2024年01月09日 (火)
★びじゅなび独占対談★【MAMA.presents. VISUAL NEW SPIRIT.】<後編>2024年1月30日(火)新宿BLAZE◆音楽的思考や毛色の異なるバンドが“同世代”、あるいは“SPIRIT”という旗の下に集った理由とは──。
NEWS - 20:00:52
──MAMA.presents<VISUAL NEW SPIRIT.>ヴォーカリスト座談会後半戦となりました。前回は世代間の仲間意識と、異様な不揃い感が生むバチバチした空気が印象的ですが。“仲間論”というところにもなるのかと思いますが、勝負論ももちろんありますよね。下世話な話ですけどよくありがちな動員が~みたいなところには収まってないですよね今回。
命依:そう。そういうことじゃないんですよ。
伐:最近のバンドマンって数字かぞえるのが好きなんですよ。
命依:好きだよね~
伐:算数大好き野郎なんですよ。
命依:キャパシティとか動員数でライバルなんて思わないですからね。くだらない。
大角:もし、相手のお客さんを奪えたとしてそれでOKはあまりに短絡的じゃないですか。今回MAMA.が主催した意義を受け止めるのであれば、一時的にどっちにお客さんが流れた…とかそういう刺激は大歓迎なんですけどそこでおしまいじゃないよね。そういう流動を何度も繰り返せばいいし、やっぱり俺は仲間意識ってこの6組なら絶対に持っていたい側なので、ライバルだから倒しに行くけど倒してそこで満足にはなれない。
──見放したくはない。
大角:もし万が一(対談記事前半参照)命依くんが言うところのプラスに転じたバンドに自分たちがなれたら他のバンドのことも引っ張りあげたい。それがnuriéなのかはわからないですけど、自分が良ければいいだけだとこのイベントの意義に反してるし、結局シーンの停滞を続けるだけかな。男としてダサいことはしたくないんですよ。
命依:そう。潰し合いは前提なんだけどそういうことじゃない。
大角:あとね、今日こうやってみんなで話してて思うんですけど、この中で誰かがプラスに転じたとしても、マイナス側のヤツはもっと気合い入れて自分たちの信じる音楽をやる…そういう男たちなんですよ。そこで腐ったり羨むだけで終わったりしない。だから自分も含めて、誰のことも心配してないです。コイツらなら大丈夫やって思えたから俺は仲間意識を大切にしたい。そしてヴィジュアル系の底上げをしたい。
命依:深く考える必要もない。悔しいけどかっこいいから。
▲命依(MAMA.)
大角:信頼があるよな。
澪:うちはメンバーがどうだか知らないけど、俺は自分が死なないためにだけに歌っているので周りがどうのっていうのはあんまり考えてなくてやるべきことをやるだけ。そういうスタンスの自分たちに、MAMA.が声をかけてくれたんだからそこは力になりたいと思ってますよ。別に俺らが何をしようがしまいが、ここにいるバンド勝手に上がっていきますよ。その中でNAZAREも俺自身もあくまでやるべきことをやるだけ。お客さんを取りに行くつもりもなくて、好きになるヤツは勝手に好きになってくれればいいし、そうじゃないなら“はい、そうですか”と勝手にどうぞって感じですね。
命依:そのスタンスでいるからお客さんに理解力があるというか、尻尾振って一瞬気にいられてもあんまり意味はないので。
澪:うん。お金も時間も無限じゃないからそこに対して見合うものを全力でやる。MAMA.と系統が近いとも別に思っていないので観た人が好きに判断して好きに楽しめば?って。
大角:澪くんが言う通り落ちるヤツって勝手に落ちて行くと思うんですよ。だからダサくなった人に手を差し伸べる義理はないなって。
命依:それはわかる。
伐:いや、俺は友達だったらダセぇって言い続けて目を覚まさせるね。
──アツいですねぇ。
大角:そうやな。それをしたうえでほんまに無理やねんやったら俺はもういいやってなるな。
◆ ◆ ◆
──ここで少し話題を変えて、“ヴィジュアル系を盛り上げるには?”っていうのをこの意見がバラバラな皆さんにお聞きしていきたいんですけど、ヴィジュアル系以外のアーティストとの接地面でいうとHOWLは比較的多いですよね?他ジャンルとの対バンや交流って長い目で見ると一つポイントになるのかなと思うんですけど、実際現場レベルで感じる違いってどうですか?
真宵:刺激はありますよ。他ジャンルの方はヴィジュアル系の自分達とは気を付けてるポイントとか大切にしている部分が違うなって思うので、参考になるというかどっちが良いっていう話じゃないんんですけど新鮮ですね。そこで出会ったお客さんがすぐ次のライヴから観に来てくれるっていうとまた難しいんですけど、長い目で見ているとプラスになると思います。
──余談というか私の話で恐縮なんですけど、自分は俳優業もしていて、いわゆるレッスンって一度も受けたことがないんですよ。
真宵:え?そうなんですか?
