

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●LIPHLICH

 

★Vocal.久我新悟

Vo-久我新悟

◆まずはバンドの紹介をお願いします。

久我:2010年から活動中の変幻自在バンドです。

◆楽曲や世界観は主にどなたが作られているんですか?

久我:世界観を含めて楽曲は半分くらい僕が作っています。その世界観をベースに、僕では生み出せない違ったテイストの楽曲を他のみんなが出してバンドに深みと彩りをつけているような感じですね。

 

◆最新のヴィジュアルは「原点回帰」がコンセプトとのことですが、LIPHLICHの原点とはなんですか?

久我:活動当初から「自分たちにしかできない音楽を作る」を信条にやってきまして、リリースごとにヴィジュアル面も音楽性もガラッと変化させてきました。それで、2012~2014年頃までがバンドの活動歴や自分の年齢も相まってギラついて(尖って)いました。まわりは全部敵、絶対に勝つ、みたいな気概ですね。いまは「まわりが敵」とは思いませんよ。ただ、それなりに活動歴が長くなってくると、慣れというものが良くも悪くも出てくるので、それがいまの闘うべき相手、戦うべきは自分たち自身、ということですね。音楽性というよりもそういう気概がLIPHLICHの原点で、今回の写真はそのがむしゃらだった時期に近いテイストがあると思います。

 

◆1曲1曲が映画やオペラを一つ見ているんではないかと思う程完成されていると感じるのですが意識している事はありますか?

久我:映画は好きです。オペラは人生で2回観ただけなんですが(笑)。物心がついた頃から記憶に残っている音楽、映画、アニメ、ゲーム、その他諸々をインスピレーションとして取り入れているので、いまは自然とそのような感じになるのかなと思っています。
14歳からバンドに目覚めて色々コピーしてそこから曲を作ってきたんですが、14歳からのインスピレーションだとどこかで聴いたことがあるような曲しか作れなくて最初は困ったんです。それで意識してもっと子どもの頃まで遡って自分が好きだった要素を曲に取り入れるようにしました。

 

◆6月のワンマン企画<7日間連続企画HAPPY RE-BIRTHDAYS>について、エピソードを教えてください!
久我:終わったことをすぐ忘れるので(笑)。メンバーが話してくれるはず!

 

◆7月30日に池袋EDGEにて、7月29日配信シングル「オディセイ-EP3-」発売に合わせて行った<LIPHLICH緊急企画「New Singles 体験ライブ&トーク・サイン会 Event」>ではどんなことを?

久我:7月〜9月の間に毎月配信シングルをリリース中で、主にその楽曲を披露しました。

 

◆今回のイベントで初めて見るお客さんにアピールをお願いします!

久我:ヴィジュアル系を愛するすべての皆様へ、他にないバンドだと思います。ぜひぜひお試しあれ!

 

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★Guitar.新井崇之

Gu-新井崇之

 

◆まずはバンドの紹介をお願いします。
新井:色んな音楽や演奏演出に拘って激しいロックな感じやミュージカルの様なライブをお届けします。エンターテイメントロックバンドLIPHLICHです。そしてライブでは表情筋が大活躍するギター担当の新井崇之です。よろしくお願いします。

◆楽曲や世界観は主にどなたが作られているんですか?
新井:作曲に関しては全員が担当しています。テーマとかは久我君が考えてますね。

◆最新のヴィジュアルは「原点回帰」がコンセプトとのことですが、LIPHLICHの原点とはなんですか?
新井:ヴィジュアルに拘らずバンドというか音楽活動の原点回帰みたいな感じかなと思います。コロナ禍で何も出来ない時間等を経験したことも影響があると思いますが、「生きよう」から「もっと大きな存在になろう」に気持ちが大きくシフトした感じですかね。

◆1曲1曲が映画やオペラを一つ見ているんではないかと思う程完成されていると感じるのですが意識している事はありますか?
新井:僕個人的にも映画音楽が好きなので作曲してるときにチョイスしてるサウンドがより映画やオペラの色を強くしてるかもしれませんね。それと歌詞が持っている背景も主人公が映りやすいから聴いた時に自然と映像が浮かんでくるのかもしれませんね。

 

◆6月のワンマン企画<7日間連続企画HAPPY RE-BIRTHDAYS>について、エピソードを教えてください!
新井:6月9日は今の体制になったある意味誕生日みたいなもんなんです。だったらこの日を誕生日、新たに生まれ変わった日としてこのタイトルを久我君に提案しました。現体制になってから作られた作品を一から思い起こして、今日この日から気持ちも新たに前を見て上を目指して頑張りますという決意表明みたいな感じで行いました。

 

◆7月30日に池袋EDGEにて、7月29日配信シングル「オディセイ-EP3-」発売に合わせて行った<LIPHLICH緊急企画「New Singles 体験ライブ&トーク・サイン会 Event」>ではどんなことを?

新井:文字通りですね(笑)。新曲をこれまでにライブで披露してきましたが、それは完成までの過程の状態でした。この体験会では完成した100%の楽曲を聴いてもらおうと。

 

◆今回のイベントで初めて見るお客さんにアピールをお願いします!
新井:初めまして。LIPHLICHです。音楽もライブも面白いバンドです。この集合体だけではなくメンバー個人個人の人間性もとても魅力的だと思ってます。そんな音楽人達が作る音楽とライブと空間を楽しんでください。最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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★Bass.竹田和彦

Ba-竹田和彦

 

 

◆まずはバンドの紹介をお願いします。
竹田:良い意味でギャップがあるバンドなのかなって思っています。例えば演奏している時はキメキメなのにMCしている時はユルユルになっちゃうみたいな。
あとはメンバー全員が凄く『ピュア』なんですよね。楽曲や世界観はもちろんなんですが、そういう部分でも魅力があるバンドです。

◆楽曲や世界観は主にどなたが作られているんですか?
竹田:世界観は主に久我君ですね。これは余談なんですが俺、たまに久我君の頭の中を冒険したくなったりしますよ(笑)。

◆最新のヴィジュアルは「原点回帰」がコンセプトとのことですが、LIPHLICHの原点とはなんですか?
竹田:俺は1番最後にLIPHLICHの仲間になっているので、LIPHLICHの『原点』って部分をリアルタイムでは知らないんです。なので答えられないのですが『原点回帰』するのならば、ひとつの大きな目標(12月10日のホール公演)を掲げている『今』しかなかったんじゃないかな?って思っています。

◆1曲1曲が映画やオペラを一つ見ているんではないかと思う程完成されていると感じるのですが意識している事はありますか?
竹田:(笑顔)

◆6月のワンマン企画<7日間連続企画HAPPY RE-BIRTHDAYS>について、エピソードを教えてください!

竹田:ワンマン4本、トーク配信3本と初めての試みだったんですが、最終日には色々な発表も出来たし、また一つ二つとみんなで思い出に残る日が作れて凄く嬉しかったですね。

 

◆7月30日に池袋EDGEにて、7月29日配信シングル「オディセイ-EP3-」発売に合わせて行った<LIPHLICH緊急企画「New Singles 体験ライブ&トーク・サイン会 Event」>ではどんなことを?

