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2020年02月25日 (火)

【ライヴレポート】<壊れたピアノとリビングデッド収監 Japan Tour GRAND FINAL ~収監始まりの地で大団円~>2020年2月24日小樽GOLD STONE◆「北海道から始まったツアー、帰ってきました。]

NEWS - 19:37:48

 

MUCC16ヶ月に渡って繰り広げて来た収監ツアー追加公演ファイナル2days『壊れたピアノとリビングデッド収監 Japan Tour GRAND FINAL~収監始まりの地で大団円~』224日小樽公演の模様をレポート!

 

 

20186月に北海道で行われた「MUCC 2018 Lock on snipe Tour #1『北海道型収監6days』」。

その後各地方を転戦、ファンやスタッフの間では通称<収監ツアー>とネーミングされ、全国63公演を16ヶ月に渡って繰り広げて来たこのツアーのファイナル。

223,24 と小樽GOLD STONE2日間行われチケットはソールドアウト。

 

この収監ツアーシリーズを展開中の2019213日には、アルバム『壊れたピアノとリビングデッド』をリリース。

20197月の東北収監シリーズからは、『壊れたピアノとリビングデッド』のリリースツアーとの共存するものとなり、吉田トオル(key)を期間限定メンバーとして迎え入れ、元来彼らが持ち合わせる繊細さと凶暴さを兼ね備えるサウンドに、ピアノとオルガンのアレンジを織り交ぜ、更に楽曲のバリエーションを豊かに展開したこのツアーは、MUCCの長い歴史の中でも特筆すべきものとなったのではないだろうか。

 

<収監ツアー>ファイナル公演、オープニング「壊れたピアノ」の生演奏でスタート。

正式にはインフォメーションされては無いが、吉田トオルの期間限定メンバーとしてのファイナル公演とも予想されるのか、オーディエンスの歓声も冒頭から激しいものである。

ライヴの1曲目を飾るのは「サイコ」だ。

鋭く切り裂くようなミヤ(G)のフレーズと共にスタートするこの楽曲は、2019年のMUCCを象徴する曲と言っても過言ではないであろう。

続く「アメリア」はミヤのバースデーシングルとして20197月にリリース、曲中では大きなサークルモッシュも発生するなど、既にファンの中でも過去曲と共に自然と共存している。

 

2019年はメンバーそれぞれが“不惑の年”を迎え、全員の誕生日ライヴでシングルが発売された。

それぞれの音楽性嗜好が鮮やかに描き出された楽曲たちもこの<収監ツアー>で鍛えられ、大きな飛躍を遂げた。

そして、ここからは「北海道収監ツアー追加公演」スペシャルとも言わんばかりに、「娼婦」「盲目であるが故の疎外感」と初期のナンバーを投下する。

これら初期の楽曲も吉田トオルの存在の力も借りつつ、現代風にブラッシュアップ。

オルガンの音色も大胆にフィーチャーされ、その破壊力を増した演奏に大きな歓声が上がる。

『壊れたピアノとリビングデッド』からヘヴィチューンの「アイリス」、またこちらもピアノが大胆に楽曲に織り込まれた「ヴァンパイア」と、前半戦は新旧取り混ぜた展開にオーディエンスは行きつく暇も与えられない。

逹瑯が「収監ツアー日本最後にようこそ。北海道で始まったから北海道で終わらないとダメだな。細かいことはいいから、楽しんでいこう!」と挨拶。

 

この日のハイライトとも言えたのは、逹瑯の「新曲です」との一言で始まった「海月」だ。

吉田トオルの期間限定メンバー在籍時、最後の置き土産と前日のMCで触れられていたが、どこか今までのMUCCの手触りとは微妙に違う繊細なアレンジにオーディエンスの集中力も高まる。

この楽曲は、現在絶賛制作中のニューアルバムに収録されるとのこと。こちらにも期待が集まる。その後も「鎮痛剤」「夜」という20年前にリリースされた楽曲と、バンドの最新形でもある「積想」「COBALT」がセットリストの中に見事に混在していく。