──レッスンで演技うまくなるならみんなうまくなってるでしょって思って。だから人と違うことをしようってずっと思ってたんですけど、ある時期ラジオパーソナリティーのお仕事をいただくようになってから、何故か演技力がちょっと伸びたんですよ。不思議なことに。自分にない要素のインプットが生む作用ってあるんだなぁと身体で感じましたね。
真宵:へえ。
澪:他ジャンル…俺はぶっちゃけ誰にも興味ないんで参考にならないです。ジャンルとかもどうでもいいというか。もちろん対バン相手のライヴは観たりしますけど、だからって影響を受けることもないし、ジャンルがどう以前にそもそも興味がない。悪口です(笑)
▲澪(NAZARE)
大角:僕は得れるものが大きいと思いますよ。自分たちの武器や闘い方が通用しぃひんってなった時にどうやってそのお客さんの心をこじ開けていくのかっていうのはほんま一個一個フロアにいる人との対話が必要やし、その感覚っていうのはヴィジュアル系のシーンに持ち帰って成長に繋がると思うんです。ほんまに全然違う世界なんで。僕、ジャンルの壁を壊すっていうのは絶対出来ひんって思ってて、そういうことではなくヴィジュアル系をより受け入れてもらうっていうことが大事ですよね。そのための言語表現…アンタはそういう気持ちでその音楽が好きなら、俺はこういう気持ちでヴィジュアル系をやってる、もしアンタが気に入ったらまた来てよっていう気持ちになります。だってヴィジュアル系を知らなかった人が帰り道でnuriéを聴きながら帰ったらもうそれは意味があることじゃないですか。だから広めるっていう側面と、自分達の実力を試せる場でもあります。
▲大角龍太朗(nurié)
──むしろ自らの武器に気付けることもあるわけですよね。通用したということが確認できれば。
大角:僕らはジャンル関係なく勝つ自信があるので、誘われたら出ますっていうスタンスです。
真宵:HOWLもロックバンドやデュオの方や女性ヴォーカルのバンドさんとか色々やりました。でも、楽しい・かっこいい・ワクワクするっていう感情にジャンルって関係ないですよね。だからジャンル混合の時に思ってたリアクションじゃないものが返ってくる喜びはあります。もちろんうまく届かなかった時の見直しもあるし。普段ヴィジュアル系を好きでいてくれるお客さんにも、一辺倒じゃなくて色々な魅せ方でワクワクしてほしいので、その時にバンドとしての引き出しを広げるための経験として好意的に捉えてますよ、ジャンル違いの方と共演することは。
▲真宵(HOWL)
──そういうシチュエーションで初めてこのフィールドに触れた方の率直な感想も訊いてみたいですよね。
真宵:わかりやすく魅力を伝えてあげたいって気持ちもあるし、予備知識がなく観てくれる方へのアプローチは自分の中で筋トレ?みたいな感覚もあります(笑)
伐:ヴィジュアル系が発展するかどうかでいうと…別に変らないと思います。と言うのも、ここにいるバンドとか山内さんとか俺らはこのジャンルがマジでかっこいいもんだってことを知ってるじゃないですか。でも世間のよく知らないヤツからしたらヴィジュアル系はダサいんですよ、特に今の若いヤツら。ヴィジュアル系がダサいからお客さんが来ないって思うんですよ。そこに出ていって良いライヴしても結果は“ダサい”なんですよ。だからまずはヴィジュアル系がかっこいいっていう認識をさせる動きをしないと意味ないと思います。俺は地元の山口時代に周りヴィジュアル系ってそんなにいなかったので、ロックバンド、ハードコア色々なバンドとも対バンしてきましたけど、そこに負けてるとも思わない。でもこのヴィジュアル系はかっこいいっていうのは現状俺たちの…
▲伐(ぶえ)
ANNIE A:幻想だよね。
伐:うん。幻想というかあくまで言い分でしかない。要はかっこいいとは思われてない。その認識をひっくり返した時に初めてヴィジュアル系の壁が壊れるんじゃないかな…っていうか壁じゃないっすね。ヴィジュアル系を好きになってくれる人が増えるんじゃないかなって思いますね。
ANNIE A:もちろん他のジャンルに負けてるなんて思わないし、世の中がまだヴィジュアル系を舐めてるんですよ。それをひっくり返さないといけない。
伐:俺たちはまだ弾薬を抱えているだけの状態なんですよ。
ANNIE A:めっちゃわかる。
命依:俺はヴィジュアル系を中学生とかから好きで、でもやっぱりね…自分だけが知ってるジャンル、音楽だっていう良さもあるような気がしちゃうんですよね。他のジャンルと比べるとしても、まずヴィジュアル系としてっていう前に自分達のバンドはこう!っていうものが大事な段階ですよね。MAMA.はこう!HOWLはこう!nuriéはこう!NAZAREはこう!ぶえはこう!CHAQLA.はこう!っていうものを確立させた時に、“見た目だけだろ”とか“同期バンド”みたいな偏見は消えると思うんですよ。
──バンドを確立するっていうことに関しては、むしろ極めて確立されている6バンドなんですけどね。ここにいるのは。みんな同じところ見てみんなバラバラなこと言うじゃないですか。確立以外の何物でもないんですけどね本当は。
