VISUNAVI COLUMN


Jin-Machine

2017/08/15 (Tue)

「Jin-Machine破壊担当あっつtheデストロイの『航海日誌』第十四回」

『音へ吸い寄せられて』

 

 

ある夏の日

 

季節は夏。でも夕暮れ時はどこか涼しくて。窓を開けると差し込んでくる風が心地よかった。

暑いのは嫌な自分だけどこの夏独特の空と風の香りはこの時期にしか味わえないもので好きだったりする。矛盾かもしれないけど時にその矛盾が良かったりもする自己満足ですね。

 

夕暮れ時の時間は一日の中で一番時が早く過ぎる感じがする。同時に一日が終わっていく感じがする。

朝の出かける前の時間も凄く早く感じるがそれはまた別ということにしておこう(笑)

 

ふと窓の外から何か聴こえてくる

 

外から祭囃子の音が聞こえる

 

「ん?近くで祭りなんかやってる場所なんかあったっけ?」

 

全く心当たりが無いのでとても不思議な感じだった。

 

ちょうど買い物にも行かなきゃだし覗いてみようかなと外に出る。

 

音のする方向に向かうもその場所は見えてこない。

 

あれ?どこだ?人の行き交うする様子も見えない。不思議だ

 

しばらく辺りを歩いてみる

 

段々と近づいてくる音。行き交う人。規模はそんなに大きくは無く普通の公園で行われていた。

 

「やっと見つけた。ここか!」

 

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口には出さなかったが心の中で思わず言葉が出た。

 

気づけばその祭りの光景に引き込まれていた。

時が止まった、いや数十年前にタイムスリップしたようなそんな感じすら覚え立ち止まって見入ってしまった。どこか懐かしくでもどこか切なくでも暖かく。

 

出店はほんの数店舗のみ。焼鳥の焼く匂いが風に舞ってより雰囲気を出してる。

BGMに合せ太鼓や笛の音を奏でてる。大人も子供も櫓の回りを踊っている。

回りでは大人も子供も楽しそうに会話をしている。みんな笑顔だ。

 

派手さはないがその場その時その空間を楽しんでるような。この時期にしか味わえないひと時だった。

昔の田舎のお祭りってこんな感じだったなと、その光景に幼初期の頃の思い出が重なった。

 

何か忘れてる気持ちを思い出したような、『それは何か?』と言われたら上手く言うことは出来ないけど自分の中で得るものがあったひと時だった。

あの時からすっかり大人になってしまったけど子供の頃の気持ちは忘れたらいけないよと夏の風が教えてくれたのかもしれない。

 

「さて、買い物して帰ろう」

 

いつしか気持ちが暖かくなった帰り道だった。

 

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おはようございます、こんにちは、こんばんは

 

敬礼っ(/”`・ω´)

 

この時期って気づくと外から遠くで鳴っている花火の音が聞こえたり、近所で花火してる音だったり、ご近所さんのところに親戚の方が来ているのかワイワイ話し声が聞こえたり。

 

風に舞って蚊取り線香の匂いだったり。色んなのが感じられるなと思うひと時だったりします。

 

都会ではどうなんだろう?我が家が田舎だからかもしれないです(笑)

 

今回は本当に不思議な話しで、たまたま祭囃子が聴こえてきたんですね。この辺りでお祭りなんか無かったよねと思って。たまたま開催してる時期に居なかったかもしれないけど(笑)

 

行ってみたら本当に時が遡った様な感じがして不思議でした。今この現代では見られないような本当にシンプルな地方の地元の小さなお祭り。

 

通りから眺めてただけだから不審者に思われたかもしれないけど(笑)本当に不思議だったので今回文章にしてみました。

 

小さい時は町内会の地区それぞれで数日ごとにお祭りやってて色んなところで祭囃子が聞こえたなとか思い出したです。今となっては数も少なくなったけどこういうのがまだあるんだなとそんな事を思ったり、年取ったな~と思ったり(笑)

 

それではでは~また次回☆

 

ぐっとらばい