竹田:7月30日には今回の4ヶ月連続リリースの半分以上のレコーディングが終わっていたので、デモ段階ではなく完成した新曲達をいち早く披露する、そんなライブになりました。

 

◆今回のイベントで初めて見るお客さんにアピールをお願いします
竹田:最初にも話した通り色々な『顔』があるバンドなので、もし少しでも気になってくれたならワンマンにも足を運んで貰えたら嬉しいなって思っています。
9月9日に会えること楽しみにしています!

 

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★Drum.小林孝聡

Dr-小林孝聡

 

 

◆まずはバンドの紹介をお願いします。

小林:LIPHLICHです。

ビジュアル系ロックバンドやってます。

まだまだヒヨコですがよろしくお願いします!

 

◆楽曲や世界観は主にどなたが作られているんですか?

小林:楽曲は僕も作りますが、世界観は久我大先生ですね。

 

◆最新のヴィジュアルは「原点回帰」がコンセプトとのことですが、LIPHLICHの原点とはなんですか?

小林:海外のミュージカルやショー映画のような世界観は基礎になっていると思います。あとちょっと天邪鬼な感じ。

 

◆1曲1曲が映画やオペラを一つ見ているんではないかと思う程完成されていると感じるのですが意識している事はありますか?

小林:ライブでは曲間の間合いを非常に大事にしています。曲の繋ぎ方やライブ運びの流れで演者もお客さんもどんどんテンションが上がっていくようなものが一番いいコンサートの形だと思っています。そしてその間合いはドラマーが作るものなので僕の1番の仕事はそれです。

 

◆6月のワンマン企画<7日間連続企画HAPPY RE-BIRTHDAYS>について、エピソードを教えてください!

小林:6月9日「さらば別世界」っていうライブで初めてちゃんと人前でピアノ演奏をしました。
「saying」という曲なんですがピアノから始まって結構ピアノ中心の曲なんですね。
作曲した時は音源を打ち込んで作ったので実際弾いてなかったし、元々人前で演奏できるようなレベルではなかったのですが去年秋に配信ライブ「別世界にて奔放」で歌とピアノだけの演出をやろうってなって。それで特訓してたら7月末くらいにコロナウィルスにかかってしまい。でもその演出があるから体調悪くてもできるだけピアノには触るように生活していて。そうじゃないと不安だったしあの配信ライブは僕らの希望の光でした。そのライブ配信はとてもいい公演になって。
そんな日を6月9日に再現したのでライブ中はその時のことをぐわぁぁって思い出しちゃって哀愁と切なさと希望の間みたいな変な顔になっていたかと思います(笑)。

 

◆7月30日に池袋EDGEにて、7月29日配信シングル「オディセイ-EP3-」発売に合わせて行った<LIPHLICH緊急企画「New Singles 体験ライブ&トーク・サイン会 Event」>ではどんなことを?

小林:新曲披露と新曲にまつわるエピソード、レコーディングの話などをしました。

 

◆今回のイベントで初めて見るお客さんにアピールをお願いします

小林:4人に個性があってどのパートを見てもおもしろいしバンド全体の雰囲気だけでも他とは違うと言い切れます!楽しんで体動かせる系の曲もいっぱいあるしガッチリ魅せるって感じもあるしで、トータルなんか一言じゃ言えんけど楽しかったなって思ってもらえると思います。そんなライブをずっとやってます!ご覧あれ!

 

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★「Mixed Candies」Twitter企画!!★

フォロー&RTで当日のメンバー集合チェキを抽選でプレゼント!

びじゅなびのアカウントをフォローの上、ご希望のバンド紹介ツイートをRTで応募完了!
ぜひご参加ください♪

↓下記モーメントにまとめてあります!

★びじゅなびオフィシャルTwitter★
https://twitter.com/visunavi

 

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<公演詳細>

 

■びじゅなびPRESENTS20周年記念主催「“Mixed Candies” SPECIAL」 ※入場特典あり!

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【公演日】2022年9月9日(金)
【会 場】渋谷WOMB ※クローク、ロッカーあり

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【時 間】開場14:00/開演14:30 ※再入場1回可
【料 金】前売3,500円(D別)/当日4,000円(D別)

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【出 演】

※各出演者演奏時間35分(OA:15分)

MC:庄村聡泰(ex.[Alexandros])

DazzlingBAD(OA)

Ashmaze.

DuelJewel

LIPHLICH

ZOMBIE

グラビティ↗️↗️楽しさ♪FULLVOLTAAAGE!!!

ビバラッシュ

戮〈サポートメンバー Gt.KEN(ex.D-SHADE)、Gt.YUKI(DUSTAR-3、Rayflower)、Ba.AKI(Sadie, ナナ, BLUEVINE, AXESSORY)、 Dr.shinpei(ex.SuG)〉

 

★チケット:

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A:ローソンチケットプレリクエスト:受付終了

…………………………………………
B:ローソンチケット一般(7月16日12:00) 

https://l-tike.com/visunavi20th/
(Lコード:74046)

…………………………………………
C:当日券

 

【主 催】びじゅなび

 

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<LIPHLICH NEWS>

★配信シングル
8.25 サキュベイダー -EPISODE2- now on sale!

 

1 サキュベイダー
2 深海を泳ぐ微熱
3 マジックスクール

 

配信ストアURL
https://linkco.re/n6qeMT2E

 

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■LIPHLICH × Develop One’s Faculties × Leetspeak monsters
3 MAN TOUR「DEVIL RICH MON$TAR」

2022年9月15日(木)福岡DRUM Be-1
2022年9月16日(金)福岡DRUM Be-1
2022年9月18日(日)岡山image
2022年9月19日(月/祝)大阪RUIDO
2022年9月21日(水)HOLIDAY NEXT NAGOYA
2022年9月23日(金/祝)川崎セルビアンナイト
2022年9月24日(土)EDGE Ikebukuro

 

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★LIPHLICH OFFICIAL SITE★

http://liphlich.net/

★LIPHLICH OFFICIAL Twitter★ 

https://twitter.com/LIPHLICH




2022年08月31日 (水)

★ロングリリースインタビュー!★【ベル】2022年8月27日リリース、New Single「さよならムービースター」◆“映画”をコンセプトに、音源とツアーがリンクする作品を構築──「“ライヴを意識しつつ、新しい要素も加えたベルらしい曲”をテーマにしました。」(Gt.タイゾ)

NEWS - 20:00:25

8周年記念ワンマンツアー『シネマティックシアター』の開幕を目前に控えたベルが、12th single『さよならムービースター』をリリースした。

ベルらしさと新しさを融合した今作には、変わらぬ核を持ちながら常に挑戦と成長を続けるバンドのリアルタイムの魅力が詰まっている。

ライヴ感溢れる新曲達と共に1022日・浅草花劇場のファイナルまで全国を駆け巡る、彼らのツアーにもぜひ足を運んで欲しい。

 

 

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映画をコンセプトにまた音源とツアーがリンクする作品を構築してみたい。

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――『さよならムービースター』、ベルらしさと新しさが融合された素敵な作品が誕生しました。今作のコンセプトから伺えますか?