新旧楽曲をごくごく自然な形でライヴセットに織り交ぜることは、20年以上のキャリアを誇る彼らの中では自然なことであったが、今回は吉田トオルの鍵盤アレンジによって、より色鮮やかに表現されたことはこのツアーで彼らが新たに得た大きな収穫だったのではなかろうか。

 

「北海道から始まったツアー、帰ってきました。北海道は田舎で良いね。我々も田舎育ち、シンパシーを感じるこんな曲聞いてください」と言う逹瑯(Vo)MCに導かれ、静かなギターフレーズから逹瑯のアカペラで始まった「家路」。

哀愁あふれるメロディーにアップテンポな演奏が乗るこの佳曲に大歓声が上がる。

SATOち(Dr)のビートが演奏を牽引する「My WORLD」「スイミン」と矢継ぎ早に激しい楽曲が続き、フロアの熱気が絶頂に達する中、ラストはこの「収監ツアー」シリーズのラストを常に飾ってきた「Living Dead」が披露される。

バンドによる集中力が高い演奏の中、シルエットが浮かぶような照明の世界観と相まって、オーディエンスは息を飲むような空気感の中、本編は幕を閉じた。

 

アンコールは本編ラストの雰囲気から一変した、まったりとしたご当地MCを展開。

その空気感の中、披露されたのは前回の小樽公演(201869MUCCの日)にSATOちドッキリの際に作られた「テラス」を改めて披露。

YUKKE(B)の「嫌なこと全部植えて行こう!次の小樽で刈り取ろう」の前振り?に逹瑯が「嫌なことが育っちゃう」と答え、和やかなまま曲が始まった。

サビでは、初披露時にミヤ即興で行なっていたコーラスも復活と貴重な演奏となった。

「蘭鋳」ではフロア全員がしゃがみ、ジャンプの前に普段は逹瑯が叫ぶ、恒例の「全員死刑」を吉田トオルが絶叫。

そして収監ツアーでのラストソングは「TONIGHT」。

バンド全体が万感の想いを込めたような演奏で、この日のライヴ、そして、「収監ツアー」の幕は閉じた。

壮大なアウトロの後、オーディエンスからは盛大な拍手もあがり、最高の大団円となった。

 

このあとMUCC4月よりヨーロッパ公演を経て、

621日には今年新設する1万人規模の「ぴあアリーナMM」にて<蘇生>と名付けた公演が決まっている。

長きに渡っておなわれたこのツアーが逹瑯の歌、メンバーの演奏力、精神力をタフにしたに違いない。

また、多大な影響を及ぼしているであろう現在制作中の次なるアルバムにも期待が高まる。

 

 

 

■『壊れたピアノとリビングデッド収監 Japan Tour GRAND FINAL

~収監始まりの地で大団円~』

2020224日 小樽GOLD STONE Setlist

 

1.サイコ

2.アメリア

3.娼婦

4.盲目であるが故の疎外感

5.アイリス

6.ヴァンパイア

7.五月雨

8.海月

9.鎮痛剤

10.

11.積想

12.COBALT

13.家路

14.My WORLD

15.スイミン

16.カウントダウン

17.Living Dead

 

Encore

1.テラス

2.蘭鋳

3.TONIGHT

 

 

 

MUCC INFORMATION

 

LIVE

■蘇生

621日(日)ぴあアリーナMM (神奈川県横浜市)

OPEN 1700 START 1800

【チケット料金】 VIP 15,000 ソールドアウト 指定席 7,700(税込)

【朱ゥノ吐VIP会員先行2次受付】 219日(水)1200225日(火)1600

【イープラス最速プレオーダー】 https://eplus.jp/mucc20200621/ 

   受付期間 226日(水)120033日(火)2300 

  入金期間:36日(金)130039日(月)2100

【一般発売日】524日(日)

 

「蘇生」トレーラー映像 URL: https://youtu.be/cZcJPLskhMk 

 