命依:と思うんですけど、どうしても女の子のお客さんが多いジャンルっていうこともあって相手にされてないフシも感じますしね。かと言って売れてるバンドがヴィジュアル系でトップを取ったからと言ってどこ目指してるかも俺にはわかんないです。ヴィジュアル系を広げるっていうこと誰かやってるのかなって。だから今は世代を作って、わかってもらえないなりに土台を固める。わかってないヤツに届けたって現状では明日には忘れてるじゃないですか。流行りの曲でも、確かに良い曲なんだけど、気がついたら忘れられてるし…
──耳に届く音楽を鳴らさなくてはならないのは命題中の命題であることは理解しつつも、本質としては耳…あるいは心に“残る”存在にならなくてはってことですよね。“届く”だけでは今はまだ弱い。
命依:応援ソングとか俺はクソだと思っちゃうし、消費されるためにやってないから。
──我々が影響を受けてきたジャンルをガチで長期的に見ると目先のことだけに捉われることは危険だと。個人的には様々なアプローチがあって良いと思いますけどね。流行りに乗っかるバンドもいていいし、だけど真剣に流行りに乗ってほしい…なんていうか思想に対する温度感ですかね。ここにいるバンドは自分たちの音楽を強固にすることが一番の攻撃であるというわけですが、
ANNIE A:でも俺たちは自由ですけどね。
命依:認めあえる仲間とこうやって共にステージに立てているので。その点では自由でもありますけどね。今は、ですけど。
ANNIE A:ヴィジュアル系は今チャンスですよ。チャンス。今は、ね。
伐:でも、売れてるバンドには売れているバンドなりの理由は必ずあるからね。それを見つけてそこを含めて認めたうえでぶっ倒さないとこういう世代?の意味がない。
──なるほど。ちょうどこのバンドの世代としてはやるべきことがとにかく多くて、シーンの上にいるバンドを倒して自分達を確立させることで刺激を生む。またかたや他ジャンルへも場合によってはアプローチを模索する必要もある。
伐:いやそれだけじゃないですよ。俺らにも後輩のバンドがいるじゃないですかキャリア的に。“俺、伐さん倒しますよ?”とか言ってくるバンドいるんですけど、全部そういう発言が惰性なんですよ。わかります?
命依:俺らもそういうの後輩バンドから言われるんですけど、覇気を感じないんですよね。ただ言ってるだけでしょって。いいからあっち行ってろよって思う。
──要は上を倒すと息巻いていながらにして下の世代のバンドのことも見える立ち位置であると。上のバンド以上に中心地点でシーン全体が良く見える場所に立っているのかも知れないですね、この6バンド。キャリアが長すぎると目が届かないところもあるし、仕方ないけれどキャリアが浅いと雲の上の景色はまだ見たことがないですし。
命依:僕らがやることっていうのは覚悟とハングリー精神を大切にすることですよ。お客さんに媚びもしないし気にしてないのに上を目指すなんて本来矛盾じゃないですか。だから真剣に音楽をやる。まずはそれ。例えばHOWLだって撮影会をやめたじゃないですか?その真意は知らないけど、やっぱり音楽に自信があるんだなって覚悟が伝わってきてみんな“お!かっこいいじゃん!”ってなったはずなんですよ。
◆ ◆ ◆
──では、VISUAL NEW SPIRIT.でMAMA. CHAQLA. ぶえ NAZARE nurié HOWLを楽しみにしてくれているお客さんにもメッセージをお願いします。
大角:まずワクワクさせたいですよね。命依ちゃんが言ってくれてる<新世代>ってどこかまだ曖昧でもあって、だからこそどんななんやろ?ってワクワクするじゃないですか。世代じゃないけどきっとXが出てきた時も何が起こるんだ?って期待感が熱を生んだと思うので、今回はそういう日になるんじゃないかと。ほんまありそうでなかった動きなんでね。
命依:誰も作ろうとしてこなかったよね、ほんと。
大角:きっかけ与えてくれてありがとう。
ANNIE A:自分達が世代を作っていくことはまず大事だけど、そこから何をやるかってことでしょ。世代が固まったら何が起きる?覇権ですよ。覇権争いが始まる。主導権を誰が握るかなんて決まってないんだから。でも、ここにいるバンドのことは認めているからライバルであり、仲間。そういう人たちが集まる日ですね。30日のBLAZEは。やったもん勝ちだってことは言っておきたいです。
▲ANNIE A(CHAQLA.)
命依:ここに誘わなかったバンドにはちゃんと理由があって、そうですね…
──言っていいと思いますよ、俺は。
命依:うん。常に●●みたいになりたいとか、既存のものに対する憧れじゃなくてなんて言うんですかね?
──模倣?
命依:うーん。憧れるのは良いんだけど憧れたものになることがゴールになっているようなバンド?は声をかけてないんですよ。
──命依さんが以前主催ライヴで“またCHAQLA.と対バンかよって思われるかも知れないけど、かっこいいヤツとやろうってなると毎回こうなるんだよ!”って吠えてたことがあって、ほら俺もライヴ主催したりするじゃないですか。なんかお客さんには色々な系統のバンドさんや音楽を満喫してほしい気持ちがあるので、お客さんファーストで考えるとブッキングのバランスはすごい気にするんですけど、命依さんのあの言葉聞いて頭殴られた気持ちになったんですよね。それでいいじゃんって。
ANNIE A:あははははは!