 

ハロ:93日から始まる8周年記念ワンマンツアーの前に作品のリリースをしようと、まずは選曲会で曲を決定するところから始めました。同時進行でツアーのコンセプトも考えていて、昨年開催した7周年記念ワンマンツアー『拡声決起ストライキ』での音源とライヴをリンクさせた世界観がベルにとても合っていたので、今回は映画をコンセプトにまた音源とツアーがリンクする作品を構築してみたいなと。順序的には、ツアーのタイトルのほうが少し先に決まりましたね。

 

 

――フライヤーも拝見しましたが、こちらのデザインもとても美しくコンセプトに沿ってまとまっていて。

 

ハロ:今回の映画というコンセプトも、歌詞も、フライヤーのデザインも、幸いな事に僕が提案や担当をさせてもらえているので、トータルとして1本の芯を通せているのではないかと思います。

 

 

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ライヴを意識しつつ、新しい要素も加えたベルらしい曲をテーマにしました。

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――タイゾさん作曲の『さよならムービースター』から伺っていきます。

 

タイゾ:前作のミニアルバム『新約・鐘が鳴ったら事件が起きる』は作曲段階からメンバーそれぞれが思う歌謡というテーマがありましたが、今回はまだそこまで明確にテーマが決まっていない時期に曲作りが始まったので、個人的にどういう曲を作ろうかと考えまして。結果、まさにさっき言ってくれたように今までのベルを感じつつ、新しい要素も取り入れたものを作りたいと思いました。その上で、ベルはコロナ禍に入ってからもわりとしっかりライヴ活動を続ける事ができていますし、ライヴで演奏した時の事も考えたい。前作で自分が作曲した『「返して。」』はしっとりしたバラードだっただけに今回はちょっと弾けたい気持ちもあって、ライヴを意識しつつ、新しい要素も加えたベルらしい曲をテーマにしました。イントロからツインリードギターで、テンポもわりと速い。ベルの既存曲には無かったタイプの曲にできたんじゃないかな。

 

 

――疾走感が印象的ですし、ルミナさんによるRapも入っていて、ツアーに持って行くのにピッタリなライヴ映えする楽曲だと感じました。

 

タイゾ:そうですね。俺は、曲の中にメンバーをフィーチャーする部分を作るのが好きなんです。以前の『サマーランドスケープ』でもルミナはRapを担当していましたし、今回もまたルーミーのRapセクションを作ったら面白いんじゃないかな?と思って入れました。Rapに関しては細かい指定をせずに「テンション高めでお願いします。」とだけ伝えたんですけど、送られてきたデモが凄く良い感じで一発OKでしたね。

 

 

――ルミナさんのRap、本当にパワーアップされていました!

 

ルミナ:ありがとうございます!

 

 

――Rap部分の歌詞も書かれたそうですね。

 

ルミナ:はい。普段から歌詞を読む事が好きなので、ハロさんの歌詞を自分なりに消化して準えつつ書きました。ちょっとヴィジュアル系っぽさを感じる言葉・・・例えばリストカットリスクカットを掛けてみたり、韻を踏みつつ意味のある単語を入れてみました。

 

 

――言葉のハマり方が素晴らしくて、ギターのみならずRapの才能も存分に発揮されているなぁと。

 

ハロ:以前のバンドの時からRapをしていたのを僕らも知っていたので。あの部分はルミナのソロだからね()

 

ルミナ:はい()。ベースのリズムに乗れるように、今回はわりと言葉を詰めましたね。

 

 

――明弥さんのスラップが炸裂している上にルミナさんのRapが乗ってくるのがカッコいいやら衝撃的やらで、初めて聴いた時はその部分を3回くらいリピートしてしまったくらい。

 

ハロ:わかります。僕も初めてしっかり聴いた時めちゃくちゃカッコいいな!と思いましたから。

 

 

――Rapからの流れで入る間奏も、楽器隊の音の絡みがとても気持ち良かったです。

 

タイゾ:あ、目の付け所が良いですね()。元々のデモでは、その間奏の部分にもう少しギターソロっぽいフレーズを入れていたんです。でも、“Rapの勢いからギターソロにいくのは何か違うなと感じていて、ベースがスラップでずっと続いているし、ギターソロというよりギター・ベースバトルみたいなもののほうがしっくりくるんじゃないかと。

 

 

――ジャムセッションのような雰囲気を感じました。

 

タイゾ:うん、そういう感じにしたいと思って今の形になりました。

 

 

――フロアが揺れて盛り上がっている様子が目に浮かびます。

 

タイゾ:ここのパートは本気で盛り上げたいですね!まだどうなるかはわかりませんが、ライヴでは間奏部分の尺を伸ばしてみようかと考えていたりもして。個人的には、ツアーを経てそういう変化が起きていくのも面白いのではと思っています。

 

 

――では、各パートのレコーディングのお話を。

 

正人:この曲を持ってワンマンツアーに行くので、疾走感は保ちつつも、できるだけステージングで自分が自由にカッコよく動けるような隙間を作りました。

 

 

――華やかなステージングが目を惹く、魅せるドラマーなだけに。

 

正人:ありがとうございます。

 

 

――ステージングも楽しみにしています。明弥さんはいかがですか?

 

明弥:やっぱりこの曲のベースの聴かせどころはスラップだと思うんですけど、スラップ自体はデモの時点から入っていたので、最初はデモのとおりに弾いてみたんですね。でも、手癖的な問題もあってか自分の中では意外と難しいな。と感じたので、自分なりのパターンを作ってみたら、しっくりはきたけれど難易度は一層上がってしまい・・・だけど、自分としても凄く納得のいくベースを弾けたので、自信を持って「カッコいいスラップができたよ!」とタイちゃんにデータを送りました()

 

タイゾ:うん!!!

 

 

――バッチバチに弾き倒していらっしゃいますからね!

 

明弥:あまりこういう事は言わないですけど、自分でも自信を持っているスラップです。最初はRapとその後のみがスラップだったけれど、どうせ弾くならと思ってBメロにも少し入れてみました。楽曲のエンディングもスラップで終わるんですが、あの最後の2小節が一番緊張しますね()

 

タイゾ:勢いで終わらせようかとも思ったけれど、最後にちょっと誰かに緊張して欲しいなと思って()

 

一同:()

 

タイゾ:誰に緊張してもらおうかな・・・今回は、あっきーかな!って()。ひとフック入れてみました。

 

 

――結果、凄まじくカッコいい仕上がりとなりました!

