VISUNAVI COLUMN


藍-AI-

2016/09/14 (Wed)

「藍-AI- コラム「FREAKOLOGY」vol.4」

「お菓子&カシスソーダ」

 

3rd Single「DESPAIR」を12月7日にリリースすることになりました。
ですが、まだ歌詞が8割しか出来ておりません。
それなのにタイトルやリリース日は決まっているなんて不思議に思いますよね。

 

音源をリリースするに至るまで一般的な流れを一通り説明すると、原曲が出来て歌詞を書き、編曲&レコーディング、マスタリングを終えて、プレスしてCDが出来ます。
それと同時に詳細を決め写真撮影やジャケットのデザイン、印刷をして宣伝をしてっていう流れですかね。
理想的なリリースの流れですが、なかなかそう順調にはいかないものなのです。

 

一先ずリリースの話はおいといて、今回は “歌詞”についてお話します。
わたくしは歌詞を書くのがどうも苦手でして大概苦労してなんとか書きあげています。
特にわたくしの場合は “伝えたい事”や “書きたい事”が無い場合がほとんどで、所謂感覚に任せて歌詞を書く事が多いのです。
逆に “書きたい事”がある場合もなかなか上手く言葉にならないこともあり、メロディに乗らなかったり歌いにくかったりでまた苦労します。
また、個人的に歌詞に関心がないというのも困りものであります。

 

じゃあ、適当に書けばいいじゃんと思うかも知れませんが、そうはイカの金●でありまして。
ちゃんと歌詞が大事だとわかった上でこそ苦労しているのです。
何も書く事がないながらも、必死に良い歌詞を書こうとしてます。
そんな中で苦労しながらもそれなりに苦しんで出来上がると、後々良い歌詞だなって自画自賛することもあるので、やはり手を抜くことはしません。

 

先ほど言った “良い歌詞”とは、個人的な解釈になりますが  “あるフィルターをかけた上で共感出来る詞”だと思っています。
例えばですねー…やっぱり例えるのはやめときます。
良い詞がつまんなくなる。

 

それとは別に “言葉の表現の仕方”も大事だと思います。
これは例えると、 “お前を愛している”よりも “おまえを●●愛している”みたいな感じですかね。
“空が暗い”よりも”誰にも触れられなかった空が、あまりにも近くで怯えて暗い “なんて感じで、ともすると捉え方によっては捻くれた表現みたいなものですかね。
いまいちピンとこない方が言葉って楽しいと思うのです。
戦争を知らない人がその愚かさを歌い、戦争を知らない人が細胞に刻まれた正義の感覚で聞く。
こういうのが真髄だと思うわけですよ。
真髄であるが故に、正解ではないとも思うのですが、これ以上は堂々巡りなのでやめときます。

 

最後に、どうでもいいかも知れないわたくしの歌詞を書く時のちょっとした決まりごとを勝手に述べておきます。
●出来るだけ一人称にしない
●出来るだけ同じ言葉を使わない
●出来るだけ言葉は少なくしたい
●出来るだけ感覚に委ねる
●歌詞の中に1フレーズだけ、本当に言いたい事を入れる
こんな感じで書いております。

 

全く参考にならないし共感も生まないよくわからない歌詞を書いてはいますが、結構本心だったりします。
最終的には本能的に “幸福”を願っているのかも知れません。
共感出来る歌を届けたいなら、光りよりも闇の方がいい。
輝かしい毎日を過ごしている人よりも、きっと辛い毎日を過ごしている人の方が圧倒的に多いはず。
だからこそ頑張って、一瞬の輝きを求めるんです。

 

それが歌であれば幸いです。
さらに言えば、それが3rd Single「DESPAIR」なら万歳です。