LOVE CALL

312日(木)恵比寿LIQUIDROOM

OPEN 18:00 / START 19:00 

【出演】 MUCC / Nothing’s Carved In Stone 

【チケット料金】前売¥4,500(税込)/ 当日¥5,000(税込)

【チケット発売中】https://55-69.com/event/316396 

 

■ヨーロッパツアー『MUCC 2020 Lock on snipe Tour #11

 ~Style of EUROPE Broken Piano And Imprisonment of livingdead 8days~』

45日(日)モスクワ Pravda Club

46日(月)ワルシャワ Club Proxima

48日(水)ベルリン Lido

49日(木)ベルリン Columbia Theater

411日(土)ボーフム ZECHE

412日(日)ケルン LUXOR

415日(水)パリ Maroquinerie

416日(木)ロンドン Acad. Islington

 

Salon del manga y cultura japonesa de Alicante

【日程】ライヴ:418日(土)プレスカンファレンス:419日(日)

【会場】IFA Institucion Ferial Alicantina)※アリカンテ(スペイン)

 

Release

Digital Demo TapeCOBALT DEMO』配信中 

MSHN-067  200+tax

 

2020年春、New Album発売決定

 ※詳細後日発表

 

<Official HP> http://www.55-69.com/ 

<Official Twitter> https://twitter.com/muccofficial 

<Official Instagram> https://www.instagram.com/mucc_official/ 

<Official Facebook> https://www.facebook.com/facemucc 

<Official Weibo> https://www.weibo.com/muccofficial 

 










2020年02月25日 (火)

コラム更新♪第46回♪【Jin-Machine:破壊.あっつtheデストロイ】「航海日誌」★今回のテーマは…『じもあい~じもあ~い☆』“いらっしゃいませ仙台!”あっつおすすめ仙台ナビ♪

NEWS - 14:11:12

<びじゅなびコラム>(っ´ω`)っ♪

 

Jin-Machine
破壊担当:あっつtheデストロイ提督 がお送りしております

「航海日誌」。

 

たくさん執筆していただきましてありがとうございます☆

第46回 が更新です!!!敬礼っ(/”`・ω´)

 

 

そして恒例となりました!!あっつ様からの冒頭メッセージも到着しております!!

 

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びじゅなびさんからお題を頂いたのだー(*>ᴗ<*)

 

「いらっしゃいませ仙台!ということで、仙台のおすすめいろいろを教えて頂けたらと思いました!」

 

仙台のおすすめとな!

仙台にいる時は自転車で近所をブーンっとしてる地元仙台☆
やっぱ落ち着くなぁ~風が特に(*>ᴗ<*)

 

そうだな~紹介する場所によっては位置情報がばれるなぁ(笑)
っと思いつつも普段のブログとはまた違う視点でご紹介できたらな~っと( *´︶`*)
と、書いていたら結構な文章量になってしまったので冒頭の挨拶はこのくらいにしていってみよう!(`・ω・´)

 

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 ということで!!

今回は「仙台」のお話ーー!!

 

あっつ氏の、そしてJin-Machineのホームグラウンド、仙台!

素敵な景色、そして美味しい食べもの・・・たくさんありますよ!ありすぎて困っちゃいますよ〜!

そんな仙台の「あっつ★おすすめ」を教えて頂きました!!

ライヴなどで訪れた時に、「さあ何食べよ!」「さあ空き時間にどこ行こ!」と思ったら是非参考にして頂けたらとおもいます!

びじゅなび的にはやっぱり「ずんだ」と「萩の月」「牛タン」ははずせません♪

https://zundasaryo.com/

https://www.sanzen.co.jp/product/haginotsuki/index.html

https://4travel.jp/magazine/gourmet/00115

気になるディープ仙台情報はコラム内にて♪

是非是非是非ご一読下さいませっ♪\(^o^)/

 

 

そして好評ベストアルバム!

トレーラーもぜひご覧ください♪

3月にはイベント出演いっぱい&渋谷Star loungeでの定期公演、そして5月17日にはついに定期公演のグランドファイナルワンマンもございますので、そちらも是非いらして下さいませ♪

 

 

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Jin-Machine最新情報!