 

明弥:そうですね。自分以外のメンバーが作った曲のほうが、ベースフレーズに集中できるんですよ。自分でも作曲をしますけど、派手なフレーズを弾いているのはメンバーが作った曲が多いです。自分で作曲した場合は常に曲全体の事を考えつつ、色々なパートに気を配りながら制作を進行しなくてはならないので。この曲はタイちゃんを中心に作り上げていく形だったから、ベースだけに100%集中してこういうフレーズを入れる事ができました。ライヴが楽しみですね。

 

 

――イントロにアコースティックギターが入っていますが、タイゾさんはアコギとエレキの2本持ちですか?

 

タイゾ:はい。ただ、アコギを弾いた直後にリードギターが入ってくるので、ライヴでこのまま再現するのは無理なんです。なので、イントロで掻き鳴らしているアコギもライヴではエレキで弾こうかなと考えています。まぁ、そのうちにハロくんがアコギで弾いてくれるので期待していてもらえたら。(←突然の無茶振り)

 

ハロ:!?!?

 

一同:()

 

ハロ:・・・いつか()

 

 

――いつかはそんな日がくるかもしれない、ということで()

 

ハロ:あくまでも、かもですよ!()

 

タイゾ:実は、この曲のキーパーソンはハロくんだったりします。最初の形から何かもうひと工夫欲しいなと考えていた時に「最後のサビで転調してみたらどう?」とアイディアを出してくれて、あ、転調があった!と思ってアレンジしてみたら物凄くしっくりきたんです。良い仕事をしましたね、ハロくんは()

 

ハロ:ありがとうございます!()

 

 

――ルミナさんはいかがでしたか?

 

ルミナ:タイゾさんの作った曲は基本的にタイゾさんが提案してくれたフレーズのとおりに弾いているので、そこに関してはいつもと変わらず。デモの段階からライヴで盛り上がりそうな印象を持ちましたし、サビの「♪さ~ら~ば~」に合わせてフロアのファンの人達が手を振りながら跳ねている様子が目に浮かびました。

 

 

――盛り上がる要素が満載ですよね。

 

ルミナ:そうですね。ライヴで演奏するのが本当に楽しみです。

 

ハロ:曲の話で言うと、ベルは歌謡曲を軸にしているバンドなので、歌の音の譜割りが詰まったような曲はあまりやっていなかったんです。ですが、この曲は珍しくBメロでバーッと捲し立てるような詰め方をしていて、そこは今までのベルでは挑戦していなかったボーカルフレーズだなと思います。

 

 

――頭サビのメロディアスさからはBメロやRapへの展開は想像がつかなかったのですが、聴いてみたらとても良い形でお互いを引き立てあっていて、そこがある事によってサビが一層映えるなと感じました。

 

ハロ:Aメロはわりと歌謡曲的な譜割りで、Bメロでパッと捲し立てるような展開をして、サビからは楽器隊と共に疾走感溢れる感じになっていく・・・その目まぐるしい展開が、僕自身も歌っていて凄く気持ちが良いですね。ボーカルレコーディングも、タイちゃんが「ここは言葉を切らずに繋げよう。」といったディレクションをしてくれて一緒に作っていきました。

 

 

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ある意味、自分の理想へ向けた訣別です。

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――歌詞には、夢が破れたり心が折れそうになったりしたその次のステップが描かれています。

 

ハロ:この曲のデモを聴き込んでいる時、最初に浮かんだワードがさらばムービースターだったんです。そうやってポンと浮かんでハマったワードは歌詞の核となる場合が多いので絶対に逃がさないように捕まえて、そこからストーリーを拡げて行くことにしました。ワンマンツアーのタイトルを『シネマティックシアター』にして映画という一貫したテーマで展開すると決めたけれど、ひとことで映画と言っても様々なジャンルがあるものだし、このテーマを基に何を書こうかと最初は悩んだんです。僕らが毎年大切にしている周年ツアーというのは、1年の集大成を見せながらファンの人達に感謝を伝えに行くツアーでもあるので、このコロナ禍の中でまた1年を過ごしてきた自分自身の心境を歌詞に反映したい気持ちもありました。コロナ禍も既に3年目になって、色々な事を諦めざるを得ない瞬間も、過ぎていく時間にやきもきする事も沢山あった。その想いを歌詞に落とし込もうと、様々な要因で心が折れそうになった時にあと一歩踏みとどまれた理由や気持ちを書く事にしました。バンドを始めた当初は、誰しもが当たり前のように階段を上っていけるものだと信じていたし、こんなふうになれたら良いなぁ。とか何年後には武道館に立って…”なんて考えたと思うんです。でも現実は、目指すものは目に見えているのに走っても手を伸ばしても届かない。そこでこれが現実なんだ。と足を止める事は容易いけれど、僕はいつまでも理想を追いかけるのではなく、今の自分と向き合った上で足を動かし進み続けたいと思った。ムービースターというのは、僕が描いた理想の存在の比喩なんです。僕は特別じゃないし有象無象のエキストラみたいな存在かもしれないけれど、自分の中の理想とお別れして、胸を張って劣等生だと歌って走る事ができるのも才能なのではないか。そんな気持ちを、開き直って歌詞にしてみました。

 

 

――劣等生”“凡庸”“有象無象”“みっともないなど、ひとつひとつの言葉は辛いものが多いですが、歌詞としては全てを認めて前に進む強さが描かれているから前向きですよね。

 

ハロ:単語で見ていくとネガティブですけど、歌詞全体を通して読むと凄く前向きです。

 

 

――今の自分を認めて誰かの歩いた道ではなく自分の道を見つけて進んで行く、そんな強さを持ちたいなと思いました。

 

ハロ:バンドも同じですから。メンバーチェンジなども経験しながらベルとしてここまで活動を続けてきた中で、やっぱり僕らは誰かの背中を追いかけるのではなく自分達というものを追求していくべきだと感じるし。『さよならムービースター』は、ベルらしさも新しい挑戦もある曲なので、何をやっても「これが俺達だ。」と胸を張って言えるように、こういう歌詞にしました。ある意味、自分の理想へ向けた訣別です。だから、ブックレットのこの曲の歌詞は手書きなんです。今作のデザインはミネムラさん(The BenjaminTHE BEETHOVEN)にお願いしたんですが、僕の手書きの文字をそのまま印刷して頂きました。自分に対する訣別の手紙という想いを込めての手書きです。

 

 

――何かしらの夢を追いかけて生きて挫折を経験した全ての人達に響く歌詞だと感じます。

 

ハロ:挫折に大きい・小さいって無いじゃないですか?どんな夢であれ、その人にとっては最大なものですから。だからこそ、挫折を経験した時に自分を見つめ直すきっかけのひとつになれたら、そういう背中を見せられたら良いなと思っています。

 

 

――以前「聴いてくれた誰かがハッと何かに気付けるきっかけを作れたら。」と仰っていましたが、今回も自分のことすら変えれずに 世界が変わるのを待ってた希望など呪いと同じだろうというフレーズにハッとさせられました。

 

ハロ:ありがとうございます、僕もそのフレーズが気に入っています。人間って「変えたい、変えたい。」と言ってはいても、実際は自分ではない何かが変わるのを待ってしまっていたりするものですからね。