命依:そうだよ。それでいいと思いますよ山内さんも。
ANNIE A:イベントは色々あっていいとは思いますけど、定期的にこうやって同じ志持ったアーティストが集まって対バンするっていうのは続けていきましょう。お客さん同士も自分の好きな音楽に対する気持ちがあるから相乗効果で思わぬ熱が生まれるんで。そういうのがいい。
大角:僕らnuriéは音楽的には異質やと思うんですけど、志が同じバンドを観ているお客さん同士も仲良くなってそれが熱を加速させるのもいいですよね。聴いてもわからないかも知れないけど、ライヴ観たら解ることってあるんで。
伐:あと、なんだかんだここにいるヤツらのこと人間として好きなんですよね。バンドマン以前に。ですけど、今回出てるバンドのお客さんがもう2度とぶえは呼ばないでくれって思うようなライヴをします。
大角:良いヒールや。
伐:持たないヤツがこの世で一番強ええってことを判らせてやります。
澪:俺はなんもないです。…マジでなんもない。勝手に楽しめば?って。こっちも勝手に発信してるんでそれをどう受け取ってもらおうが構わないです。でも、ここにいるバンドとぶつかれるのは楽しみだなって今日思いました。
伐:あ、今ちよっと喋っていいですか!
──ダメです。澪さん喋ってるんで。
澪:喋り終わったんで。
伐:2行で終わるんで!
──じゃあどうぞ。
伐:BLAZEの帰りに「麺屋 翔」っていうラーメン屋に行ってみて下さい!めちゃくちゃ美味しいです!!!!!
大角:行列できるで(笑)
──最後にかなり有益な情報でしたね(笑)
真宵:<VISUAL NEW SPIRIT.>の“NEW”っていうのが俺の中ではキーワードで、自分たちが認めあうバンド達が集まって共鳴できるこういう動きって言うのが今のヴィジュアル系の中で“新しい”ものなのかなと思います。みんなも言ってるけど、ワクワクするし、これからお互いに成長して様々な音楽を持ち寄った時にはまた今回と違う新しさであったりワクワクを生める。なので、その新しさの一歩目になる日を是非楽しんで下さい。
命依:今回のイベントタイトルとは別にMAMA.は<VISUAL HYBRID MUSIC.>って名乗ってるんですけど、それはヴィジュアル系を護るとか新しくするっていうよりも…ぶっ壊したいんですよ。
──生まれ変わると。
命依:俺はヴィジュアル系っていう名前も潰したいですね。僕らが憧れたX JAPANとかは何もない世界にヴィジュアル系を創ったわけじゃないですか?僕らも後世に何かを残すんだったら最終的には新しい何かをゼロから作るところまで到達しなきゃいけない。そのきっかけになるのがこの2024年1月30日新宿BLAZEだと思います。だから俺はヴィジュアル系って名前に変わるものも生みたい。あと、ヴィジュアル系だからクソって言ってるお前らが一番クソだって教えてやります。
インタビュー:山内秀一
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■MAMA.presents.「VISUAL NEW SPIRIT.」
2024年1月30日(火)
新宿BLAZE
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OPEN 16:00 / START 17:00
MAMA./CHAQLA./ぶえ/NAZARE/nurié/HOWL
ADV ¥5,000- / DAY ¥5,500-(D代別)
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一般発売中
https://eplus.jp/sf/detail/3970150001-P0030001P021001?P1=1221
■MAMA. ONE MAN LIVE 「神殺し」
2024年2月10日(土)
恵比寿リキッドルーム
OPEN17:15 START18:00
チケット発売中!
https://eplus.jp/sf/detail/3897610001-P0030002P021001?P1=1221
2024年01月09日 (火)
【ライヴレポート】<V系って知ってる!-VISUAL ROCK COUNT DOWN 寸前GIG 2023->2023年12月31日(日)EX THEATER ROPPONGI◆今の時代に必然性を持って行われた決意表明──。
NEWS - 09:20:20時代は移りゆく。ヴィジュアル系という単語が使われるようになって、はや30年以上。
長い歴史の中ではこれまでにさまざまな出来事が起こり、たくさんのバンドたちが現われ、そのたびに刻々とシーンは変遷を繰り返し、いつしか海外でもVisual-Rock/Visual-keiとして認知されるようにもなって、気付けば今現在に至っている。
そんな日本固有のV系文化をより浸透させるべく、2022年末には日本武道館にて[V系って知ってる? powered by MAVERICK DC GROUP]と題されたイベントが開催され、その際にはDEZERTのドラマー・SORAがオーガナイザーとして大活躍することになったのはいまだ記憶に新しい。