 

 

<ライブ情報>

 

好評定期公演!!

3月17日、火曜日に<Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」>が開催です!!

会場はすっかりお馴染み、渋谷スターラウンジ。

タイトル通り、ド新規の皆様、そして古参の皆様も、是非是非お集り下さいませ♪

 

直立不動でも怖くない!「地蔵ゾーン(ジゾーン)」が場内に設置されていますのでご利用下さい!

 チケットは絶讃発売中ですので、チェックをおねがいします♪

 

 

特設サイトはココ!

https://www.jinmachine-teikikouen.com/

 

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■【Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」】
2020年03月17日(火)渋谷スターラウンジ

 

Open 18:30/ Start 19:00
チケット代(D代別)前売¥3,500/当日¥4,000

 

★チケット:

入場順:A→B→C
・Aチケット
2/17 渋谷スターラウンジ公演にてピクチャーチケット発売
・Bチケット
1/20 よりLivePocketにて一般発売
https://t.livepocket.jp/e/mc40u
・Cチケット
Jin-Machineミサ会場・Jin-Machine web shopにて切符型チケット発売
 

定期公演特設ページ
https://www.jinmachine-teikikouen.com/

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【Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」】
会場:渋谷スターラウンジ

日程:
2020年04月17日(金)

 

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【Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」】

グランドファイナル

会場:TSUTAYA O-WEST 

日程:2020年05月17日(日)

Open 17:00/ Start 17:30

 

▼チケット(D代)
前売¥4,500/当日¥5,000

【一次先行(抽選)A】
受付期間:12/17  (火) 21:00〜  1/9(木) 23:59
当落発表:1/11(土)
入金期間:1/11(土)〜1/21(火)23:59
https://t.livepocket.jp/e/hvqym
【二次先行(先着)B】
受付期間:1/18(土)12:00〜1/26(日)23:59
https://t.livepocket.jp/e/hvqym

[入場順]
一次先行(A)→二次先行(B)→会場手売り(C)→他先行(D)→一般発売

 

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<商品情報>

 Jin-Machine『ベストヒットJMC 【朝までフィーバー

タイトル:『ベストヒットJMC 【朝までフィーバー編】』

発売日:20191211

品番:YCCW-10372

形態:CD

定価:4,000(本体価格)+

Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07YWRTGGV/

商品紹介ページ:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1056

 

CD収録曲】

01 がんばれ!桜、アディオス

02 ゴリラ

03 環境デストロイ~Reiwa the beginning~ ※新録音

04 宇宙忍者アメリカ

05 シャンゴリラ ※新録音

06 スーパーハッピー

07 恋してせんべろ

08 たのしい日本語 ※新録音

09 うんちどっさり ※新録音

10 ベニーランドへ行こうよ ※新録音

11 ありがとう筋肉

12 二次元シンドローム

13 Fire Love

14 †夏☆大好き!ヴィジュアル系†

15 マグロに賭けた男たち

16 昆虫すごいぜ!

17 売れたくて

 

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 Jin-Machine『ベストヒットJMC 【真夜中のジェラシ

タイトル:『ベストヒットJMC 【真夜中のジェラシー編】』

発売日:20191211

品番:YCCW-10373

形態:CD

定価:3,500(本体価格)+

Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07YWR6FGM/

商品紹介ページ:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1057

 

CD収録曲】

01 suffer

02 maria.