 

 

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聴けば聴くほど癖になるような曲ができたと思います。

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――続いて、明弥さん作曲の『コンプライアンス』。こちらもまた新しい印象のオシャレな楽曲です。

 

明弥:歌謡というベースは崩さず、でも新しい歌謡を作りたいなと考えた時に、80年代の電子音・・・例えばYMOだったり、ああいう感じの音を取り入れたいなと思って作り始めた曲です。あまり抑揚が無くて、独特の浮遊感みたいなものがあって、ライヴ感も欲しかったので少しテンポを上げたりもして。自分でも非常に癖が強い曲だなと感じますが、ベルでそういう曲を作るのは俺かなと()2回目のサビが終わった後のフレーズなどからも伝わると思うけれど、過去に作曲した『ルイスキャロル』にしても、元々ああいうちょっとあやしい音階が好きなんですよね。作っていくうちにここまできたら、もう少し面白い事を入れてしまおうか。と思って、変拍子と転調も入れてみました。

 

 

――癖の強い方向に振り切ってみよう、と。

 

明弥:そうですね。サビも含めてあまり抑揚があるわけではないけれど、聴けば聴くほど癖になるような曲ができたと思います。同期に関しても、5人体制になってからは自分の曲ではあまり入れてこなかったんですけど、この曲は久しぶりにガッツリ入れてみようと頭から同期始まりにしてみました。

 

 

――あの同期はイントロからお、この曲は?と意識を持っていかれて、非常に効果的でした!では、各パートのお話をお願いします。

 

正人:ドラムが意識したのは電子感と、それに加えてデモを聴いた段階で僕的にはちょっとファンク味も感じたので、そういうニュアンスも少しだけ取り入れました。安全地帯をはじめ80年代の音楽って、独特なスネアの音がするんですよね。あの音に近付けるために、レコーディングでミュートして録ったスネアを、ミックスの時にあえて拡げています。そうする事によって、独特な音の印象になるんですよ。個人的には、凄く良いドラムの音にできたと思っています。あとは、この曲を聴いていると顎を動かしたくなるというか回したくなる感じがして()

 

一同:()

 

 

――感覚的に伝わります()

 

正人:途中で変拍子が入っているんですが、顎を回して聴いてくれている人達のリズムを止めて邪魔したくなかったので、ドラム的にはあえて一番簡単な変拍子にしました。例えば『アイデンティティー』の変拍子などはとても複雑なんですけど、今回はあえてすんなり聴いてもらえるように演奏しています。

 

明弥:ベースは結構同じフレーズが繰り返されるので、ドラムのキックにきっちり合わせる事を意識しました。シンセベースという同期で打ち込んだベースと自分が弾いた生のベースをマッチさせながら演奏しているんですが、そのシンセベースがかなりタイトなんですね。全てをそちらに合わせてしまうと生で弾く意味が無くなってしまう気がしたので、自分が生で弾いている感も出せるようにバランスをとりつつ。音色としても、今までのベルでは使った事が無かったオートワウというエフェクターを取り入れています。これはわりと飛び道具的なエフェクターで、自分は本来ベースはベースで良いと思っているほうなので、飛び道具系はあまり好きではないタイプなんですけど。

 

ハロ:飛び道具系を使うとリードっぽくなっちゃうから。

 

明弥:そうそう。今回は上手くハマってくれて、挑戦できたので楽しかったですね。

 

タイゾ:あっきーが送ってくれたパラデータ(※パートごとのトラックをバラバラにしたデータ)を聴いた時に、これは俺だ!と思いました()。たぶん、あっきーは俺がこういうフレーズを弾きそうだなって考えて入れてくれたんだろうなと感じるフレーズが多くて。

 

明弥:そうですね。

 

タイゾ:サビでタッタカタカタカタカ・・・と聴こえるギターにはディレイというエフェクトが掛かっているんですが、俺は普段からよくそういうフレーズを弾いているので入れてくれたんだろうな。あとはカッティングも好きなので、弾いていて楽しい曲です。家でスラーっと弾いたデータを「どんな感じだい?」と送ったんですが、わりと大丈夫だったよね?

 

明弥:うん、バッチリでした!カッティングがタイトだな~!と思いました()

 

 

――この曲はタイトがキーワードになりつつあるような。

 

タイゾ:そうですね。俺はライヴではわりとギターを荒く弾きたいタイプですけど、カッティングだけは聴いていて気持ち良くなって欲しいので、縦のラインを絶対に崩さないようにしっかり意識しています。間奏ではワーミーというエフェクターを使っていて、レコーディングでは一応フレーズを決めて録りましたけど、ライヴでは毎回その場のパッションで変えて弾こうかなと。間奏前にハロくんの「そいつが僕だ」というセリフが入っているので、そのテンション感によってどう弾くかを決めようかなと。

 

ハロ:なるほど、僕の責任が重大だ。

 

タイゾ:ですね()。そうすれば、その日ならではの『コンプライアンス』を聴かせられるのではないかと思います。ギター的には、間奏まではタイトにタイトにしっかり弾いて、間奏でちょっと自由になって、そこからまたタイトに戻るという流れになる予定です。ライヴが楽しみですね。

 

ルミナ:俺はこの曲が凄く好きなんです。シンセの感じとか、流れていくようなサビ・・・これぞサビ!という感じではない、ちょっと不思議な雰囲気がとても好き。俺は加入当時カッティングが苦手でしたけど、その頃よりも成長できたとレコーディングをしながら自分自身でも実感する事ができました。これもまた、ライヴで演奏するのが楽しみです。あと、この曲のレコーディングで明弥さんの家に行ったんですけど・・・()

 

明弥:レコーディングの時、ルミナはいつも俺の家に来てくれるんですね。『コンプライアンス』は2曲目に録ったけれど、彼はわりと淡々と作業をしていてあまり言葉も発さなかったから、この曲の事をどう思っているのかがわからなくて。どうなんだろうな。と思いつつ全てを録り終えたら、最後の最後に「これ、めっちゃ良い曲ですよね。」と言ってきてそんな風に思っていてくれたのかよ!って()

 

一同:(爆笑)

 

 

――全て録り終えるまで心に秘めていらしたんですか?

 

ルミナ:いや、ずっと良いと思ってはいたけれどあえて伝えるのもなぁ。というだけだったんですよ()

 

 

――最後の最後に伝えて頂けて良かったですね!

 

明弥:本当に良かったです!