そして、SORAはその時の貴重な経験を活かしたうえで、このたび“想いをつないでいく”ことをテーマに、自分たちよりも下の世代の有望なバンドたちや、同世代にして盟友バンドでもあるキズにも声をかけ、あらたに[V系って知ってる!-VISUAL ROCK COUNT DOWN 寸前GIG 2023-]と題したイベントを2023年の大晦日にEX THEATER ROPPONGIにて行うと決意したのだという。
なお、このイベントのタイトルはX JAPANがまだXだった頃に渋谷公会堂で行ったライヴ[Blue Blood Tour 爆発寸前GIG]をオマージュしたものでもあるとのことで、その点でも“想いをつないでいく”姿勢は見事に貫かれているのは間違いない。
また、去年は[V系って知ってる? ]と疑問系だったところが、今年は[V系って知ってる!]に変化しているところからも、SORAの強い意思が感じられるではないか。
大晦日にバンドを集めての忘年会!的なものとは異なる、建設的未来志向を持った[V系って知ってる! -VISUAL ROCK COUNT DOWN 寸前GIG 2023-]は、つまるところ今の時代に必然性を持って行われた、ひとつの決意表明の場であったと言えよう。
◆ ◆ ◆
〈CHAQLA.〉
スピリチュアル風味濃厚なバンド名にして、エキセントリックな要素をまじえた楽曲たちはどれも独特な雰囲気で、そればかりか公式サイトや作品アートワークのデザインはうさん臭さ全開。あげく、物販ブースに掲げられている看板には“開眼闇市”の文字…。
全方位的にトリッキーなアプローチを仕掛けているCHAQLA.だが、ステージ上における彼らのパフォーマンスはむしろ直球勝負で、ひたすらにガムシャラだったりもする。
「最後にやる楽曲は、未来について歌ってます。イメージしたものはいつか形になり、夢は必ず叶うと思います!ヴィジュアル系の未来に向けた、俺たちの「BACK TO THE FUTURE」!!」(ANNIE A)
この言葉を受けて演奏されたのは、昨年末に発売された1stEP『開放盤』の冒頭を飾る1曲。
3月から始まる[nurié×CHAQLA.×MAMA. presents「漢上げ」]でも、彼らは未来へと向かう力強い姿を見せてくれそうだ。
〈HOWL〉
機微の領域をも音と詞で美しく描きだす、繊細な感性と優れた手腕を持つHOWL。
彼らはSORAが今回のイベント開催に向けて自らライヴハウスに足を運んでいた時に見出したバンドで、初めて観た時の印象は「音楽が純粋だなって感じた」であったという。
「“疲れたらHOWL”っていう素敵なキャッチコピーをDEZERT兄さんにつけてもらいましたが、昔から俺は疲れたらVisual Rockを心の拠り所にしてました。
生きてて自分は間違ってるのか?と思うような時も、Visual Rockだけは味方をしてくれたんです」(真宵)
音楽に救われたことがある者だからこそ描ける深淵を、彼らは2月7日発売予定(サブスクでは既に配信中)のアルバム『PATHW●RD』でも表現してくれているが、今回のステージ上ではその中からリード曲「デルフィニウム」を初披露し、2月からのツアー[間違い側の僕らが、死にたくないと言えるまで]への期待も高めてくれた次第である。
〈nurié〉
いくつもの夜を超え、ただならぬ状況下を闘い抜いてきたバンドの発する音には、鬼気迫る圧と鋭い切れ味が備わっていた。
「眼には映らない、たった一瞬の奇蹟を掴みに来ました!」(大角龍太朗)その一言を添えてから演奏された「瞳に映らない形と性質、それを「」と呼んで」の歌詞にあるとおり、まさに〈命を燃やし聖火を灯せ〉という姿勢を体現するようなその熱量マックスなステージングは、瞬く間に観衆の耳目と心を惹きつけていくことになった。
そして、昨年12月に発表されたばかりの5th Single『冷凍室の凝固点は繋ぐ体温』に収録されている「舐めんな」で表現されていた貪欲なメッセージや、代表曲「透明に混ざる。」を放つ前に発された「このシーンに、本気で色を塗りに来ました!」(大角龍太朗)という言葉は、
現在続行中の[nurié New Single Release Tour「0.000℃」](全箇所当日券無料)へ繋がることとなったのは言うまでもない。
〈Ashmaze.〉
限られた20分という時間枠の使い方はバンドによってそれぞれで、Ashmaze.の場合は冒頭に「2023年の悩みや迷いを払いに来ました!」(双真)とだけ告げると、あとはひたすら楽曲を演奏することに徹していたところが特徴的だった。“「苦悩」をコンセプトにそこから抜け出す為に藻掻き、その先の光を表現するバンド”であるという彼らは、昨年6月に出たファーストアルバム『NIRVANA.』の実質的タイトルチューン「ニルヴァーナ」や、それに次いで昨年11月にドロップした両A面シングル『カルマ/「時代」』からの「カルマ」をはじめとして、ネガティヴな心情を激烈な音像をもって綴ることにより、ある種の昇華を果たしているようにも見えた。