03 ティーライズ社歌 ※新録音

04 モンスターペアレンツ

05 ヘルズキッチン

06 バトルゴリラ

07 ミッドナイトラブ

08 Vanilla eyes ※新録音

09 Critically Endangered A

10 お野菜天国

11 やったぜ!バイトリーダー

12 漆黒の舞踏会 ※新録音

13 さよなら†黒歴史

14 救声 ※新録音

15 アルティメットジェラシー ※新録音

 

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 Jin-Machine『ベストヒットJMC 【哀愁のメモリーズ

タイトル:『ベストヒットJMC 【哀愁のメモリーズ編】』

発売日:20191211

品番:YCCW-10374

形態:CD

定価:2,500(本体価格)+

Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07YWR5WQW/

商品紹介ページ:https://www.yamahamusic.co.jp/s/ymc/discography/1058

 

CD収録曲】

01 夏のわすれもの

02 キミノテ

03 グリーンデイズ

04 夢の中で

05 クリスマスおわっちゃった ※新録音

06 ばいばい

07 NEVER SAY NEVER

08 さよならアキラメロン ※新録音

09 FIVE

10 恋はMOCHO-KO-CHE

11 チャンプロード ※新録音

 

 

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★Jin-Machine Official HP★
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Jin-Machine OFFICIAL WEB SITE http://www.jin-machine.net/

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Jin-Machine OFFICIAL Youtube Ch http://www.youtube.com/c/JinMachineofficialch

 



2020年02月25日 (火)

【Kra】2020年2月26日(水)発売、最新ミニアルバム「Dis WORLD」全楽曲を解説!「僕らは終わらない未来のため、何度だってこの世界を塗りかえる──。」

NEWS - 11:37:34

長年4人編成で活動を続けてきたKraが、昨年1月末日より2人体制へ。以降、1年強という日々の中、Kraはライブ活動を軸に据えながら「新しいKraとしてのあるべき姿」を模索し続けてきた。そこで得た一つの答えを、2人は2月26日(水)に発売となるミニアルバム「Dis WORLD」へ4つの想い(4曲)に形を変えて詰め込んできた。

 

同作品を、都啓一(Rayflower・SOPHIA)が全面プロデュース。彼の手腕も加わることで、「Kraらしいのに、これまでとは異なる刺激的なスパイス」がミニアルバム「Dis WORLD」の中へ散りばめられた。今回、メンバーが新曲に込めた想いを言葉にしてくれた。ここからは、収録した4曲それぞれの魅力をお伝えしたい。

 

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過去に色を塗り重ね、新しい世界へと踏み出すために…「Dis WORLD」

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冒頭を飾ったのが、ミニアルバムのリード曲「Dis WORLD」。重厚かつ躍動するファンクビートの上で、景夕が「本当の世界を新しく探すため」と、理想とする世界へ踏み出す決意を宣言。内的な心模様も吐露しながら、それでも歩むことをやめない意思を、2人は「Dis WORLD」を通して示してきた。

 

結良:最初に「Dis WORLD」を作ったときは、ファンク寄りのベースフレーズを軸に据えた曲として作っていました。それを聞いた都さんが「ベースのフレーズはインパクト強いから、そこは活かしたうえで、全体的なリズムをもっとダンスミュージック寄りにしよう。その方がこの楽曲は絶対に映えるから」ということから、まさに言われたような楽曲へ仕上げていただけました。

 

景夕:楽曲自体はノリ良くダンサブルだけど、その中へ少し暗い部分が見えたことから、言葉使いではけっこう悩みましたね。僕自身、常日頃から「満足した」と思っても、また新たな欲求が芽生えてくるように、「Dis WORLD」へは「現状を壊し新しく塗り替えることを、これまでも、これからも繰り返しながら、それを前へ進む力にしていこう」という想いを歌詞へ詰め込みました。ただし「ここから大きく変わる」のではなく、これまでもそうでしたが、「そのときの自分たちが出来ることをより進化させる形を持って、前向きに成長してゆく」姿として歌詞には映し出しています。「Dis WORLD」はまさに、「今のKraはこういう姿勢なんだ」というのを示した楽曲に仕上がりました。

 

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照れるあまりに隠していたファンたちへの想いを、疾走解放チューン「言葉にしたい言葉」へ投影。

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触れた瞬間から気持ちを晴れた気持ちへ導く、疾走感満載で根明なアップチューンの「言葉にしたい言葉」。途中でボサノバ/ラガビートへ転調し、心地好いノリを描き出す様も、この楽曲の面白さ。歌詞には「いつもそばにいて ずっと見つめていて その手を離さないで」「君たちがいるから僕らは走り続けられる」と、ファンたちへの感謝の想いを綴っている。