 

ルミナ:その時の明弥さん、めちゃくちゃ嬉しそうな顔をしていて()

 

一同:(爆笑)

 

ルミナ:その顔を見て、伝えて良かったな!と思いました()

 

 

――ルミナさんが録っている間、ずっとどう思っているんだろう?と心配されていたのでは・・・。

 

明弥:そうですね()。ライヴ曲にしたい気持ちはあったけれど録っている段階ではまだライヴでどうなるかは見えづらいですし、シングル感というよりTHEカップリングという雰囲気の曲だし、好みが分かれるだろうなと思うので。気に入ってくれていて良かったです。

 

 

――そして、ハロさんの歌い方もいつもとは違って感じました。明弥さんから「あまり抑揚が無い曲」というお話がありましたが、歌も淡々と冷めている印象というか。

 

ハロ:うん、冷めていますよね。曲からもエモーショナルとは違う感じだと伝わっていたので、そこにボーカルが強い語気でいくのはちょっと違うなと。ライヴ曲っぽくはあるけれど、一般的なライヴ曲のような歌い方は似合わない。意識して変えたというより、曲に導かれるまま歌っていったら自然とこういう感じになりましたね。ただ、途中で変拍子になる部分で楽器隊がエモーショナルになるので、その前に僕も一緒にエモーショナルになりたくて、明弥に「語りを入れても良いですか?」と訊いて入れさせてもらいました。あの語りが無いとボーカルだけがずっと淡々としていて、楽器隊は変拍子で楽しんでいるのに僕だけ置いていかれるような感覚だったので。

 

明弥:『真っ赤な嘘』でも『拡声決起ストライキ』でもセリフを入れていましたし、(ハロは)本当にセリフが好きだなぁと思いました()。自分自身はそこに強いこだわりも無かったですし、入れたいと思うならその気持ちを大切にしたいなと。

 

ハロ:さっきタイちゃんが僕のセリフのテンションによって間奏のギターを変えようかと言っていましたけど、僕もあそこはライヴによってテンションを変えようと思っています。例えば、音源では「そいつが僕だ」と言っているけれど、ライヴであれば「それがお前だ!」になっても良いわけじゃないですか。

 

 

――確かに、それもカッコいいです!

 

ハロ:そこまでは淡々としていて、あの語りを経て楽器隊のエモーショナルなパートに入っていく。僕の中ではそこがこの曲で一番盛り上がるポイントだと思っているので、セリフも言葉が段々と強くなって早口になっていくように意識しています。歌に関しては、曲が持っている雰囲気やグルーヴ感を邪魔しないように歌おうという感覚でしたね。

 

 

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エンターテイメントまでが規制の対象にされてしまったら、誰も何も表現できなくなってしまう。

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――『拡声決起ストライキ』同様、現代社会において危惧すべき部分をかなり直球に描いた歌詞だと感じます。

 

ハロ:そうですね。コンプライアンスという言葉は日常でもよく耳にしますし、そういった規制の影響もあって昨今のバラエティーがあまり面白くないと自分自身も感じていたりして。

 

 

――毎日のようにコンプライアンスに関する報道がありますし・・・。

 

ハロ:一般人が自称しているコンプライアンス警察みたいな存在まで現れて、どんどん言いたい事も言えない世界になっていくんじゃないか。僕自身も、歌詞を書く時など言葉遣いに物凄く気を遣うんですよね。そんな世界の中で、この嘆きをいかに歌詞にできるだろうかと考えながら書きました。最後の最後に「これらは僕の独り言です。」と書いた事によって、独り言であれば規制できないだろう?と少し挑発的な締め方をしています。

 

 

――歌詞の中のかなり多くの言葉が、虫食い状態で読めなくなっていますよね。

 

ハロ:歌詞の中のちょっと強い言葉を虫食いにしたので、ブックレットを見てもほぼ読めないと思います。サビの歌詞に隠した本音(ことば)じゃ何もわからないと書いたので、「これじゃ何も読めないし、わからない。」と感じてもらえるくらい、あえて多くの言葉を隠しました。

 

 

――多様性を認める事や差別をなくす事などはとても大切ですが、時としてそれに過敏になり過ぎて逆差別を生んでしまったり・・・過度のコンプライアンス強化によって、ある意味とても怖い世界になりつつあるのではとも感じていて。

 

ハロ:そうですよね。バラエティーやアーティストといったエンターテイメントに関しては、そういう規制の対象外にして欲しいと思っています。寧ろ、コンプライアンス的なものに気を遣って日常生活を過ごしている多くの人達が何の気兼ねもなく観て大笑いできるバラエティーや、自分が言いたい事を歌ってくれた!と感じられる楽曲を届けるアーティストが必要だし、エンターテイナーはそういう存在になれるはずなのに、エンターテイメントまでが規制の対象にされてしまったら誰も何も表現できなくなってしまう。

 

 

――心から同意です。皆様は公人だから、常にコンプライアンス警察の目に晒されているようなものですし。

 

ハロ:SNSにしても、みんな同じような事しか書かなくなっていきますよね。

 

 

――本当に。それでも、表現者には自由であって欲しいと願っています。

 

ハロ:うん。僕はその分、歌詞に書こうと思っています。「昔は良かった。」なんて言葉をよく聞きますが、僕が主に生きてきた時代は平成なので、そういう気持ちを込めて平成レトロポリスという言葉と、それに対比する令和ニューノーマルという言葉を入れてみたり。

 

 

――コロナ禍以降、ニューノーマル新しい〇〇といった言葉が多用されるようになりましたが、個人的には非常に厄介で紙一重な言葉だなぁと。

 

ハロ:わかります。まぁ、曲自体は歌謡なので冒頭の歌詞は歌謡曲っぽいワードにしたくて、ワイドショーという言葉から始めました。『さよならムービースター』の冒頭がさらばムービースター、『コンプライアンス』の冒頭がワイドショー、そしてツアータイトルが『シネマティックシアター』と、全て観るもの”“視覚的なもので繋げてあったりします。

 

 

――なるほど!私自身もインタビュー原稿を書く時は特にひとつひとつの言葉や表現に気を遣うので、この歌詞が非常に刺さりました。

 

ハロ:いざとなったら、原稿も虫食いにしてしまうとか()

 

 

――そうやってエンターテイメントを新しい発想で転換していく精神は、これからの世界で凄く大切だと痛感します。

 

ハロ:読み手に何て言ったのかな?と想像させる事も、時には大事だと思いますからね。

 

 

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僕らの挑戦を観に来てくれた人達に「ベルはまだまだやる気だな!」と感じて欲しい。

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――そして、移動式映画館がコンセプトの8周年記念ワンマンツアー『シネマティックシアター』が93日・浦和ナルシス公演よりスタートします。

 

ハロ:僕らが作り上げる作品はCDだけではなく、11本のライヴもパッケージされた作品だと思うので、移動式映画館というテーマにしました。現在、メンバーそれぞれのパロディーポスターを順番に公開しているんですけど。

 

 

――このインタビュー前日に公開された第一弾は、タイゾさんによる北野武監督作品『ソナチネ』のポスターでしたね。

 

タイゾ:そうなんです、好きなんですよ。

 

 

――それぞれが好きな映画作品のポスターに?

 

ハロ:作品の内容ではなくポスターのデザイン重視で選んでいるメンバーも居ます。あのポスターは、何かしらの形で会場でも見てもらえるようにしたいなと考えているところです。ライヴハウスに足を踏み入れたら、あれ、いつもとは少し違うぞ。と感じてもらえるような没入感を生み出したい。

 

 

――没入感も大切なキーワードですね。ベルはコロナ禍においてもライヴにリリースにと果敢に挑戦して走り続けていらした印象が強くて、その中で8周年を迎えられる事が本当に素晴らしいなと感じます。8年の実感はどのようなものでしょうか?