来る1月22日にSpotify O-EASTにて[Ashmaze. ONEMAN TOUR 2023-24 「PARADOX」]のファイナルを迎える彼らが、藻掻きと苦悩を経たうえで確かな光の射す場所にたどりつくことを願いたい。
〈色々な十字架〉
嘘から出たまこと、とはこのことか。奇才・ティンカーベル初野がtinkと名乗り、もともとは2020年のエイプリールフールに企画として生み出した90’sV系リバイバルバンド・色々な十字架は、いつしか単なるネタの領域を逸脱しはじめ、昨夏には名盤と言っても過言ではない初のアルバム『少し大きい声』を生み出すに至った。
また、昨年9月にはcali≠gariの桜井青がXで彼らについて言及しているほか、11月に開催された3rdワンマンにはゴールデンボンバーの鬼龍院翔やNoGoDの団長などが現場に駆けつけたり、という事態にまで発展。
今や彼らは、ガチで新進気鋭な注目の存在になっているのである。
むろん、今宵も耽美な音とシュールな詞を交錯させながら色々な十字架が供してくれたトンチキ世界は秀逸な中毒性を滲ませており、2.5次元ミュージカルの手法を導入した演出も観衆を湧かせていた。「面白いって思ったら、チャンネル登録お願いします!」(tink)
〈グラビティ〉
キラキラ系令和最新型バンド、と呼んでも良いほどの絢爛さに騙されてはいけない。グラビティは華やかな見た目も武器のひとつだが、キャッチーでいてロックなテイストを含んだ楽曲のつくりは丁寧であるし、ヴォーカリスト・六の書く詞にはどれも明確な意思やねらいが込められている。
たとえば、この夜の1曲目「終わっちゃんちゃん」における〈イッカンノオワリは2巻の始まり〉という1節からは、ひとつの気付きを我々は得られたはず。
また、オーガナイザー・SORAからのリクエスト曲として奏でられた「憧れの炎」については、アーティストとしての矜持を感じることも出来た。
ちなみに、昨秋より療養していたギタリスト・myuが1月からは復帰し3月21日のZepp DiverCity TOKYO公演[TOUR FINAL 52Hzの流星群]でも完全体グラビティを体験出来るとのこと。期待アレ。
〈鐘ト銃声〉
昭和レトロの幻影が、令和の時代に甦る感慨深さといったらない。DEZERTのSacchanいわく、鐘ト銃声は「ヴィジュアル系にはこういうバンドが必要です」という存在になるらしいのだが、確かに軍艦マーチをSEにしながら登壇し、腕章付き学生服と白塗りを装備した出で立ちで、エログロナンセンスな歌詞を全開にした「東京都無職小林アキヒト(28) 」を絶妙にレトロ感の滲むバンドサウンドで打ち出していく彼らの在り方は、良い意味で伝統芸能的だ。
また、フロントマン・狂ヰ散流の立ち居振る舞いにはシアトリカルな風情も備わっていて、前述楽曲ではお立ち台上にて絶頂の声をあげつつ敢えての下半身脱衣をしてみせ、“やらかし”感を演出する一幕(ただし、キュロットの下にはタイツ着用しておりコンプラ的にはセーフ!)も。
そんな性傷年日本劣等倶楽部を標榜する鐘ト銃声の全貌は、[2024年 春のツアー(単独公演)]でより露になることだろう。
〈VIRGE〉
無音の中で緞帳が上がると、途端にフロアからはオーディエンスたちの発する威勢の良い歓声があふれだすも、その喧騒を制するかのようにヴォーカリスト・遼-ryo-が凛とした響きのアカペラで歌い出したのは、願いの歌「Le ciel」。
「ヴィジュアル系への愛と信念を持って来ました。はじめまして、VIRGEです!」(遼-ryo-)との叫び以降はバンドアレンジにて同曲が演奏されることになり、そこからは昨年10月に加入した新ベーシスト颯熾-soushi-ともども一丸となりダイナミズムに満ちた音を聴かせてくれた彼らは、2月よりAshmaze.との2マンツアー[叙]を開始するそうだ。
なお、この夜の最後を飾った「空に落ちる蛍」でも終盤では遼-ryo-のみがステージに残ってまたも独唱を聴かせてくれることになったのだが、こうしたイベントで丸裸な歌そのものを武器に闘えるバンドはそう多くない。3月から5月まで続くワンマンツアー[生きては苦界]にも要注目。
〈ビバラッシュ〉
茶番風味の全力エンターテインメントは、あっぱれの一言。“アゲみ集団”を自称するビバラッシュは、1曲目の「ナチュラルバイセコー」を始める際にフロントマン・るいまるがLED電飾とパーティモールでデコったママチャリで舞台上まで乗りつけ、一気に観衆の心を掌握。
「これ、見てわかるでしょ?出落ちです(笑)」(るいまる)と、開き直るスタンスも好感度大。ただ、茶番のくだりに時間をとりすぎたのか、12月にリリースされたメジャーデビュー曲「有頂天ラリアット」を演奏し終わった段階で、彼らの持ち時間は残り1分に。それゆえ、3曲目の「踊らされた人生」はサビにもいかないまま即終了。
「マジで終わった(笑)。ありがとうごさいました!続きはZeppでやろうぜ!!」(るいまる)
よって、気になる方は2月6日にZepp Shinjukuにて開催される[ビバラッシュ LIVE TOUR 2023 WINTER OUT OF THE BOX ~◯◯の箱~ FINAL]で是非!