     

景夕:明るく疾走していた楽曲が、途中でボサノバ風に転調。そこが「言葉にしたい言葉」の魅力だよね。

 

結良:「言葉にしたい言葉」って、最初から最後まで同じビート感を持ったまま駆け抜けても十分に成立する楽曲なんですよ。ただ、Kraとして18年間も楽曲を作り続けていると、「過去にストレートな曲はやってきてたから」という想いから、どこかひねりたくなる。そこから、あえて曲中で転調をし、ノリを落としたんですけど。明るく疾走感を持った曲調のようにテンポを落としても楽曲自体が暗く落ちることはないと思っていたどころか、その転調が、楽曲に深みを与えるうえでの良いクッションになったなと思います。

 

景夕:「言葉にしたい言葉」は、ファンたちへ向けた想い。本当ならMCで語れば良いことかも知れませんけど、僕自身照れてしまうあまり、こういう気持ちをMCで上手く伝えるのが苦手というか、避けてしまうんですよね。なので、歌を通して伝えようということで書きました。

 

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飛び方にルールはない。それぞれが想う最適な手法こそが、その人のルール。「逆想のイカロス」が示す逆転の発想とは…。

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ド頭から重厚な音が激しく降り注ぐ。景夕のセリフを不気味な声にエフェクト処理。とても不安を抱かせる始まりながら、勇壮な楽曲へ姿を変えてゆくのに合わせ、心へ滾る熱情を覚えてゆく。ドロップDチューニングを用い、重量感を持った曲調として表現。絶望や不安の中から光を求め羽ばたこうとする姿は、ふたたび天空を目指し飛び立とうとするイカロスの姿とも重なって見えてゆく。

 

景夕:デモの段階ではもっと激しかったんですけど、Aメロの僕の暗い感じの歌声へエフェクトをかけ雰囲気を変えるなど、都さんのアイデアによって、激しさの中にもつかみを持つ表情を描き出せた楽曲になりました。

 

結良:ドロップDの重い楽曲でありながら、原曲はもっとテンポの速い裏打ちの8ビートナンバーでしたが、アルバムを通したときの際立ちを考え、より重い感じにと都さんへ仕上げていただきました。

 

景夕:Kraの持ち歌の中へイカロスを題材にした「負の前進」という楽曲があります。。「逆想のイカロス」は、その続きのような感覚で歌詞を書きました。朝に空へ飛び立ちながら、太陽の熱で翼が解けて地上へイカロスが落ちたのなら、夜に月に向かって飛べばいいじゃない。一つの物事へ向かうに当たっても、そのやり方は幾通りもあること。それを自分なりに探そうというのが「逆想のイカロス」になります。

 

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これまでも、これからも変わることなく、今の関係を永遠に繰返し続けよう。それが「2/4」になった今の僕らの想いであり、願いだから。

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4人から2人へ。それでも、今まで通り変わらぬ日々を共に過ごし続けよう。「2/4」を通し、景夕と結良はKraを永遠に続けることを宣言。Kraらしい明るく解放感を持ったポップチューンに乗せ、ファンたちへ「これからも変わらない日々を続けよう」と2人は誘いをかけてきた。

 

景夕:たとえ状況が変わろうと、こうやって同じようにライブを通して会える日々を繰り返していける。もちろん、これからもずっとその日々を応援してくれるファンたちと繰り返し続けていけたら。そんな想いも込めています。

 

結良:もともと今回のミニアルバムの表題曲へと考えていたように、とてもKraらしい楽曲。ファンたちには、歌詞に込めた想いも含め、とても喜んでもらえる内容だけど、良い意味で過去のKraの延長にもある曲。そこで意表をついて新しいKraの面を見せたかったことから、リード曲が「Dis WORLD」になったわけですけど。逆に捉えれば「2/4」は、従来のKraファンはとても楽しんでもらえるし、僕らの今の気持ちが見えてくるぶん、とても安心を覚えてもらえる楽曲にもなっているなと思います。