 

ハロ:長いとも短いとも思わなくて、本当に“8年かぁ。という感じです()。勿論、ここまで繋がってきた事での8年なんですけど、僕らは毎年の周年ツアーに現時点での集大成を見せるぞ!という気持ちで挑んで、ツアーを終えたらよし、またここから1年走るぞ!という気持ちに切り替わる。節目というか、そこで気持ち的なリフレッシュをしているんですね。メンバーやファンとの関係性を再確認して、また次へと進んでいくような。

 

正人:確かに、毎年の周年ライヴでまた切り替えていくイメージがあります。

 

 

――1年ごとにバージョンアップしていく感じ。

 

ハロ:そうですね。当然、前年の周年ツアー以上のものを。という事はずっと考えています。

 

 

――今回のツアーは全国11公演、ファイナルは1022日・浅草花劇場です。昨年の宣言どおり、ファイナルは恒例だったキネマ倶楽部を離れて初めての会場が選ばれました。

 

明弥:キネマ倶楽部でないならどこでやろうかという話になった時に、僕らはまだホールでやった事が無いのでやってみたいなと思ったんです。幾つかのホールをイベンターさんにピックアップして頂いて、実際にそこでライヴをしたバンドさんから情報を頂いたりもして、この会場に決めました。あと、浅草ってベルっぽいじゃないですか。

 

 

――ええ、立地と会場名からして似合います。

 

明弥:新しくて綺麗なホールなんですよ。面白いのが、このホールは花やしきの中にあるような立地なので、建物のすぐ横をジェットコースターが走っていく()

 

一同:()

 

明弥:おそらく2階席にもお客さんを入れるのではないかと思うので、立って観ているのがしんどい方でも2階席でなら観て頂けるのではないかと。1階席の子達には立っていて欲しいですけど()

 

ハロ:そうだね()。椅子がある感じがまた映画館っぽいですよね。

 

 

――初ホール含め、進化したベルを拝見できるのが楽しみです。最後に、このツアーをどのようなものにしたいかお聞かせください。

 

正人:ここ数年、ライヴへ行く事自体に色々なリスクがあるとされる中でも変わらず足を運び続けてくれるというのは、おそらくとんでもない愛が無いと無理な事だと思うんです。だから、そうやって会場に集まってくれた人達に対して、それ以上の愛を持ってぶつかっていく事が僕の中での周年ツアーのテーマです。「コロナお父さんによって引き裂かれた僕達が、ライヴハウスで再び出逢う―――。」なんて、まさに映画じゃないですか()

 

一同:()

 

正人:そんな素敵な映画を作り上げていけるツアーにしたいと思っています。

 

タイゾ:自分は途中加入なので、メンバーチェンジがあっても変わらず応援し続けてくれている人達や、元々自分のファンで加入したからベルも追いかけようと決めてくれた人達に、感謝の気持ちを込めて演奏します。俺はそういうものをSNSで文字にする事があまり好きじゃないし、結局はライヴでしか想いを伝えられない人間なので、個人的にはそういう気持ちを持ってツアーをまわりたいです。バンド全体の事で言うと、自分自身もベルにはこういう雰囲気もあるんだ!って新しい発見をしたい。新曲を引っ提げてツアーをまわる事によって、こういう流れのライヴも面白いね!とレパートリーが増えたらいいなと。今後に繋がる何かを掴めるツアーにしたいですね。

 

明弥:公演数的には昨年より少し減ってはいますが、例年以上に11本を大切に濃いものにしていきたいですね。今回のツアーはファイナルこそ制作会社に入って頂くけれど、それ以外の公演は全て僕ら5人で話し合って会場や工程を決めたので、ほぼ100%手作りなんです。それができるのもこのバンドだからこそだし、そういう強みをどんどん見せていきたい。セットリスト的には、色々な楽曲を演奏したいなと。ベルの楽曲はどこに行っても戦えるものばかりだと思うし、最近のライヴのセットリストにしても定番みたいなものは無く本当に色々な楽曲を演奏しているんです。以前の僕らなら煽り曲の後にバラードをやったりはしなかったけれど、そういう流れも組み立てていけるようになってきつつあるので、面白い事をしたいです。あとは、とにかくファンの皆に感謝を伝えに行くツアーにしたいと思います。

 

ルミナ:ツアーのコンセプトが映画なので、生と映画の融合というか、ベルというバンドのドキュメンタリー映画みたいなライヴを見せたいです。自分自身を出したいし、時には飾っていない部分も見せたい。ルミナという人間の人間性を見せられるツアーにしていきたいですね。俺はいつもあまりメイクや髪形を大きく変える事をしないけれど、今回のツアーでは七変化的にやっていこうかなと思っているので、そういう部分も楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

 

ハロ:この5人で周年ツアーをまわるのは、今回で3回目なんです。1回目に関してはコロナ禍で延期などもあってスケジュール通りには行えなかったので、ちゃんと1本パッケージされたツアーとしては2回目の感覚ですが。で、今回は現体制になってから初めてメンバー全員が同じ衣装なんですよ。

 

 

――お揃いの衣装は『ジェラシー』以来?

 

ハロ:おそらく。うちはメンバーそれぞれが着たいシルエットやメンバーカラーによって決める事が多くて、全員バラバラだったりボーカルだけ違う型にしたりという事が続いていたので。自分達としては、ベルのバンドコンセプトである歌謡サスペンスというものを、リリースしてきた楽曲的にもバンドとしての完成度的にもここ23年でよりブラッシュアップできている感覚が強くあるんですね。その状態で5人お揃いの衣装でまわるツアーというのもまた、とても楽しみだなと思います。僕の中では常に次は何に挑戦できるかな?”“どんな挑戦をしたらファンの人達が面白いと感じるかな?と考えているので、今までは組んでこなかったような流れのセットリストにも挑戦するツアーにしたいし、僕らの挑戦を観に来てくれた人達に「ベルはまだまだやる気だな!」と感じて欲しい。

 

 

――バンドに期待し続けて欲しいですよね。

 