〈甘い暴力〉
いきなりの“2023年大晦日特別企画・とっても楽しいモノマネ大会”からこの夜のライヴを始めたのは、あまぼうの愛称で親しまれている甘い暴力。
ギタリスト・文はサンシャイン水族館のアシカ、ベーシスト・義は小泉進次郎、ドラマー・啓はTikTokでよく見かけるメイク動画と来て、ヴォーカリスト・咲がカマしたネタは…なんと「DEZERT兄さんで「「殺意」」のモノマネ!」というテイの短めな尺のカバー。
もちろん、これに関してはメンバー全員が参加して本気のプレイを呈してくれていた。もはや若手というよりは中堅どころの貫録を持っている彼らは、その後「うるせえ黙れ」で場内に拳ヘドバンの嵐を巻き起こし、たたみかけるように病みがちアッパーチューン「イかせて欲しい」などを連打。
彼らのライヴバンドとして卓越したスキルは、3月からの[甘い暴力 春のプレゼンツツアー「スウィート・ペイン・ロックンロール」]でも発揮されていくに違いない。
〈キズ〉
生半可な気持ちで“鑑賞”などしようとすれば、キズは渾身のフルスイングで容赦なく我々をボコってくる。それはイベントの場だろうと、ワンマンであろうとまるで変わらず、彼らは何時だって感情過多なくらいにむき出しな音の粒と、氾濫するかのような勢いで湧き出す歌詞や言葉たちをもって、対峙する者の心中にヒリつくような生傷をつけていくことになるのだ。
キズの音楽に触れることでつけられる傷とは、非物理的に刻みつけられる記憶の類いなのである。
「おい、生きてるか!みなさまの大好きなVisual Rockが過去のものではなく、今2023年に一番かっこいいバンドがいるってことを証明しに来ました。キズです!」(来夢)
その宣言どおり、彼らは手始めに「リトルガールは病んでいる。」で聴衆を圧倒しながら、来夢の弾く温かなアコギの音が活きていた「黒い雨」や、キラーチューン「傷痕」などもまじえつつ、粒ぞろいな楽曲たちを繰り出していくことになった。
「おまえら、V系って知ってるか?V系ってのは、俺は生き様だと思ってる。そうだろ?いや、そうじゃなきゃ困る。俺らに着いて来い!!」(来夢)
最後は「おしまい」で締め、確かに証明完了を果たしたキズが次に向かうのは上海と台北での公演を含む[ASIA TOUR Bee-autiful World]。キズは世界に拡がっていくー
〈DEZERT〉
烽火をあげるかのごとく、DEZERTがこの日まず力強く響かせたのは、1月10日にメジャーデビューアルバムとしてリリースされる『The Heart Tree』のオープニング曲でもある「Hopeless」だった。
めでたき門出に、シニカルなトーンで〈でもその夢の先に一体何を望める?〉と歌うDEZERTはつくづく一筋縄ではいかないバンドで、その詞の裏にはたぎるような野心がきっちりと存在していると感じられる点も実に心憎い。
なお、このライヴでは「TODAY」が最後に急遽演奏されることになり、その前にはフロントマン・千秋から以下のような逸話を聞くことが出来たことも付記しておこう。
「去年は[V系って知ってる?]やったけど、今日のバックドロップは?が!に変わっとるやろ。これ、SORAくんが5時起きで朝早く来てガムテープで貼ってた。
SORAくんの言う“思いをつなげていく”っていうの、俺はどうでもいいと思ってたんやけど。でも、ここきて俺も誰かのために音楽やりたいって思い始めてしまったんでね。
それがきっと、僕たちの生きる理由になると今は信じてます。そして、うちらはこれからVISUAL ROCKのシーンの先頭に立たしてもらいますんで、よろしくお願いしますね。
最後に、ここにいるみんなのリーダーとなって1曲やらせてもらいます!今日を共有しようぜ!!」(千秋)
〈僕が踏み出す一歩〉を経て、今日の先につながっていくであろう明日という名の希望。DEZERTがここから自らの手でつかみにいくものは、それなのかもしれない。
〈セッション〉
なかば寝耳に水、ということだったのだろうか。確かに、関係者向けのセトリにもアンコールでセッションが行われるという記載はなかったのだが、終演後もアンコールを求める観客たちの声が一向にやまない状況に応えて、ここでは千秋が呼び込むかたちで全バンドのメンバーたちが収集されることになったのだった。
(もっとも、本当に予定外だったらしくこの時点でリアルに帰ってしまっていたミュージシャンも若干数いた…)
「[V系って知ってる! 2023]、みなさん今日はありがとうございました。じゃあ、やろか。「包丁の正しい使い方~終息編~」!」(千秋)
ちなみに、この曲についてはその昔からウォールオブデスが展開されるのがお約束となっていることもあり、千秋が煽った結果キズのreikiときょうのすけや、CHAQLA.のANNIE Aなどがこぞってフロアに降りたち、カオスな光景の中に呑み込まれていくことになった。
バンギャもギャ男もバンドマンも、それぞれに助け合いながらも思い切り暴れ倒している姿はとても微笑ましく、最高の地獄絵図がそこに出現していたと言っていいだろう。
さらには、ダメ押しの「「殺意」」でヴォーカリストたちが殺伐としたデスボをこれでもか!と聴かせてくれたところも、極めてカタルシス満載だった。
V系のかっこよさ、楽しさ、そしてヤバさ。それら全てを堪能することが出来たこのイベントを生み出してくれたSORAと、彼に賛同し尽力してくれた人たちには心からの賞賛を贈りたい。
と同時に、このような夜にまた立ち会えることを切に願いたいものだ。
PHOTO:西槇太一
TEXT:杉江由紀
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V系って知ってる! -VISUAL ROCK COUNT DOWN 寸前GIG 2023-
12/31(日)EX THEATER ROPPONGI
SETLIST
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<CHAQLA.>
1 リーインカーネーション
2 ミスキャスト
3 play back!!