 

景夕:「逆想のイカロス」を踏まえたうえでの「2/4」という流れを感じることで、良い意味で心救われた気持ちにもなってもらえるんじゃないかな。むしろ、そう感じてくれたら嬉しいなと思います。

 

結良:確かに、「2/4」を聞くことでファンの人たちは安心してくれると思うよね。

 

 

   「Kraらしさ」の中へ「新しい刺激」を塗し完成させたミニアルバムの「Dis WORLD」。Kraは、この作品を手に、3月20日より全国ツアー「Kra RELIESE LIVE 2020 【Dis WORLD】」をスタートする。新たなサポートメンバーたちと各地をまわることへの期待を、景夕は以下のように答えてくれた。

 

 

景夕:新たなサポートメンバーを迎えてのツアーとなるように、どんなステージングを描けるのか今から楽しみにしています。メンバーが変わることで、それぞれのメンバーが背負ってきたバックボーンもKraの音へ反映されるように、当然違ってきますからね。僕らも、そのメンツだからこそ生まれるKraの音楽を楽しんでいこうと思っています。

 

 

これからも、歩みを止めることなく邁進続けるKra。彼らは「これからも周年を重ねながらずっと進み続ける」と宣言。その言葉こそ、Kraを心の支えにしているファンたちにとって、何よりも嬉しい人生の支えになる。

 

 

結良 :だって音楽を、Kraを辞める理由が僕らにはないからね。Kra自体が決まりきった音楽スタイルがあるわけではないように、その都度、お互いに表現したい音楽をやれば良いこと。

 

景夕:ツアーやライブごとにコンセプトを変えて表現しているように、その都度のスタイルを楽しみながら。お客さんたちが不安にならないよう、これからもKraらしさを見せながら僕らは周年を重ね続けていきます。区切りの年になったらまた何か新しいことへ挑戦するなど、そういうバランスも上手く取り入れながらこれからも進み続けていきたいし、そうしていくだけですから。

 

 

 

その安心感を胸に、進化を止まないKraの新しい姿と未来へ突き進むうえで抱く真っ直ぐな想いをミニアルバム「Dis WORLD」を通して味わっていただきたい。

 

 

 

TEXT:長澤智典

 

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Kra Web

http://kra.tokyo/

Kra twitter

https://twitter.com/kra_staff

 

「Dis WORLD」 MV SHORT

 

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<リリース>

 

★都 啓一 (Rayflower・SOPHIA) プロデュース

2020年2月26日(水)発売

New Mini Album「Dis WORLD」

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  • 【(DOCUMENT MOVIE付き) 初回限定盤】

:YZPS-10019 / ¥6,050 (税込)

[CD+32PBOOKLET+DVD]

 

[CD]

1.Dis WORLD

2.言葉にしたい言葉

3.逆想のイカロス

4.2/4

 

[DVD]

・「Dis WORLD」MUSIC VIDEO

・DOCUMENT MOVIE:Kra 18th anniversary LIVE【 続・花の青春18切符 】@2019.09.11 TSUTAYA O-EAST {25分収録}

………………………………………… 

  • 【通常盤】

:YZPS-10020 / ¥2,420 (税込)

 [CD+8PBOOKLET]

 

[CD]

1.Dis WORLD

2.言葉にしたい言葉

3.逆想のイカロス

4.2/4

 

 

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<LIVE情報>

 

■Kra RELEASE LIVE 2020【 Dis WORLD 】

 

03.20 初台DOORS

03.28 静岡Sunash

04.04 今池GROW

04.05 心斎橋VARON

04.12 高田馬場AREA

04.25 町田The Play House

05.09 福岡DRUM Be-1

05.17 西永福JAM

05.23 新横浜NEW SIDE BEACH!!

 

[料金] 前売 各5,400円 (税込、D代別)

  • e+

https://eplus.jp/sf/word/0000004408

※2月22日(土)10:00発売