ハロ:はい。どのバンドも同じでしょうけど、コロナ禍でできる事が制限されていく中で、僕ら自身もずっと可能性を探っているんですよね。今回の楽曲達然り、やっぱり僕はベルにしかできない事が必ずあると思っているので、そういうものをバンドとして探り続けて更にブラッシュアップさせていきたい。それが、僕がこのツアーに懸ける想いのひとつです。あとは、さっきルミナも言ってくれたように、ドキュメンタリーというかノンフィクションの生身の人間である僕らを見せていきたい。明弥が話した通り、このツアーのほとんどは僕ら5人で作り上げたものなので、映画によくある「急にこうくるのか!」みたいな裏切りも込みで、今までの周年とはまた違うものとして楽しんでもらいたいです。今月もライヴが沢山ありますけど、この1年間、本当に様々なイベントに出演させて頂いて、そこでベルのことを見つけてくれた人達も居て。8年続いているバンドというと「途中から応援しづらい。」と感じる人も居るかもしれませんが、僕らはこのツアーでまた新しいものを作り上げていくわけだから、何年目かなんて気にせず好きなものに素直になって参加してみて欲しいです。いつでもウェルカムですし、ずっと応援してくれている人達にも、これから観てみようかと思ってくれている人達にも、今のベルを楽しんでもらいたい。僕らはその想いを全て受け止めて、ライヴで何百倍にもして返していく。そういう覚悟でまわるツアーにします。ベル8周年記念ワンマンツアー、そして5年ぶりのBCDツアーへ。鬱々とした世の中に光を描き続けるので、どうか僕らが君の住む街の近くに行った際や、8周年記念ツアーファイナルの1022日・浅草花劇場にも足を運んでくれたら嬉しいです。

 

 

 取材・文:富岡 美都(Squeeze Spirits)

 

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<LIVE>

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■ベル 8周年記念ワンマンツアー
「シネマティックシアター」

9.3(土) 浦和ナルシス
9.4(日) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
9.10(土) HOLIDAY NEXT NAGOYA
9.11(日) 静岡Sunash
9.17(土) 四日市 Club Chaos
9.19(月祝) 福岡DRUM SON
9.24(土) 神戸 太陽と虎
9.25(日) 大阪RUIDO
10.1(土) 札幌Solid
10.2(日) 札幌Solid

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■TOUR FINAL & 8th Anniversary
10.22(土) 浅草花劇場

 

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<リリース>

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★2022.8.27発売
New Single
「さよならムービースター」
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1.さよならムービースター
2.コンプライアンス
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¥1,500(tax in)

 

【CDショップにてインストアイベントも開催!】

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▲Vocal.ハロ
https://twitter.com/belle_haro

rumina.jpeg

▲Guitar.ルミナ
https://twitter.com/belle_rumina

taizo.jpeg

▲Guitar.タイゾ
https://twitter.com/belle_taizo

akiya.jpeg

▲Bass. 明弥
https://twitter.com/belle_akiya

masato.jpeg

▲Drums.正人
https://twitter.com/belle_masato

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★ベル OFFICIAL SITE★

http://belle-web.info/

★ベル OFFICIAL Twitter★

https://twitter.com/belle__official


2022年08月31日 (水)

【MORRIE】自身初となるDEAD ENDセルフカヴァーアルバム『Ballad D』から「Serafine」MV公開!

NEWS - 19:00:06

97日にリリースを控えたMORRIE自身初となるDEAD ENDセルフカヴァーアルバム

Ballad D』から「Serafine」のミュージックビデオがYouTubeにて公開された。

 

Serafine」の終末観を映像化したのはヴィジュアルトラップの近藤廣行監督。MORRIEと近藤監督の感性がシンクロしたコラボレーションを是非とも観ていただきたい!

 

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Serafine MUSIC VIDEO

https://youtu.be/kQIeIPveuSw

 

 

MORRIE / Ballad D

発売日:202297日(水)

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0719_LHMH-2019_BALLAD D_ BOOKLET20p.indd

Regular Edition CD

品番:LHMH-2019

POS4907953294677

価格:\3,182(税抜)/ \3,500(税込)

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BALLAD D_analog7inch_BOOKCASE_FIX

Special Edition 初回限定盤 (CD+DVD+フォトブック・くるみ三方背ハードBOX

品番:LHMH-2020

POS4907953294684

価格:\9,800(税抜)/ \10,780(税込)

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Special Edition 特典内容

DVD”Serafine” Music Video & 特典映像(MVメイキング、MORRIEインタビュー)

フォトブック(7インチサイズ):表紙含む40ページ(撮り下し写真、歌詞、ライナーノーツ)

発売元:littleHEARTS.Music /販売元:HAPPINET CORPORATION

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収録曲    

01. Serafine

02. Embryo Burning

03. Luna Madness

04. Heaven

05. I’m In A Coma

06. Promised Land

07. 夢鬼歌

08. Sleep In The Sky

09. Skeleton Circus

10. Beyond The Reincarnation

11. I Can Hear The Rain

12. 冥合

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本作はプロデューサーに岡野ハジメを迎え、孤高のカリスマMORRIE自らセレクトしたDEAD ENDの数ある名曲から選りすぐりの全12曲を収録。

 

 

1984年に結成、シーンを席巻し、いまだフォロアーが後を絶たない伝説的バンドDEAD ENDの名曲の数々に、シンプルな編成ながらソリッドかつ濃密なアレンジを展開。ゲストにはSUGIZO、咲人、Heather Paauweらを迎え、2020年に永眠したギタリスト 足立“YOU”祐二に捧げるべく、多彩なサウンドスケープから轟きわたる普遍的なメロディーが、時代を超え蘇る歴史的名盤となった。

 

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リリースイベント情報 ※詳細はオフィシャルHPへ 

9/17() 15:00 タワーレコード梅田NU茶屋町店

トークショー&サイン会

9/18() 13:00 タワーレコード名古屋パルコ店:

トークショー&サイン会

9/24() 13:00 タワーレコード新宿店:

サイン会(参加特典:限定アナザージャケット付き)

9/25() 13:00 HMV&BOOKSSHIBUYA

トークショー&サイン会 ※ゲスト:咲人(NIGHTMARE

10/1() 13:00 タワーレコード渋谷店B1F Cut Up Studio

トークショー&サイン会 ※ゲスト:岡野ハジメ

10/2() 16:00 ディスクユニオンROCK in TOKYO

サイン会(参加特典:B2告知ポスター付き)

 

LIVE INFO ※詳細はオフィシャルHP

910日(土) Ballad D発売記念コンサート】 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

 

プロフィール

1980年代、伝説のロックバンドDEAD ENDのシンガーとしてシーンに登場。インディーズ・シーンで数々の記録を塗り替え、鳴り物入りで1987年にメジャーデビュー。4枚のオリジナル・アルバムをリリースし、19901月の活動停止後、ソロプロジェクトを本格的に始動させ、精力的にライブを展開し、様々な音楽性をちりばめたサウンドを発表。1992年にニューヨークに拠点を移し、1995年の3rdアルバム「影の饗宴」リリース以来、活動をストップしていたが、200512月にCreature Creature名義でシーンに復帰。2009年にはDEAD ENDを再始動。以降、ソロ、バンドを並行して活動し、2014年に20年振りの4thアルバム「HARD CORE REVERIE」をリリース。2019年には5thアルバム「光る曠野」をリリースし、ソロ30周年のアニバーサリーを経て、MORRIE自身初となるDEAD ENDセルフカヴァーアルバムBallad Dがリリースされる。

 

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・オフィシャルHP: http://morrie.jp/

・オフィシャルTwitter https://twitter.com/nowherenobodygu