4 BACK TO THE FURTURE
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<HOWL>
1 アンダーテイカー
2 閲覧禁止
3 人間退職
4 デルフィニウム
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<nurié>
1 RooM-6-
2 瞳に映らない形と性質、それを「」と呼んで
3 舐めんな
4 透明に混ざる。
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<Ashmaze.>
1 カゲロウの錯覚
2 ニルヴァーナ
3 カルマ
4 GENOM
5 拝啓、嫌いなお前へ
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<色々な十字架>
1 大きな大きなハンバーグ
2 蜜
3 GTO
4 TAMAKIN
…………………………………………
<グラビティ>
1 終わっちゃんちゃん
2 推し推し!!推し事!
3 憧れの炎
4 人生カワタニエン
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<鐘ト銃声>
1 東京都無職小林アキヒト(28)
2 午前0時の匿名希望
3 性傷年4月の憂鬱
4 完全育成計画備忘録
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<VIRGE>
1 Le ciel
2 拒絶
3 Mother
4 千(short ver.)
5 空に落ちる蛍
…………………………………………
<ビバラッシュ>
1 ナチュラルバイセコー
2 有頂天ラリアット
3 踊らされた人生
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<甘い暴力>
1 うるせえ黙れ
2 イかせて欲しい
3 暴動
4 勝て
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<キズ>
1 リトルガールは病んでいる。
2 地獄
3 黒い雨
4 平成
5 傷痕
6 おしまい
…………………………………………
<DEZERT>
1 Hopeless
2 君の脊髄が踊る頃に
3 「誤解」
4 Call of Rescue
5 「君の子宮を触る」
6 「秘密」
7 TODAY
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<セッション>
1 包丁の正しい使い方~終息編~
2 「殺意」
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<OFFICIAL SITE>
CHAQLA. https://www.chaqla-web.com/
HOWL https://howl-official.com/
nurié https://nurie-web.jp/
Ashmaze. https://www.ashmaze.com/
色々な十字架 https://t.co/LdRjz9s5bo
グラビティ http://gravioffi.com/
鐘ト銃声 https://kanetoinfo.tokyo/
VIRGE http://virge-web.com/
ビバラッシュ https://vivarush.jp/
甘い暴力 https://sweet-violence.jp/
DEZERT https://www.dezert.jp/
2024年01月09日 (火)
【シド】2024年第一弾シングル「面影」配信スタート!さらに妖艶で大人の色気が滲み出る”モノクロ”な最新Music Videoを公開!
NEWS - 09:01:472023年、結成20周年イヤーを駆け抜けたロックバンド・シド。結成21周年目の一歩目となる最新シングル「面影」の配信リリースが昨日よりスタートした。
配信シングル「面影」は作詞をマオ、作曲を明希が担当。昨年行われた<SID 20th Anniversary GRAND FINAL 「いちばん好きな場所」>にて初披露された楽曲で、アニメ「天官賜福 貮」日本語吹替版オープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。
前作「天官賜福」日本語吹替版オープニングテーマとなった「慈雨のくちづけ」と同じく荘厳かつ艶やかなサウンドが耳に残る、珠玉の1曲となっている。
さらに、新曲のリリースに合わせて「面影」のMusic Videoが公開された。
シドのメンバー4名が出演した本作は、メンバーそれぞれの歌唱と演奏シーンのみで構成されたストイックなMusic Videoとなっている。
モノクロのシックなトーンで描かれているMusic Videoは、21周年目を迎えて更なる大人の色気が画面越しでも伝わる、
シドの今をリアルに描き出した作品となっているため、是非チェックしてもらいたい。
5月には2度目の河口湖ステラシアターでのライブ<SID LIVE 2024 -Star Forest->の開催が決定しているシド。
星空と共にシドの楽曲を体感できる貴重なライブを、お見逃しなく。
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<Release>
★配信シングル『面影』 Now on Stream!!
Music Video https://youtu.be/DqAJuPAdFkg
配信まとめURL https://kmu.lnk.to/Omokage
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<LIVE>
■SID LIVE 2024 -Star Forest-
2024年5月18日(土) 河口湖ステラシアター
2024年5月19日(日) 河口湖ステラシアター
OPEN 16:00 / START 17:00
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【チケット料金】全席指定 ¥8,800(税込) ※4才以上有料
【ID-S BASIC優先予約】
受付期間 2023年12月28日(木) 12:00~2024年1月9日(火) 16:00
詳細はコチラ https://special.sid-web.info/starforest2024/
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<アニメ情報>
「天官賜福 貮」
日本語吹替版オープニング映像 https://youtu.be/9pv7VbuTweI
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【放送情報】
日本語吹替版 1月7日(日)より毎週日曜21:30~ TOKYO MX/毎週日曜22:30~ BS11にて放送中(放送版)
2024年1月8日(月)より毎週月曜25:00~ WOWOWにて放送(オリジナル版)
毎週日曜22:00~ Prime Videoにて配信中(オリジナル版)/毎週日曜21:30~ ABEMA にて地上波同時配信中(放送版)
2024年1月10日(水)より、毎週水曜12:00~ 各配信サイトにて順次配信(オリジナル版)
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【CAST】謝憐:神谷浩史/花城:福山潤/霊文:日笠陽子/君吾:子安武人/風信:古川慎/
慕情:小林千晃/師青玄(男):島信長/師青玄(女):川澄綾子/郎千秋:山下大輝/裴茗:諏訪部順一/裴宿:増田俊樹
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【STAFF】 原作:墨香銅臭/アニメーション制作:天官賜福製作委員会/日本版製作:アニプレックス
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